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2012年4月11日(水)

『ソウルキャリバーV』世界一を決める“ソウルキャリバーV ワールドチャンピオンシップトーナメント”が開催!

文:megane

 アメリカ・ラスベガスで現地時間4月10日、PS3/Xbox 360用ソフト『ソウルキャリバーV』の世界一を決める大会“ソウルキャリバーV ワールドチャンピオンシップトーナメント”が開催された。

 本大会は、各地域のトーナメントを勝ち抜いてきた精鋭が集められ、日本から2人、アメリカから4人、ヨーロッパから2人の計8人によって争われるものだ。

 日本からはPS3版トーナメント準優勝のトイレ選手(ツヴァイ)、Xbox 360版トーナメント4位のSHK選手(ピュラΩ)の2人が選出され、世界の強豪と『ソウルキャリバーV』で戦い合った。

■トイレ選手は優勝者に善戦するも初戦敗北

▲日本代表の1人、トイレ選手。▲ドミニカ共和国出身のOMEGADR選手。

 トーナメント第1戦はトイレ選手(ツヴァイ)とドミニカ共和国のOMEGADR選手(ナイトメア)。トイレ選手は、自身が得意とする連携を軸に攻め立て、パーフェクトでの勝利などもあったものの、最後に両者の残り体力がわずかになったところを投げからの連携で攻められ、初戦は敗北してしまった。

 敗戦後、トイレ選手は自身の敗因について、「勝てる試合を落としてしまった。ちょっと慎重になりすぎた」と語った。その他、対戦相手のOMEGADR選手について、「日本にいるナイトメア使いのほうが強い」と評していたのだが……。

 もう1人の日本人選手であるSHK選手は、第1回戦で優勝候補の筆頭と言われていたフランスのKeev選手(ナイトメア)と対戦。1本目は2-2と競っていたものの落としてしまい、続く2本目は3本ストレートでの敗戦となってしまった。

▲日本代表のSHK選手▲優勝候補の1人、Keev選手。

 SHK選手はこの敗因について「1本目は相手も攻め気味になっていたので、こちらもいい感じにやりあうことができた。2本目からはKeevが待ち気味でこちらの動きに対応してくる戦法をとってきたのですが、僕自身は1本目のイメージでそのまま行ってしまった。そこから修正できなかったのが敗因ですね」と語っていた。


■ルーザーズで体力0からの大逆転劇を見せるも……

 惜しくもルーザーズブロックにまわってしまったトイレ選手とSHK選手。トイレ選手はレイシャ使いのHYRUL選手と、SHK選手は御剣使いのRTD選手とそれぞれ対戦する。

 「ツヴァイ対策ができているプレイヤーはそれほどいない」と語っていたトイレ選手、確かに1戦目で戦ったOMEGADR選手は明らかにツヴァイの連携に対応しきれていない様子だったが、次戦で戦ったHYRUL選手は、数少ないツヴァイ対策済み選手であった。

 トイレ選手の攻撃を、距離と横避けで確実に避けていくHYRUL選手。1本目を3-2で落とし、2本目もあっという間にあと1撃で負けるというところまで来てしまった。しかし、ここからトイレ選手の猛反撃が始まり、見事0ドットからの逆転に成功し、会場を大いに盛り上げた。しかし反撃もここまで。中距離からのけん制と下段攻撃をうまく散りばめたHYRUL選手に惜しくも敗れ、大会敗退となってしまった。

 SHK選手は、アメリカの御剣使いであるRTD選手と対戦。1ラウンド目は勝利したものの、2ラウンド目から御剣のリーチを生かした中距離からの攻めを捌ききれず、1-3、0-3であえなく敗北してしまった。

▲大技が決まると会場は大盛り上がり。トイレコールも沸き起こりました。

■優勝はなんとトイレ選手と初戦で戦ったOMEGADR選手!

 ウィナーズ、ルーザーズそれぞれでトーナメントが進行していき、優勝候補であるKeev選手を破ったOMEGADR選手、そしてウィナーズでKeev選手に敗れたものの、ルーザーズでそのKeev選手にリベンジを果たしたフランスのAkire選手(御剣)が決勝を戦うことに。

 決勝戦は、1ラウンド目からAkire選手がパーフェクトを奪うなど、波乱に満ちた展開となった。しかしラウンドとしてはOMEGADR選手が順調にとっていく。対するAkire選手も3度のパーフェクト勝ちをしつつ、順調に勝ちを重ねていき、ついにマッチポイントとなる4-2で7本目を迎えた。

 しかし、ここからがOMEGADR選手の底力。3本目から2勝12敗とAkire選手に水をあけられていたOMEGADR選手だったが、7本目からは逆に8勝1敗とAkire選手を大きく突き放し、見事に初代『ソウルキャリバーV』世界王者となったのだった。

▲見事優勝を勝ち取ったOMEGADR選手。
▲2位となったAkire選手と3位のKeev選手。どちらもフランス出身の選手だ。

 トイレ選手に辛勝したOMEGADR選手が優勝! 確かに記者の目から見ても、第1戦目のOMEGADR選手の動きはここまで勝ち上がるようには見えなかった。これについてトイレ選手は大会終了後に「勝利の女神とも言いますか、“大会力”の差が出たのではないでしょうか」と語っていた。

▲会場外では選手たちが盛んに情報交換などをしており、和やかな様子だった。

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