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2012年5月16日(水)

世界に1体しかいないウルドラゴンを討伐せよ! 『ドラゴンズドグマ』完成発表会で最新モンスターやコラボ情報が明らかに

文:電撃オンライン

●実機を使ったデモ

 ここで、実機を使ったデモプレイが行われた。実演されたのは、これまでに情報があまり出てこなかった、イビルアイとのバトルだ。イビルアイは最高クラスの魔法生命体で、かなり強力な魔法を使うという。

『ドラゴンズドグマ』

 体にしがみついてみようとしたが、触手に邪魔されてしまう。イビルアイは、物理攻撃も魔法攻撃も受け付けない上に、あらゆる状態異常を引き起こす攻撃をしてくるというかなり厄介な敵。伊津野ディレクターの口からは「相当、準備していないと苦労します」というフレーズが飛び出した。

 中央にある大きな目は、口でもある。この口でポーンが食べられそうになった瞬間、ダメージを与えることに成功。どうやら、食べられている時は、攻撃が通るようだ。また、触手は切ることができ、「切ることが攻略につながるかも?」というヒントも明らかになった。

『ドラゴンズドグマ』

 挑戦した開発スタッフは、小林プロデューサーによれば、何度も練習していたとのことだが、だいぶ苦労している様子だった。本作ではモンスターのAIのパターンがかなり多いため、何度挑戦しても楽しめるようだ。これ以上プレイを続けると、攻略の大きなヒントになることや、ゲームオーバーになる可能性があることから、デモプレイはここで終了となった。

 なお、今回はミスティックナイトの覚者(プレイヤー)に加えて、レンジャー、ソーサラー、メイジというパーティで挑戦したが、この組み合わせがベストなわけではないという。伊津野ディレクターは、「プレイをしてみて、(プレイヤー自身が)編成をいろいろ考えてほしいです」とメッセージを送った。

●世界に一体しかいないウルドラゴンとは!?

 会場では、ウルドラゴンというモンスターの情報が初公開となった。ウルには始祖という意味があり、ドラゴンの始まりとなったと言われているモンスターだ。なお、このモンスターは、ゲームをかなり進めないと出会えないという。

『ドラゴンズドグマ』

 特徴として、このウルドラゴンはPS3とXbox 360の各世界に1体しか存在しない。とにかく膨大なHPがあり、世界中のユーザーと強力して倒すことになるようだ。攻撃する箇所はかなり多数にあり、ダメージを与えていくと見た目も変化するとのこと。

 体力を減らすとボーナスを得られ、見事トドメをさしたユーザーには、驚くほどの報酬があるという。一定期間で倒せるようにバランス調整されている。気になるトドメをさせる確率についても、少しだけ情報が明かされた。現在特許出願しているため詳細は言えないようだが、宝くじに当たるようなとんでもない確率にはならず、「クラスで先生に当てられるような確率になっています」と伊津野ディレクターが説明していたので、続報を楽しみにしておこう。

 なお、1代目のウルドラゴンが倒されると、2代目が出てくるという仕組みだ。

●ゲーム好きな山本裕典さんと真野恵里菜さんが登場

 特別ゲストとして俳優の山本裕典さん、アイドル・女優の真野恵里菜さんが登場。ゲーム好きの2人ということで、「オフの日は、ずっとゲームをやっているため、今日はワクワクしてます(山本さん)」、「小さいころからゲームが好き。映像を見たら迫力があって、世界観のトリコになった。早く遊びたいです(真野さん)」と、かなり興味がある様子。

『ドラゴンズドグマ』
▲山本さん(右)が着ているのは、コラボTシャツ。一方の真野さん(左)は、魔術師・メイジをイメージした衣装で登場した。

 ファンタジーの世界でどんな冒険をしたいか尋ねられると、真野さんは「魔法を使ってみたい」と回答。現実では使えないため、魔法に憧れがあるようだ。初めて本作を見た時の感想を聞かれた山本さんは、見た瞬間に「やりたい!」と感じたという。体験版でプレイしたが少ししかやれなかったため、「ソフトが出たらすぐに買って、上級職をやったりいろいろな技を使ったりしたいです」と笑顔で語った。

 作品について気になっている点を聞かれた2人。山本さんが気になっているのは、プレイヤーによってやることが違うこと。他には、遠くにある山に向かっていくと、道がひたすらあってそこに行けるというスケール感にも注目しているようだ。

 真野さんは、キャラクターのエディットに注目。細かく作れるエディットに対して、「自分に似せたキャラを作りたい!」と話すと、小林プロデューサーは2人のモデルを作って持ってきたことを告白し、スクリーンで公開した。

『ドラゴンズドグマ』 『ドラゴンズドグマ』

 自分のポーンを見て「前髪の分け目が一緒!」と話した真野さん。ステージでは、ここからさらに自分で髪や唇の色を変え、細かい調整を楽しんだ。山本さんは、ポーンではなく覚者として作成された。自分をモデルにしたキャラがムービーの中に登場すると「ホリの深さとか似てる! めっちゃうれしい」と大興奮であった。

『ドラゴンズドグマ』 『ドラゴンズドグマ』

 ここで、山本さんをモデルにしたキャラで、山本さんがプレイしてみることに。パーティが3人だったので、ポーンを1人スカウトして、4人目を決めることになった。山本さんは、エレナという真野さんと同じ名前のポーンを仲間に。その後は、小高い見張り台のようなところから周辺を見渡し、世界の広さを実感していた。

 最後に、発売を楽しみにしているファンにメッセージが贈られたので、掲載する。

『ドラゴンズドグマ』

山本:販売したら、やり込みます! 多分寝られないと思います。それくらい楽しみです。僕のポーンがオンライン上にいて、一緒に戦っているかもしれません。役者業と覚者業を両立したいと思います!

真野:こんなに細かいエディットができるゲームを遊んだことはありませんでした。発売されてプレイしたら、遊んでいる人と情報交換をしたいです。

伊津野:遠い道のりでしたが、やっと完成しました。おもしろさは保証しますし、遊べる時間も保証します。発売されたら、ぜひ購入してください。

小林:新規の大型タイトルを作ることになり、伊津野から企画書が上がってきました。それを見た時には「本当にできるの?」と思いましたが、優秀なスタッフのおかげで見事に完成しました。新作の大型タイトルは、なかなか作れない時代ですが、期待にそぐわない内容になっています。来週5月24日に発売されるので、ぜひお買い求めいただき、存分に楽しんでいただければと思います。

3ページ目でコラボ情報を掲載!

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データ

▼『ドラゴンズドグマ LIMITED EDITION』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2012年5月24日
■希望小売価格:各11,990円(税込)
※イーカプコン専売

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