2012年5月14日(月)
日本ファルコムの楽曲を制作・演奏しているバンド“ファルコムjdkバンド”によるライブ“Falcom jdk BAND 2012 Super Live in nicofarre ~今日は零の軌跡 Evolution・那由多の軌跡・Ys25周年記念祭りだぁ~”が、5月12日に東京・六本木のニコファーレで開催された。そのライブの模様と、ライブ終了後に行われたjdkバンドへのインタビューをお届けする。
●イカルス渡辺(ボーカル) ●小寺可南子(ボーカル)
●井上央一(ギター) ●寺前 甲(ギター)
●榎本 敦(ベース) ●岡島俊治(ドラム)
●上倉紀行(キーボード) ●水谷美月(ヴァイオリン)
今回のライブはキャラアニの主催によるもので、この夏に発売されるPS Vita『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』(8月発売予定)やPSP『那由多の軌跡』(7月26日発売)、今年で25周年を迎える『イース』シリーズをテーマとする形で行われた。
会場となったニコファーレは、壁の全面にLEDディスプレイが設置されており、ゲームのビジュアルやバンドメンバーの映像が映し出される他、ニコニコ生放送の視聴者からのコメントも表示できる仕組みになっている。夜の部である第2部ではニコニコ生放送が行われ、会場の観客はもちろん、ニコニコ生放送の視聴者も参加する形で、演奏について合いの手を入れたり、拍手や絶叫をコメントしたりと、ライブを盛り上げていた。
▲約300人が入れる会場は、2回の公演のどちらも満席。会場にはマスコットキャラの“みっしぃ”も登場して、多くのファンが記念写真を撮影していた。 |
ライブのオープニングは、イカルス渡辺による「発情してるかー! テンションアガットー!!」と、ファンなら思わずニヤリとしてしまう熱い絶叫からスタート。『零の軌跡』の通常戦闘曲であるアップテンポな『Get Over The Barrier!』が演奏され、会場は早くも興奮状態となった。
▲ライブ名となっている『零の軌跡 Evolution』や『イース』に関連する楽曲を中心に、『ソーサリアン』や『ぽっぷるメイル』といった心憎いチョイスも演奏。『那由多の軌跡』の主題歌も歌われた。 |
その後も『軌跡』シリーズや『イース』シリーズを中心とした名曲が演奏されていったが、特に盛り上がったのが9曲目『TO MAKE THE END OF BATTLE』から13曲目『Inevitable Struggle』までの数十分間。この5曲は主にボス戦といったバトルで使用される熱い曲ばかりで、しかもそれらがメドレー形式で間断なく演奏され続けた。観客の手拍子も止まることなく、会場の雰囲気は大きく盛り上がった。
▲昨年のライブ同様、自前の角をつけて登場したイカルス渡辺。『イースII』のオープニング曲『TO MAKE THE END OF BATTLE』の演奏前には、モニタにPC版のゲーム画面が映し出され、イカルス渡辺が「ダームの塔が沈黙しました」と、アドリブでナレーションを入れる演出があった。 |
その後、『零の軌跡 Evolution』用の新曲やアレンジ曲が演奏され、『イースVI』の名曲である『パンドラ』でライブは終了。この時点ですでに観客の盛り上がりはすさまじかったが、本当のクライマックスが訪れたのはアンコールからだった!
アンコールに応じて登場したメンバーが演奏した1曲目は、『イースI』の草原の曲として知られる『FIRST STEP TOWARDS WARS』。誰もが知っている名曲の演奏による興奮が冷めないうちに、続いて歌われたのは『那由多の軌跡』の主題歌『那由多の星の物語』。ボーカルの小寺さんが作詞を行ったというこの曲で、観客の盛り上がりも最高潮に! その後も『Cry for me,cry for you』、『銀の意思 金の翼』と、『軌跡』シリーズの主題歌が歌われ、約2時間以上にわたるライブは幕を閉じた。
▲アンコールとは思えない密度の4曲によって、会場の盛り上がりはピークに! ちなみにアンコールの演奏は、ゲーム中の主人公が着ている制服を模したTシャツなどを着て行われた。 |
なお、ライブ中に次のjdkライブについて発表された。7月21日に東京・日本橋の三井ホールで行われるとのことで、詳しくはjdkバンドライブ特設サイトでの続報をチェックしてほしい。
■“Falcom jdk BAND 2012 Super Live in nicofarre ~今日は零の軌跡 Evolution・那由多の軌跡・Ys25周年記念祭りだぁ~”セットリスト
01.『Get Over The Barrier!』/『零の軌跡』
02.『MIGHTY OBSTACLE ~The Wind of Zemeth』/『イースVI』
03.『Maybe it was fated』/『空の軌跡SC』
04.『Feena~女神たちの囁き~』/『イース』
05.『星の在り処 Bossa nova』/『空の軌跡』
06.[第1部]『LILIA』/『イースII』
[第2部]『誰かがあなたを愛してる』/『ぽっぷるメイル』
07.『遥かなる時を越えて』/『ソーサリアン』
08.『Endless History』/『イース』
09.『TO MAKE THE END OF BATTLE』/『イースII』
10.『OVER DRIVE』/『イースII』
11.『Intense Chase』/『零の軌跡』
12.『Formidable Enemy』/『零の軌跡』
13.『Inevitable Struggle』/『零の軌跡』
14.『セルリアンブルーの恋』/『零の軌跡 Evolution』
15.『way of life -Evolution Edit-(仮)』/『零の軌跡 Evolution』
16.『RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN ~I’m here for you』/『イースVI』
17.『パンドラ』/『イースVI』
【アンコール】
18.『FIRST STEP TOWARDS WARS/『イースI』
19.『那由多の星の物語』/『那由多の軌跡』
20.『Cry for me,cry for you』/『空の軌跡 The 3rd』
21.『銀の意思 金の翼』/『空の軌跡SC』
ライブ終了後にjdkバンドメンバーへインタビュー!→(2ページ目へ)
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