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2012年6月1日(金)

狩って食って生き残る! 動物サバイバルゲーム『TOKYO JUNGLE』のプレイレポートを掲載

文:カネキング

 ども、電撃オンラインのアクションゲーム大好き編集・カネキングです。6月7日にSCEさんから発売されるPS3用ソフト『TOKYO JUNGLE』を一足先に遊んでみましたので、プレイインプレッションをお届けします!

『TOKYO JUNGLE』

 本作の舞台は、人類がいなくなり、動物たちによる独自の生態系が形成されている東京。ここで、プレイヤーは、ヒヨコからライオンまで、さまざまな動物を操って生き抜いていくことになる……というなんとも奇抜なアクションゲームになっています。発売日も近付き、いろいろな情報を入手しては首を長くして発売を待っている人も多いことでしょう!

■狩って食って生き残る! ジャングルの生き方を紹介

 具体的に何をするかはやりながらのほうが説明しやすいので、早速プレイしていきたいと思います。

 まず、本作のメインモードは“サバイバルモード”になります。このモードの目的は、動物を操作してとにかく“長く生きること”。生存年数に応じてポイントが入り、このポイントはインターネットランキングで競うことができます。要はスコアアタックモードですね。

『TOKYO JUNGLE』
▲動物はサバイバルモードをやり込むほど解禁されていきます。ゲーム内ポイントの他、DLCでアンロックされる動物もいます。

 動物はいろいろいますが、今回はかわいいネコちゃんでプレイしてみます。序盤で解禁できますし、このゲームの過酷さを味わうにはちょうどいいぐらいの動物です。さて、ゲームが始まると、いきなり荒廃した渋谷のド真ん中にぽつんと放り出されました。かわいいネコちゃんですねー。しかし、気を抜くと一瞬で他の動物に食い殺されるので気をつけましょう。状況によっては、始まって10秒でゲームオーバーになるゲームですからねこれは。

『TOKYO JUNGLE』
▲見慣れた渋谷駅前からサバイバルスタート。近くに強い動物がいる場合、瞬殺される可能性もあるので、極力立ち止まらないようにしましょう。

 たとえ100年生存していようが、死ぬ時はわりと一瞬です。中断セーブは特定の箇所でできますが、あくまで一時的なもので、再開するとデータは消えてしまいます。つまり、死んだら何もかも終わりなのです!

 このゲームの基本は、“レーダーを見ること”です。いきなり動物らしからぬ単語が飛び出して戸惑うかもしれませんが、ジャングルで生き残るにはレーダーは必須です。レーダーを見て、他の動物の位置をつねに確認しましょう。ぼーっと歩いていたら、いきなり目の前にトラが出てきて死んだ、なんてことはジャングルでは日常茶飯事ですからね。

『TOKYO JUNGLE』
▲画像左下にあるのがレーダー。超重要な他の動物の位置をはじめ、必要な情報は大体ここで確認できます。

 このまま何もなければ永遠に生きられるのですが、残念ながらネコは動物です。時間とともにお腹が減ってきてしまうのです! 画面左上にあるハングリーゲージが0になると、徐々にライフも減り始めてしまい、非常に危険。ライフが0になったら当然死んでしまいます。なので、エサを定期的に食って空腹を満たさなければいけないのです! ネコは肉食動物ですので、積極的に狩りをする必要があります。

 画面を見てみると、ちょうどいいところにウサギがいるではありませんか。こいつはカモですね。ジャングルでは、格下の相手を見つけることが非常に大事。というかコイツら、道路のド真ん中で寝てるとか、自殺行為にもほどがありますね。ジャングルをナメやがって……。

『TOKYO JUNGLE』
▲うさぎを発見。食ってくれと言わんばかりの無防備っぷりですね。

 後ろからそっとL1ボタンを押して近付くと、歯形のマークが獲物の上に表示されます。これが赤くなった瞬間にR1ボタンを押すと、ヒュっと飛びかかって強力な一撃をお見舞いできます。格下の相手ならまず一撃必殺。もし失敗した場合は、□ボタンで普通に引っかいて攻撃です。見事狩りに成功したら、○ボタンで捕食しましょう。

『TOKYO JUNGLE』 『TOKYO JUNGLE』
▲ヒュっと飛びついて一撃! 一撃で仕留めると“FINE HUNT”になるのですが、これが効果音などの演出も含めてものすごく気持ちいい! 居合で一閃するような爽快感があります。
『TOKYO JUNGLE』
▲エサをもぐもぐ。倒した動物によって、回復するゲージ量や、捕食回数も異なります。鳥などは楽に狩れますが、そのぶん回復量は少なめ。

 これで餓死は免れそうですが、実はもう1つ、大きな問題が残っています。それは“寿命”です。動物は、15年経つと寿命で死んでしまうのです。これを回避するためには、メスを探して交尾するしかありません! 世代を重ねて生き残るのです!

 というわけで、次に目指すは交尾! 交尾のハウトゥーをお教えしましょう! 交尾をするには、まずはエリア内に4つ用意されているナワバリに近付き、○ボタンでマーキングする必要があります。

『TOKYO JUNGLE』
▲これがナワバリ。近付いて○ボタンでマーキングできますが、その間は無防備になるので、安全を確保してからにしましょう。

 4つすべてマーキングすると、巣が使用可能になり、交尾相手のメスが2匹登場します。これでメスをなびかせて巣に連れ込めば交尾できる仕組みです。しかしながらメスにはアゲメス・タダメス・サゲメスの3種類のランクがあり、いいメスのほうがいい能力を受け継いだ子どもが生まれてきます。サゲメスは見た目も汚いし、本当に能力も低くなるので、できれば避けたいところ……。まぁ、出てくるメスはランダムなので、2匹ともサゲメスだったりすると覚悟を決めなくてはいけないのですが。愛のある交尾をしたいですね! 一応、そんなサゲメス2匹の絶望的な状況の場合は、巣で寝るとまたランダムでメスが出現します。

 というわけで、狙うはアゲメスなのですが、メスをなびかせるためにはこっちも“ランク”を上げて、見合ったオスになる必要があります。ランクを上げるには、たくさん捕食してカロリーを取ればOK。ルーキー→ベテラン→ボスと上がりますが、ボスになるのもさほど難しくはありません。エサを食いまくってボスになりましょう!

『TOKYO JUNGLE』 『TOKYO JUNGLE』
▲大きめの動物ほど、摂取カロリーも多めです。ブタぐらいならネコでも余裕で倒せるので、このへんをもぐもぐしていきましょう。
『TOKYO JUNGLE』 『TOKYO JUNGLE』
▲頑張って狩りをして、ランクもボスになりました!▲マップに表示されているメスに接近! どうやらタダメスのようです。本音を言うとアゲメスがいいですが、まぁサゲメスよりは何倍もマシでしょう。妥協します。

 メスをなびかせたら、巣に連れ込んでお楽しみの交尾です! オスがメスに近付いて……「アオーン!」という遠吠えとともに交尾。ネコでも犬の遠吠え。いいところで暗転しちゃうんですよねー。残念。後は想像で補うしかありません。

『TOKYO JUNGLE』 『TOKYO JUNGLE』
▲よっこらせ。ちなみに、巣では中断セーブも可能です。セーブポイントがかなり限られているのはちょっと不親切かなぁと思いましたが……ジャングルにそんな甘えは許されませんね。

 ……ふぅ。これであっという間に子どもが生まれます。操作も、親の能力を受け継いだ子どもにバトンタッチ! ちなみに、子どもは複数生まれる場合がほとんどで、以後はこれで“群れ”を形成します。群れになっている場合、操作している動物が死んでも群れの他の動物に操作を引き継げます。つまり群れの仲間は残機数というわけですね。突然死ぬことが多いこのゲームにおいて、この残機数の確保は非常に重要になってきます。まぁ、それでも一瞬で群れごと壊滅なんてこともあるんですが……。

『TOKYO JUNGLE』
▲ゲームを何度もやっているので、画面では8代目の世代交代になっています。死んだ後も、世代交代をした回数と成長させた能力の一部は引き継がれるんです。

 さて、この辺で“チャレンジ”という要素を紹介したいと思います。これはクエストのようなものです。一定条件を満たすとお題が表示され、それをクリアするとステータスやスコアにボーナスが入ります。これを達成していくのが、サバイバルモードの指針になるわけです。

『TOKYO JUNGLE』 『TOKYO JUNGLE』
▲チャレンジは動物ごとに設定されており、主に一定の生存年数が経過するごとにお題が出てきます。これを次々こなしていきましょう。

 チャレンジは多数用意されているのですが、正直言うとこれらを初回プレイですべて成功させるのは、ジャングルで生まれ育ったようなプロのサイバイバーでない限り無理です。ジャングルのマップを覚え、勝てる動物・勝てない動物を覚え、戦い方を覚え、危機の乗り越え方を覚えた末に見えてくるのです! なので、まず最初は“動物解放チャレンジ”の達成を目指しましょう。

→“動物解放チャレンジ”の解禁に挑戦!(2ページ目へ)

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