2012年6月6日(水)
マイクロソフトは、“Electronic Entertainment Expo 2012(E3 2012)”の開催に先駆けて、同社ブースでプレイアブル展示されるタイトルを試遊できるプライベートイベント“Best of Xbox Showcase”を開催した。
▲Best of Xbox Showcaseは、去年と同様にコンベンションセンターの近くにあるコンガルームで行われた。 |
Best of Xbox Showcaseには、6月4日の同社カンファレンスで発表された『ギアーズ・オブ・ウォー ジャッジメント』の他、今年発売予定の『フォルツァ ホライゾン』や『フェイブル:ジャーニー』などが展示。来場者が自由に遊べるようになっていた。
ここでは『フォルツァ ホライゾン』について、過去作をすべてプレイしてきたメガネがプレイレポートをお届けする。
▲今回は1種類のコース、1車種のみ体験できた。 |
今回プレイできたバージョンは、山道を他車とともにアザーカーを避けつつ、決まったポイントまでレースするタイプのコース。タイトル画面からすぐにレースへと入ってしまうため、メインメニューなどを見ることはできなかった。
それでは早速、実際のプレイ感についてお伝えしていこう。本作は、操作感に『フォルツァ』らしさがあるものの、従来作のように目を三角にしてタイムを削るレースゲームではないように思えた。もちろん前述したように今回は1コース、1車種しかプレイできなかったので、これが本作の要素のすべてというわけではない。
なお、レースでは対向車などのアザーカーを避けながら他車を追い越して1位を狙う。もちろんベースとなるのは『フォルツァ』なので、他のレースゲームにありがちなブースト機能などはなく、あくまで自分の実力で勝ち抜いていく必要がある。とはいえ、リワインド機能を搭載しているので、これを活用することで、自分の納得のいく状況になるまで何度もやり直すことは可能だ。
▲走行時のUIは実にシンプル。ただし、順位などの数字は大きく見やすい。 |
レース中にSTARTボタンを押して表示されるメニューを見て、「おっ」と思ったのは、従来作のスラッとしたメニューと比べて、文字が大きくて装飾が施されていること。
また、レース終了後のリザルト画面も、順位や獲得クレジットなどが派手なエフェクトと同時に表示されるなど、従来作とは明らかに異なる表現になっている。これらのメニューまわりを見る限り、本作はナンバリングタイトルである従来作と比べると、かなりカジュアル向けにセッティングされていることが伺える。
▲現在の車のグリップ状態によってリニアに変化していくアシストラインも健在だ。ただし、今回のバージョンではテレメトリの有無は確認できなかった。 |
本作は、誤解を恐れずに言えば、『フォルツァ』をベースに『ニード・フォー・スピード』のゲーム性と『ダート』のキャッチーさをブレンドした作品であると感じた。
もちろん、本作の要素はこのレースだけではないし、プレイヤーに遊び場を提供するのが、そもそもの『フォルツァ』シリーズの真髄であると思う。先日のカンファレンスでは、北米で10月に発売すると発表された『フォルツァ ホライゾン』。発売に向けて、ワクワクするような新たな情報が公開されていくのを楽しみにしたい。
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