2012年6月29日(金)
スクウェア・エニックスが放つ3DS用の大作RPG『ブレイブリーデフォルト』の続報が公開された。ターンを操る特殊なバトルシステム“ブレイブ&デフォルト”の詳細の他、パーティメンバーであるイデアのプロフィールが明かされた。
本作は“RPGの新たなる系譜”を目指す3DS用の大作RPG。“光と影の大地”ことルクセンダルクと呼ばれる異世界を舞台に、闇によって光を失ったクリスタルに輝きを取り戻すため、ティズという少年と“風のクリスタルを司る巫女”であるアニエスとの冒険が展開していく。
今回明かされたのは、バトルに関する新システムと、3人目のパーティメンバーとなる女性。この紹介記事の他、電撃の編集者による座談会も掲載しているので、そちらもお見逃しなく。
▲ターンをためたり前借りしたりして、一度に複数回の行動ができる特殊なバトルシステム“ブレイブ&デフォルト”が登場。そのプレイ感覚は、現在配信中の体験版Vol.3で確認できる。 |
本作ならではの新システムである“ブレイブ&デフォルト”は、BP(ブレイブポイント)を使ってパーティメンバーの行動を管理して、バトルを有利に進められるというもの。基本的には“デフォルト”で防御に徹してBPをためて、“ブレイブ”でBPを使って数ターン分の行動を連続して行う仕組みだ。
BPはキャラクターごとに設定されているので、回復役のBPを温存しておいて、攻撃役は惜しみなくBPを使ってたたみかけるなど、役割分担を考えることも大事。BPは仲間だけでなく敵にも設定されているので、強力なボス敵がいきなり4回行動を行ってくることもある。敵味方のBPを把握して戦うことが重要な、従来のターン制RPGとは一風違うバトルを楽しめる。
なお、このシステムのキモとなるのが、BPを前借りする形で“ブレイブ”を行えること。1ターンに行動できるのは最大4回となり、バトル開始直後でも最大で3BPの前借りができるので、ザコ敵をけちらす際には非常に便利だ。ただし、前借りをしてBPがマイナスになると、何もの行動できない無防備な状態が続くので、使いどころには注意が必要だ。マイナスになったBPは、ターン開始時に1ずつ回復していき、ゼロに戻ると再び行動できるようになる。
●BP(ブレイブポイント)とは? |
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▲ターンを操るためのポイント。バトル開始時はゼロから始まり、“デフォルト”を行うことでポイントがたまっていく。“ブレイブ”はBPを前借りして行うこともできるが、BPがマイナスになると、ゼロに回復するまで行動ができなくなる。 |
●ブレイブとは? | ●デフォルトとは? | |
▲BPを最大3まで消費することで、1ターンに最大4回行動が可能になる。“デフォルト”でためたBPを使うのはもちろん、不足分を前借りすることも可能だ。 | ▲そのターンの行動を放棄(デフォルト)することでBPを1ためる。防御の効果もあり、大幅にダメージを減らすことができる。 |
▲BPは3まで使用可能=最大4回行動が可能。バトル開始直後にBPを前借りして“ブレイブ”を行い、強力な全体攻撃を連発すれば、ザコ敵なんて楽勝!? |
▲敵に攻撃したキャラクターは、敵の怒りを買ってヘイトが上昇。敵から狙われやすくなってしまう。“ブレイブ”を前借りしても敵を倒しきれなかった場合、そのキャラクターは行動できなくなってピンチとなる。 |
▲BPを前借りして行動できない仲間がいる時は、別の仲間でフォローするのがセオリー。回復魔法やナイトの“かばう”などを駆使して、攻撃役が行動できるようになるまで敵の攻撃をしのごう。 |
▲モンクで4回行動をする場合、まず攻撃力をアップする“練気”を使ってから攻撃を組み込めば、効率的にダメージアップを狙える。また、ナイトの場合、攻撃力が高いかわりに防御力が下がる“踏み込む”を使ったあとに防御力がアップする“盾攻撃”を組み込むことで、“踏み込む”のデメリットを打ち消せる。 |
▲攻撃役が“デフォルト”をしてBPをためている間に、他の仲間がサポート用の魔法で攻撃役を強化。こうして準備を整えたあとに“ブレイブ”を行って集中攻撃を行うなど、その応用方法は多種多様だ。 |
6月19日に行われた本作の作曲を担当するRevo (レヴォ)さんの発表会で先行公開されたPVが、公式サイトでも公開された。このPVはド派手なバトルシーンを中心に構成されており、壮大な物語の伏線を感じさせる意味深なシーンやセリフも多数登場している。
PVのラストでは、書物を手にした謎の美少年がいわくありげに登場。雰囲気的にはティズの仲間となりそうだが、もしかしたらライバルかも? いずれにせよ、物語のカギを握る重要人物となりそうだ。
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MAIN CHARACTER DESIGN:Akihiko Yoshida.
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