2012年4月16日(月)
ブーストオンは、PSP用ソフト『クロノベルト -Schwarz Oath-(シュヴァルツ・オース)』を、7月26日に発売する。価格は通常版が5,040円(税込)で、初回限定版が7,140円(税込)。
本作は、美少女ゲームブランド・propellerから発売されたPC用ソフト『クロノベルト-あやかしびと&BulletButlersクロスオーバーディスク-』にシナリオや描き下ろしイベントCGなどを追加した移植作。
追加シナリオには、メインキャラクターはもちろんのこと、PC版では描かれなかったキャラクターのエピソードも収録。また、シナリオはすべてPC版のシナリオを担当した東出祐一郎さんの全面監修となっている。描き下ろしCGは、PC版を手掛けた中央東口さんが担当し、新規シナリオパートはもちろんのこと、「ここにイベントCGが欲しかった」とユーザーの声が高かったパートにも、描き下ろしイベントCGが追加される。
なお、初回限定版には、東出祐一郎さん全面監修によるドラマCD“トーニャの部屋(仮)”と、PSP版の追加イベントCGを含むグラフィック資料を集めた設定資料集が同梱予定だ。
■ドラマCD“トーニャの部屋(仮)”出演者
・トーニャ(籐野らん)
・如月双七(保村真)
・リック・アロースミス(平井達也)
・アルフレッド・アロースミス(小次郎)
・渡良瀬雪(このかなみ)
・ルダ・グレフィンド(野神奈々)
・一乃谷刀子(一色ヒカル)
・雲外鏡(風音)
・ガラ・ラ・レッドウッド(松涛エルザ)
秋も深まり、もうじき冬が始まろうとするころ。ここ私立神沢学園では、3週間後の学園祭に向けて早くも生徒たちの暴走が始まっていた。
すでに寝泊りを始めた者、校舎を改造しようとする者、賭博場を開こうとする者――。
彼らの暴走を抑えつつ、クラスの出し物、さらには生徒会としての出し物までも成立させようとすることで、神沢学園生徒会の面々は疲弊の局地に達していた。
そんな折、八咫鴉の屋敷にあった銅鏡から奇妙な義手をつけた男が現れる。男の名はアルフレッド・アロースミス。とある妖(あやかし)から与えられた目的を遂げるため、彼はこの異世界に辿り着いたのだが――。
すべてが終わり、平穏を取り戻したオセロットシティ。
フォルテンマイヤー家の屋敷で不可解な現象が起きる。古い骨董品の鏡から、1人の少女が飛び出してきたというのだ。幼い少女はフォルテンマイヤー家に引き取られ、コゼットがその世話を引き受ける。
一方、その少女を追って1人の男がゴルトロックに降り立つ。かつて少女に人生を奪われた男の名は九鬼耀鋼といった。
――これは復讐ではなく、義務だ。
彼はそう言いつつ、単身フォルテンマイヤー家の屋敷に乗り込むが……。
そこは夜から始まり、夜に終わる世界。
そこは12時間で終わる世界。
そこは先ほど歩いていたはずの道が、気紛れに違う場所へ繋がってしまう世界。
そして。何が起こっても、何事もなく繰り返される日々。
混沌都市――そこは幻想世界(ゴルトロック)の住人たちと、神沢市の人妖たちが殺し合う世界。
繰り返しに気付いた如月双七とリック・アロースミスは絶望的な状況下をどうにかして打破しようとするが――。
『あやかしびと』の主人公。人生の大半を孤島の病院で過ごしてきた世間知らずで、外の世界に強い憧れを抱いている。かなりお人よしかつ天然、感動屋で涙もろく、よくすずにその点を説教されている。ツンツン頭は地毛だが、不良っぽいのでコンプレックスである。
『あやかしびと』のメインヒロイン。『あやかしびと』本編では双七以外の人間にはかなりの憎悪を抱いていたが、現在は双七や生徒会のために頑張っている。双七に対してだけは自分が護らなければと優しいお姉さんぶるが、パニック状況にはめっぽう弱い。獣耳ブームがきていると聞きつけ「私の時代が来たっ!」と浮かれている。
『Bullet Butlers』の主人公でハーフエルフ。フォルテンマイヤー家の執事であり、セルマに仕えている。どことなくのんきで穏やかで口調も丁寧なので甘い男と見られがちだが、敵対する相手には容しゃがない。両親はすでに死亡。いろいろとわけありの過去を持つ。
『Bullet Butlers』のメインヒロイン。ドラゴニュート。フォルテンマイヤー家当主であり。厭世的で世の中を斜めに見ている。だが、ちょっと寂しがりやな一面も。後継者の資格などないと小さいころから頑なに考えていたが八英雄の“末裔たる者”の証である聖紋をその身に受け継ぐこととなり、苦悩している。
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