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2012年5月15日(火)

『FIFA 13 ワールドクラス サッカー』がついに始動! 日本での発売は2012年秋

文:電撃オンライン

 エレクトロニック・アーツは、PS3/PS Vita/PSP/Xbox 360用サッカーゲーム『FIFA 13 ワールドクラス サッカー(以下、FIFA 13)』を2012年秋に発売すると発表した。価格はPS3版/Xbox 360版が各7,665円、PS Vita版が5,980円、PSP版が4,980円(すべて税込)。

 『FIFA』シリーズは、同社が1994年から発売しているサッカーゲームで、国際サッカー連盟“FIFA”の公認により、数多くのチームと選手が実名で登場するのが特徴。2009年に発売した『FIFA 09 ワールドクラスサッカー』からは、キーパーを除いた10人vs10人でのオンライン対戦を実現するなど、先進的なゲームシステムをいち早く搭載しているのも特徴の1つだ。

 ここでは、今回新たに発表された『FIFA 13』の紹介に加えて、ロンドンで行われた開発陣へのインタビューも合わせてお届けする。

■リアルへの追求をより深めた『FIFA 13』

 最新作である『FIFA 13』には、前作『FIFA 12 ワールドクラス サッカー』に寄せられた、ユーザーからのさまざまなフィードバックへの回答が盛り込まれている。その最たるものが“1st touch Control”と呼ばれる、ボールタッチの見直しだ。従来作では、どんなレベルの選手でも受けたパスを完璧にコントロールできるシステムになっていた。

 しかし、今作ではリアルにより近づけるために、パスを受けるシチュエーションによっては、ボールを弾いてしまうなどの場面が増えるという。しかし、これによって遊びにくくなったわけではないようだ。逆にルーズボールが増えることで、従来作よりも選手のポゼッションが大事になるという、より現実に近いサッカーのかたちを求めたものとのこと。

 また、選手同士のスキルの差をはっきりとさせることで、メッシやイブラヒモビッチといったチーム内のスーパープレイヤーを、他の選手から突出した存在にできるという。

■選手がより自然な動きをするように!

 『FIFA 13』には、“Attacking Intelligence”という新たなアルゴリズムが取り入れられている。これは、ピッチ内の空きスペースについての分析方法を一新したもので、主にボールを持たない選手の動きが、より自然になるように考えられたシステムだ。

 例えば、前作までは選手が走っていく際に、空いたスペースをつねに計算していたため、不自然にジグザグに進む場面が多かった。今作では、ランニングの最終目的地までを考えて走るように調整されており、これによってスムーズに曲線を描いて走るようになった。同じく、オフサイドラインの前後では、なるべくオフサイドにならないような曲線でチームメイトが走りこむように調整されている。

▲Attacking Intelligenceにより、ボールを持っていない時の味方の動作が改善されている。オフサイドライン近くでは、オフサイドにならないような軌道で移動するといったことも。

 また、同様に選手たちの体の動きも改善されている。前作では選手たちが競り合っている際に、腕がありえない方角に曲がってしまうことや、もつれ込んで倒れた選手たちがそのまま立ち上がろうとして、まるでキスをしているような状況になってしまうことがあった。

 前者については体のパーツごとの強さを見直すことで、不自然にならないように調整。後者については選手が重なっているときは左右にローリングさせてから立ち上がらせることで、より自然に立ち上がっているように見せている。

▲フリーキック時に作る壁の自由度が上がったのもポイント。壁の人数の増減だけでなく、相手チームのメンバーが壁に入ることもある。

ロンドンで収録したインタビューでお届け!→(2ページ目へ)

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