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2012年4月13日(金)

ドラマCD『さくら荘のペットな彼女』の収録を終えた松岡禎丞さんたち声優陣のインタビューをお届け!

文:電撃オンライン

 現在電撃屋で予約受付中のドラマCD『さくら荘のペットな彼女 - 椎名ましろのはじめてお世話 -』。その収録を終えた出演陣のインタビューをお届けしていく。

『さくら荘のペットな彼女』
▲ドラマCDのジャケットイラスト。イラストは溝口ケージ先生の書き下ろし。

 本作は、鴨志田一先生原作の電撃文庫『さくら荘のペットな彼女』をドラマCD化したもの。かわいくて天才的な絵の才能の持ち主だが生活能力が皆無な椎名ましろと、彼女の“飼い主”をすることになってしまった高校生・神田空太。そんな2人が暮らす学生寮“さくら荘”を舞台に、空太とましろ、そして寮の変人たちの学園生活が描かれていく。4月10日には原作小説の最新第7巻が発売された他、TVアニメ化が決定したことも明らかにされた。

 今回インタビューに参加してくれたのは、椎名(しいな)ましろ役の茅野愛衣さん、青山七海(あおやま ななみ)役の中津真莉子さん、上井草美咲(かみいぐさ みさき)役の高森奈津美さん、千石千尋(せんごく ちひろ)役の豊口めぐみさんたちさくら荘の女性陣を演じる4人と、主人公・神田空太(かんだ そらた)役の松岡禎丞さん。

 さらに、さくら荘の貴重(?)な男性住人である三鷹仁(みたか じん)役の櫻井孝宏さんと赤坂龍之介(あかさか りゅうのすけ)役の堀江由衣さんにもそれぞれコメントをいただいたので、最後までご覧いただきたい。

『さくら荘のペットな彼女』
▲ドラマCDの収録に参加した声優陣。

――まず初めに、本日のアフレコの感想や、実際にキャラクターを演じてみてどうだったかをお聞かせください。

松岡さん:神田空太君を演じさせていただききました松岡禎丞です。台本をいただいた時に、まずあまりのセリフ量にビックリしてしまって(笑)。しかもほとんど長文で常に叫んでいるんですよ。楽しい感じが聞いてくださる方に伝わればいいかなと思っています。

茅野さん:役にピッタリだったと思いました。

松岡さん:本当ですか!

茅野さん:(松岡さんが)重なるところや共感できるところがあると言っていたのを聞いて、たしかに空太は松岡さんにちょっと似ているところがあるなと思いました(笑)。

松岡さん:本当に、自分としては演じるのが楽しかったですね。

豊口さん:(松岡さんは)マジメなんです、すごく(一同笑)。

茅野さん:椎名ましろ役の茅野愛衣です。初めてお会いする方もいらっしゃったんですが、長く一緒に“さくら荘”で生活をしてきたような、そんな雰囲気がありました。聞いていただく皆さんに、そういう印象が伝わればいいなと思いながら演じました。ましろちゃんはパンツもはけないという、なかなかいない天然女子です(笑)。でもすごく冷静なツッコミやボケをするので、クスクスと笑えるようなところが作品の中にいっぱい入っています。ストーリーもおもしろいなと思いながら、最後までやらせていただきました。(松岡さんと)同じく楽しかったです。

――恥ずかしいセリフもありましたか?

茅野さん:たぶん、ましろちゃんは“恥ずかしい”という感覚があまりないと思うんですよ。やっている私が恥ずかしさを出してしまうと、ましろちゃんじゃなくなってしまいそうなので、ましろちゃんだったらこんな感じかな? という気持ちでやらせていただきました。……私恥ずかしいこと言ってました?

高森さん:言ってた(笑)。

豊口さん:そうらしいです。

茅野さん:でも、すごく自然に空太君との掛け合いができてよかったなと。これからアニメもあるので、ドラマCDの物語の前の段階が見られると思うと、楽しみになりました。

豊口さん:千石千尋役をやらせていただきました豊口めぐみです。非常に会話のテンポがよくて、特に空太君とましろちゃんのシーンは、ましろちゃんのローテンションと空太君のハイテンションが絡み合っていて楽しかったです。自分の役柄的には、空太君をからかうシーンがどんどん出てくるのですが、松岡君のキャラがわかったので、地でイケるなと(一同笑)。愛あるイジリをしていきたいと思います(笑)。(アフレコ現場は)きっと女性が多いので、よけいこういう雰囲気になってしまいそうです。

松岡さん:そうですね。

豊口さん:櫻井お兄さんは多分頼りにならないと思います。「1人で頑張って!」みたいな。

松岡さん:今日思ったんですけど、演じていて味方がいないんですよね……。

豊口さん:そうなんだよね、誰も助けてくれないんだよね。みんな役柄どおりのポジションにいるんじゃないかなと思えてきました(笑)。アニメになって絵が付いて、演じているのがどういう風に見えるのかとても楽しみです。

高森さん:上井草美咲役の高森奈津美です。今日初めて皆さんとご一緒させていただいたのですが、収録中もそれ以外も、さくら荘の雰囲気みたいなものがあって、松岡さんが大変そうでした(一同笑)。美咲ちゃんは自分の世界を持っていて、空太君と掛け合いをしている時も、1人でしゃべっているような気持ちになりながらやらせていただきました。でもこれが美咲なのだなぁと。猪突猛進といいますか、猪タイプといいますか(笑)。空太君に申し訳ないくらい1人でバーっとしゃべってしまって。美咲と空太に挟まれているましろちゃんが非常にかわいそうで……(苦笑)。

茅野さん:私、しゃべってない……みたいな感じでしたね。

高森さん:申し訳なくなってしまう感じです(苦笑)。このドラマCDはみんなパワフルで、すごく楽しい作品になったと思うので、アニメは、よりパワーアップしてお届けできるようにしたいと思います。

中津さん:青山七海役の中津真莉子です。ドラマCD二出演するのが初めての体験だったので、ドキドキして大変でした。共演者の皆さん、スタッフの皆さんにたくさん助けていただいた収録でした。七海は関西弁をしゃべるキャラクターで、私自身も大阪出身なので、すごく気持ちがわかるところがありました。気持ちが高ぶって感情が入りすぎると関西弁がつい出てしまう。(徐々に関西弁になりながら)普段は隠してるんですけど、しっかりと気持ちを伝えたい時は、ほんま関西弁になってしまうっていう……。ほらまた!

豊口さん:ほんとだ!(一同笑)

中津さん:そういうところがすごく似ているなと思って。また、作品を読んだ時も感じたのですが、キャラクターがそれぞれ皆さんにそっくりだなって(笑)。皆さんの演技を聞いている時も、演じている時もとても楽しかったです。アニメ化が楽しみです。頑張りたいと思います。

――続いて、演じてみて「このシーンがおもしろかった」など、印象に残っているシーンがありましたら聞かせてください。

豊口さん:見どころだらけだもんね。

松岡さん:見どころがありすぎて、どこをピックアップすればいいのか(笑)。美咲先輩と掛け合っている時のぶった切り感は、心が何回も折れそうになりましたね。

高森さん:(美咲は)全然聞いてなかったですからね。

松岡さん:「美咲先輩!」って言ってるのに、余裕でスルーされて進んでいくのが今までなかったので。アクションを起こしたら返されることが多かったので、思いっきりやってバッサリ斬られる感覚は、こういう気持ちなんだろうなと思いました。

高森さん:斬る方は自由に斬らせてもらってるんで、楽しいんですけど。

松岡さん:それでも空太君は慣れてきているんですよ。この子折れないなっていうのを聞いていただきたいです。斬られても立ち直っていくところが聞きどころです。

茅野さん:私はくしゃみですね。ましろちゃんてどんなくしゃみをするのか、すごく悩んだんですよ。自分なりに想像してやってみたんですけど、家で練習をしていたら、母親が本当にくしゃみをしてると思ったみたいです。実際こんなくしゃみする人いないと思いますけど(笑)。練習した中で、自分で一番ましろちゃんっぽいと思ったくしゃみをやってみました。そこが私的には悩んだシーンだったので、印象に残っています。ぜひ聞いていただきたいですね(笑)。

豊口さん:テンション高い×高いの組み合わせと、テンション高い×低いの絡み合いの差がすごかったです。中でも、空太くんとましろちゃんの高い×低いのやりとりが一番印象に残っています。シーンとしても長かったですしね。

茅野さん:(松岡さんが)1人でずーっとツッコミを。

豊口さん:オールツッコミみたいな感じでしたもんね。

茅野さん:私はひと言。しかも全部ボケてますからね。

豊口さん:そうなんだよね。「(松岡君の)血管が切れちゃうー!」って。

茅野さん:そんな話もしていましたね。血管には気をつけていただきたい。

豊口さん:しゃべっているうちにビシャーってなるんじゃないかって。(一同笑)

高森さん:美咲と空太君の掛け合いの中で、いろいろなパロディが多くて。元ネタがわかる人にはニヤニヤできるものがちりばめられています。そのあたりを聞きながら発掘していただけると、楽しみ方が広がるんじゃないかなと思います。

中津さん:やっぱり空太とましろのやり取りはテンションの差がすごいなって(笑)。関西人ながら笑ってしまうところばかりでした。後は、七海は空太に対して思いを抱えているので、つい関西弁になってしまうシーンがあるのですが、そんな心が切り替わる部分の描写を聞いていただきたいです。

→“ペットな彼女・彼氏”はアリですか?(2ページ目へ)

(C)鴨志田一/アスキー・メディアワークス イラスト:溝口ケージ

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データ

▼ドラマCD『さくら荘のペットな彼女 - 椎名ましろのはじめてお世話 -』
■メーカー:アスキー・メディアワークス
■発売日:2012年6月28日
■希望小売価格:3,150円(税込)
 
■ドラマCD『さくら荘のペットな彼女 - 椎名ましろのはじめてお世話 -』の購入はこちら
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