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2012年4月12日(木)

『ドラゴンボールZ for Kinect』など気になる新作が続々登場! “NAMCO BANDAI GLOBAL GAMERS DAY 2012”が開幕

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスアメリカとバンダイナムコゲームスヨーロッパは、アメリカ・ラスベガスにて現地時間4月10日、11日にプライベートイベント“NAMCO BANDAI GLOBAL GAMERS DAY 2012”を開催した。

 ここではイベントで報道関係者向けに行われたプレスカンファレンスの模様をお伝えする。なお、プレスカンファレンスでは、さまざまな新タイトルが発表されているが、撮影が禁止されていたため、テキストのみでの紹介となる。

▲会場内は撮影禁止だったため、こちらは開催前の会場外の模様だ。

■カーク船長とミスター・スポックを操る『STAR TREK』

 ヘビーなSFファンにとって、どうしても避けては通れない作品がある。それがこの『STAR TREK』だ。原作は1966年に始まったテレビドラマで、現在までに17作品ものドラマシリーズや映画が公開されている。

 その『STAR TREK』のゲーム版となる本作は、カーク船長とミスター・スポックを操って、敵と戦っていくTPSタイプのゲームとなっている。会場ではXbox 360のコントローラを使い、3Dメガネを着用してのデモが行われたが、対応ハードは発表されなかった。発売予定日は2013年初頭で、日本での発売については未定。

■世の少年たちの願望が実現! 『ドラゴンボールZ for Kinect』

 マンガが好きな男子ならばみんな、一度は“自分にもかめはめ波が撃てるかも?”と思い、人知れずかめはめ波の練習をしたことがあるのではないだろうか。そんな少年たち(元少年含む)の願望を叶えてくれるソフトがXbox 360 Kinect専用タイトル『ドラゴンボールZ for Kinect』として登場する。

 本作には50種類ものキャラクターが登場し、原作そのままの技を、自分の体を使って繰り出すことができる。会場でのトレーラームービーでは、孫悟空、フリーザ、クリリン、ラディッツ、ヤムチャなど、原作に登場したキャラクターはきっちりと収録されているようだ。そのほか、QRコードをKinectに認識させて、キャラクターをアンロックさせるシステムも搭載している。発売は2012年10月を予定。ただし、日本での発売時期は未定。

■世界でも人気は爆発! 『One Piece:Pirate Warriors』

 『One Piece:Pirate Warriors』は、日本では2012年3月に『ワンピース海賊無双』として発売されたタイトル。世界各地で人気の高い『ワンピース』が、コーエーテクモゲームスが誇る開発チーム“ωForce”の手によって、爽快感のあるアクションゲームへと昇華させている。北米および欧州での発売日は未定。

■ユーザーの後押しによって実現したPC版『Dark Souls』

 続けて紹介されたのが、フロム・ソフトウェアが2011年9月に発売した(北米は2011年10月)アクションゲーム『Dark Souls』のPC版となる『Dark Souls Prepare to Die Edition』だ。

 開発を担当しているディレクターの宮崎英高氏は、このPC版について「PS3版の開発当初はPC版を作ることになるとは夢にも思わなかった」と語り、「Facebookなどでのユーザーからの要望が反映されたものだ」と述べた。PC版はただの移植というわけではなく、新たな敵やエリア、語られなかった物語などが追加されたものになるという。発売は8月24日を予定しており、Games for Windowsに対応。おそらくXbox LIVEの実績にも対応していると思われる。

■『二ノ国』PS3版が欧米でも! 『NI NO KUNI WRATH OF THE WHITE WITCH』

 『NI NO KUNI WRATH OF THE WHITE WITCH』は、日本で2011年11月に発売されたPS3タイトル『二ノ国 白き聖杯の女王』の海外版だ。本作はレベルファイブ10周年を記念する作品と位置づけられており、「売り上げよりも自分たちがやりたいことを打ち出していった作品」と本作の制作総監督を務めた日野晃博氏は語った。欧米での発売時期は2013年第一四半期を予定している。

■12年の時を経て『鉄拳TAG』が家庭用に帰ってきた! 『鉄拳タッグトーナメント2』

 『バーチャファイター』とともに3D格闘ゲームのアーケードシーンを牽引してきた『鉄拳』シリーズ。現在も『鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド』がアーケードで稼働中であるが、その移植タイトルが『鉄拳タッグトーナメント2』として2012年9月に登場する。

 最新作『鉄拳タッグトーナメント2』のプレゼンを行ったのは、国内外でカプコン小野氏、ヴァルハラスタジオ板垣氏とともに話題を振りまいている『鉄拳』ディレクターの原田勝弘氏。特にカプコン小野氏とはメーカーの枠組みを超えたコラボレーションを行なっている原田氏だが、「今回は小野さんは来ていないということで非常にリラックスしています」と会場の笑いを誘っていた。

 本作について原田氏は、「『鉄拳タッグトーナメント2』というタイトルにはとどまらない、パーフェクトな『鉄拳』を目指している。2vs2の戦いだけでなく、従来通りの1vs1や、2vs1といった変則的な組み合わせにも対応している」と述べた。その他、キャラクターについても「現在の『鉄拳』にいる44キャラクターだけでなく、さらに増えることになる。おそらくみなさんが想像している以上のキャラクターが増えることになるだろう。ヴァルハラスタジオの板垣さんに“これは増やしすぎではないか”と言われたほどだ」と語り、ボリューム面での期待をふくらませる発言をしていた。

 本作独自のモードとしては、詳細は明かされなかったが“ファイトラボ”というモードがあることがわかった。原田氏はこのモードについて「初心者はこのモードで『鉄拳』がわかるようになり、上級者は自分好みのコンボを組み合わせたキャラクターが作成できる」と語っていた。

 開発の進行状況は10%ということだが、会場では原田氏によるプレイデモが行われた。デモではPS3版を使用して2vs2を4人で遊ぶ“ペアプレイモード”が紹介された。PS3コントローラでは“R1ボタン”が交代ボタンとなっているが、プレイしているプレイヤーだけでなく、控えプレイヤーも自由にボタンを押して交代させることができる。とっさのピンチに仲間が機転を利かせてキャラクターを交代させる、といった場面も多くありそうだ。

▲カンファレンスを終えて会場の外に出ると、原田氏とともに壇上に登場したシャオユウとリリの衣装に身を包んだ彼女らが、『鉄拳タッグトーナメント2』ペイントのランボルギーニ・ムルシエラゴとともに待ち構えていた。

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