2012年4月18日(水)
lightから、6月28日に発売されるPSP用ソフト『Dies irae ~Amantes amentes~(ディエス・イレ ~アマンテース アーメンテース~)』。その登場キャラクターたちを4回にわたって紹介していく。
本作は、美少女ゲームブランド・lightから2009年12月に発売された『Dies irae ~Acta est Fabula~(アクタ・エスト・ファーブラ)』のPSP移植作。現代日本を舞台に、主人公・藤井蓮とナチスドイツの闇が生んだ超人たち“聖槍十三騎士団”の激しい戦いが描かれる学園伝奇バトルオペラアドベンチャーだ。PSP版では、これまで発表されたサイドストーリーすべてに大幅な加筆を行い、新たに収録。さらに、PC版で描かれなかったエンディングが追加され、物語はさらなる“未知”に到達するという。
電撃オンラインで展開している本作の特集ページ。その特集企画の一環として、登場キャラクターをシナリオライター・正田崇さんのコメントとともに紹介する。第1回は、主人公の藤井蓮や綾瀬香純、マリィなど5人をピックアップ!
「なくしても戻ってくるということは、つまり価値がないってことだろう」
†Status
身長176cm 体重62kg
†Profile
やや社交性に欠ける一匹狼気質の主人公。年齢のわりには達観した感があるが、女性然とした柔らかい顔立ちがコンプレックスになっているため、容姿を褒められると不機嫌になる。禁句に触れさえしなければ人当たりはいいのだが、ごくわずかな友人を除いて学園では一線引かれているのが現状。加え、2カ月前に遊佐司狼と限度を超えた喧嘩を行い、ともに病院送りとなった事実がより一層彼の悪評に拍車をかけている。
自分にとっては珍しいニュートラル型の主人公です。
学園系、巻き込まれ系という2つの王道を意識していたので、それらを合わせた日常崩壊系が作品のメインコンセプト。だから主人公は事が起きるまで普通に生活していた普通の子でなくてはならない。平たく言えば等身大であるように。
と設定しておきながら、いざ書いていくと早々にぶっ壊れました。具体的には第2話あたりから。超序盤。挫折早いな俺。
ゆえに自分が普通じゃないのを自覚しているからニュートラルであろうとしている。そこに救いがあると信じているというキャラに方向転換。これはまあ、普通の主人公を書こうとしたのに書けなかったという自虐でもありますが、結果としてうまくシンクロできたと思います。ある意味不安定なキャラですが、その不安定さの堅持こそが藤井蓮の本質、魂。
まあ、手っ取り早く言ってしまうと、半端ない中二病なわけですよ。なぜならこの世界、病の度合いが濃い奴ほど強いという設定なので。ええ、蓮をはじめとするトップランカーは、どいつもかなりイっちゃっているので覚悟するように。
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