2012年4月12日(木)
lightから、6月28日に発売されるPSP用AVG『Dies irae ~Amantes amentes~(ディエス・イレ ~アマンテース アーメンテース~)』。その新情報をお届けする。
本作は、美少女ゲームブランド・lightから2009年12月に発売された『Dies irae ~Acta est Fabula~(アクタ・エスト・ファーブラ)』のPSP移植作。現代日本を舞台に、主人公・藤井蓮とナチスドイツの闇が生んだ超人たち“聖槍十三騎士団”の激しい戦いが描かれる学園伝奇バトルオペラアドベンチャーだ。PSP版では、これまで発表されたサイドストーリーすべてに大幅な加筆を行い、新たに収録。さらに、PC版で描かれなかったエンディングがつづられ、物語はさらなる“未知”に到達するという。
第2報となる今回は、本作の舞台となる諏訪原(すわはら)市や、聖遺物・位階などの用語について詳しく解説していく。PSP版の新規要素や作品の登場人物などは、電撃オンラインの『Dies irae ~Amantes amentes~』特集ページで確認してほしい。
ゲームの舞台となる諏訪原市は、戦前から戦後にかけて街が起こった日本の地方都市。東日本に位置しているが、寒い地域ではない。歴史の浅い街だが、日本有数のレジャー施設や巨大タワーなどが存在するため、人の出入りが激しい行楽地として機能している。雰囲気はお台場に近く、人口は80万を超える政令指定都市だ。
しかし、それらの華やかなイメージとは裏腹に物騒な噂も存在し、曰く、諏訪原市はオカルト的な都市設計に基づく呪法都市であるというもの。他にも、諏訪原が政令指定都市となって以来、10年以上の間にわたって人口が変動しておらず、調律されたその数は“偶然にも”武装親衛隊の隊員数とまったく同じであるという。このことは、街の住人なら大なり小なり皆が知っていることだが、しょせん与太話と思われているのが現状。
しかし、その実態は――。
作中で聖槍十三騎士団の団員たちが使用するマジックウェポンの総称。聖遺物とは、一般に過去の聖人が残した物品を指す言葉だが、本作ではもっと広範な意味を持つ。つまるところ、人の想念を吸い続けたことで意思を獲得した器物であり、必ずしも“聖なる”物とは限らない。
“餌”としたのが信仰心であれ怨念であれ、力あるアイテムならば聖遺物にカテゴライズされている。これらはすべて、大戦中にアーネンエルベ局が世界中からかき集めたもの。
聖遺物を兵器として武装化し、超常の力を行使する理論体系。読みはエイヴィヒカイト。聖槍十三騎士団の副首領、メルクリウスが組み上げた複合魔術であり、その駆式には人間の魂を必要とする。つまり、この理を操る者は常時殺人を続けなければならず、殺せば殺すほどに戦力を増大させることが可能。
他にも――
聖遺物およびその使徒は、聖遺物でしか破壊できない。
聖遺物を砕かれれば、その使徒も砕け散る。
聖遺物による攻撃は、物理的・霊的、両面で防がなければ止められない。
聖遺物の加護ある限り、使徒は不老であり不死である。
――という特性を持っており、この理を操る者には銃火器をはじめとする“常識的攻撃手段”が原則として通用しない。
殺した人間の数に相当する霊的装甲を常時まとい、魔道兵器として最高レベルの聖遺物をふるう無敵の理。だが、それすら副産物的なものにすぎないらしく、本来のエイヴィヒカイトがどのようなものか、何を目的とし何処に至るためのものか、生みの親である騎士団副首領以外、誰も知らない。
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