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2012年6月8日(金)

PS Vitaの注目タイトル『ソウル・サクリファイス』を“E3 2012”で世界初試遊!

文:電撃オンライン

 米国ロサンゼルスで、現地6月5日より開幕した“E3 2012”。SCEのブースツアーにてプレイできたPS Vita用ソフト『ソウル・サクリファイス』のプレイレポをお届けする。

 先月制作発表が行われたばかりの『ソウル・サクリファイス』は、稲船敬二氏がコンセプターを努める、“犠牲”と“代償”をテーマにしたマルチプレイ対応のアクションゲーム。プレイヤーは魔法使いとなり、自然物、仲間、そして自らの体自身を媒介とした魔法を使用して、異形のモンスターたちと戦っていくことになる。

 メディア向けに開催されたブースツアーで遊べたのは、プレイヤーが男魔法使いとなり、女性のNPCとともに、シングルプレイを楽しめるというもの。早速、その模様をリポートしていこう。なお開発中のため、実際の製品版とは仕様が異なることもあるので、その点ご了承いただきたい。

『ソウル・サクリファイス』

 ゲームは、牢屋にとらわれた主人公が、その中で1冊の本と出合うところから始まるようだ。この本を読み解き、追体験する(冒険をする)ことで、進行していく。今回は岩場のようなステージで、ジャック・オ・ランタンという炎をまとったモンスターとのバトルをプレイできた。

『ソウル・サクリファイス』 『ソウル・サクリファイス』
▲Rボタンで2つの魔法のセット(それぞれ3つの魔法が選択可能)を切り替え、○ボタン、△ボタン、□ボタンに設定して魔法を使いながら戦っていくことになる。左スティックで移動し、×ボタンと組み合わせることで回避ができる。右スティックはカメラ移動で、Lボタンで敵をロックすることができる。
『ソウル・サクリファイス』
▲岩の魔法を選択すると、自分自身が巨大な岩の塊となり、全身で転がりながら攻撃が可能になる。攻撃時は直進して相手を狙うため、素早い敵は狙いづらいかもしれないが、当たれば大ダメージ間違いなし?
『ソウル・サクリファイス』 『ソウル・サクリファイス』
▲倒した敵に近寄ると、2つの選択肢が表示される。対応するボタンを長押しすることで、選択が実行され、選択により、異なるものを得ることができるようだ。

 今回の体験版には、6種類の魔法を使用することができた。1つ目のセットには、“体から電気を発して攻撃する魔法”“植物を地面から生やし突き刺す魔法”“自身の血を針のように射出する魔法”が設定され、Rボタンで切り替えると“腕に力を宿し、3段パンチやチャージパンチを繰り出せる魔法”“全身に岩をまとい、体ごと攻撃できる魔法”“高速移動ができる魔法”が設定されたセットが用意されていた。

 魔法はレスポンスよく簡単に切り替えることができ、ある魔法のあとにこの魔法を繰り出すというように、組み合わせを考えて戦っていくのが非常におもしろそう。また、それぞれのセットの特徴として、前者は通常の魔法使用で、後者はプレイヤーのスタイルそのものを切り替えて、それに応じて使用可能な行動が変化するという印象だった。こちらは今後の続報に期待したいところ。

 また、本作注目のシステムである、敵を倒したあとに出る"選択"の画面。Lボタンで“Save”、Rボタンで“Sacrifice”を選択することができたのだが(詳しい効果は不明)、ボタンをポンっと押して選択するのではなく、それぞれググっと長押しをすることで選択が実行できるようになっている。当然、長押し途中にボタンを離すと、選択画面に戻ってしまうため、自分の力強い決断を迫られている! と実感できる演出になっていた。

 今回使用できた6つの魔法だけでも、それぞれに個性があり、実際のゲームでこれらを組み合わせると、戦い方のバリエーションは大きく広がりそうだ。アクション部分に関しても、多彩な攻撃モーション、レスポンスがよい快適な操作感など、非常にしっかりと作られている印象だった。

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

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