2012年4月26日（木）

キッズタイムの導入も検討！『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オンライン』商品説明会で発売日や価格を発表

　スクウェア・エニックスは、現在開発中の『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オンライン』についての商品説明会を、東京都内の本社で開催した。

　『ドラゴンクエストX』は、シリーズ初のオンライン対応作品となる人気RPG『ドラゴンクエスト』の最新作。ゲーム開始時はオフライン状態で物語の序盤をプレイし、その先は他のプレイヤーとネットワークでつながる世界で新たなストーリーを体験できる。オンライン時は、他のプレイヤーと一緒に冒険することもできれば、酒場でAIの“サポート仲間”を雇って1人で遊ぶこともでき、自分のペースでプレイ可能だという。Wii版に続いて、Wii U版の発売も予定されている。

　速報でお届けしたように、商品説明会では、本作の発売日や価格などが発表された。他にも、現在行われているベータテストの現状や今後のスケジュールも明らかになった。


▲三宅エグゼクティブプロデューサー。

　最初に登場したのは、エグゼクティブプロデューサーの三宅有さん。2月から実施しているベータテストでは、オンライン化への不安もあり、厳しい意見もあったようだが、「『ドラクエ』らしさや新しいおもしろさがあるといった、いい意見も多く寄せられている」と付け加えた。テスターをはじめとする多くの人の協力のおかげで、開発は順調。発売までの形が整ったために、今後の展望や価格・発売日を発表することにしたという。


▲齊藤プロデューサー。

　続いてプロデューサーの齊藤陽介さんが、ベータテストの現状を報告。「下は小学生から上は私くらいの年齢の方まで、予想以上に幅広い層が参加されています」とプレイヤーについて公開した。プレイ時間や戦闘回数も開発スタッフが予想していた以上に多く、テスターに対して謝辞を述べた。参加規模は順調に増大し、最終的には30,000人～50,000人規模での実施を予定しているようだ。

　ピークタイムも通常のオンラインゲームとは異なり、22：00前後という少し早い時間にある。また土曜・休日だと、夕飯前と夕飯後に山があり、主婦層も遊んでいるとのこと。


▲さまざまなデータとともに、現状が公開された。意見を書き込めるフォーラムには、初めてオンラインゲームをプレイする人や、シリーズファンからの意見がたくさん来ているという。

　今後の展望としては、参加人数、時間の拡大に加えて、ゴールデンウィークには24時間サーバー稼働のテストやイベントテストも検討中。ユーザーからの意見を参考に、レベルアップ時にパラメータを表示したり、“おうえん”の距離を延ばしたり、さまざまな改良を日々行っている。

　ここで、気になる価格、利用料金、発売日が発表された。価格は通常版が6,980円（税込）で、Wii USBメモリー同梱版が8,980円（税込）。ともにWii用12センチディスク2枚組で、どちらのパッケージにも、20日間の無料利用券が付属する。無料利用券があるため、齊藤プロデューサーは「少し遊んでみたいという人も気軽に楽しめます」と説明した。なお、Wii USBメモリー同梱版は任天堂から発売される。

　利用料金は、30日間利用券が1,000円（税込）/Wiiポイント、60日間利用券が1,950円（税込）/Wiiポイント、90日間利用券が2,900円（税込）/Wiiポイントとなる。いずれも、3キャラクターまで作成可能だ。30日間増やすごとに、50円/Wiiポイントずつお得になっていく。

　さらに齊藤プロデューサーは、子どもたちが気軽にプレイできるよう、利用券不要で無料プレイできる時間帯“キッズタイム”も用意しようとしていることを明らかに。具体的な時間については、今後実施する体験会やユーザーの意見などを参考に決めるということだ。

　最後に、発売日が公開された。発売日は8月2日！　開発者もゲームに入り、今後も開発を進めていくというので、期待しておこう。

データ

キッズタイムの導入も検討！ 『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』商品説明会で発売日や価格を発表

キッズタイムの導入も検討！『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オンライン』商品説明会で発売日や価格を発表