第1話の出来にキリト役・松岡禎丞さんが大感激！ TVアニメ『ソードアート・オンライン』第1話先行上映会の模様をレポート

文：ごえモン

　ひと通り、第1話の感想が語られたのだが、ステージのディスプレイには“もっと話して”というクエストが表示される。そこで日高さんは、1話の終盤でキリトが叫ぶシーンを例に挙げ、松岡さんが全力でアフレコに臨んでいることを、背中から、そして映像からも感じられたとコメント。それを受けて、松岡さんは叫ぶシーンで痙攣しながらアフレコをしていると明かす。「周りからは変人だと思われているかもしれませんが（笑）、心の芯から叫ばないといけないと思っているので、変えるつもりはありません」と作品に対する姿勢を語った。

　続いて、ゲーム『ソードアート・オンライン －インフィニティ・モーメント－』のプロモーション映像が上映された。PVでは、3Dモデルのキリトとアスナが、敵にソードスキルを放っている場面を確認できた。その他、対応ハードがPSPであることや、ジャンルが“この一瞬を君と生きるRPG”であること、バンダイナムコゲームスが制作すること、公式サイトがオープンしたことが発表された。なお、詳しい情報は『電撃PlayStation Vol.521』に掲載されているので、まだ読んでいない人はぜひ確認してほしい。

　ここからは、5月31日まで行われていた“オリジナルアバター＆ソードアート”募集企画の結果を見ていくことに。どのように作品に登場するのか、一例として『アクセル・ワールド』の“デュエルアバターコンテスト”で採用された“タングステン・ウォルフラム”がディスプレイに映し出される。投稿されたイラストと、11巻の表紙にもなったアバターイラストを見た出演者は「投稿すればよかった！」と興奮した様子だった。

　1つ1つ、アバター部門やソードアート部門の採用作品が紹介される中、司会のツイさんから「ソードスキルを見ていると、体がうずきませんか？」と松岡さんへの問いかけが。するとステージのディスプレイに“ソードスキルを披露しろ”というクエストが表示された！　松岡さんが披露することとなったのは、“かい”さんが投稿した“ベア・ノック”（ゲーム内で採用）というソードスキル。“ベア・ノック”は、剣を右腕で回転させた後に、敵を突き、さらに左こぶしで敵を吹き飛ばすソードスキルだ。

　会場に展示されていたキリトの剣“エリュシデータ”を持ち、何度もディスプレイに表示された技の設定を確認する松岡さん。剣を回転させるアクションでセットやエリュシデータを壊してしまわないか、何度も何度もシミュレーションをした後、「ベア・ノックッ!!」という叫び声とともにソードスキルを発動！　見事なモーションに会場から大きな拍手と女性陣から「かっこいい！」という声が送られた。

　続いて、会場だけのスペシャル企画として、第2話の長編版予告が上映されることに。長編版と銘打つ通り、その長さは約8分におよび、外伝エピソード“星なき夜のアリア”で描かれたキリトとアスナの出会いや、第1層のフロアボスとの戦闘シーンが濃密に描かれていた。

　そして、第2話の長編版予告が終了するとともに、サプライズゲストとしてオープニング主題歌を担当するLiSAさんが登場！　そのまま生ライブに突入した。当日はLiSAさんが登場することは発表されていなかったが、ファンの多くはサイリウムを取り出し、会場は熱狂に包まれた。

　ライブが終わり、先行上映会は“イベントを楽しいものにしろ！”というクエストを見事に達成し、終了の時間に。最後に、出演陣から会場にメッセージが送られた。そのコメントを掲載する。

高垣さん：本当にTVシリーズなんですか!?　と疑いたくなってしまうほど、毎週が劇場版のように美しいクオリティで観られるのを楽しみにしています。誰もが一度は、ファンタジーやRPGの世界にあこがれたと思います。視聴者の皆さんは“ナーヴギア”を使わなくても、アニメを観ることでその世界を感じていただけると思います。原作を読まれている方には、きっと想像以上のものをお届けできると思いますし、まだ読んだことがない方にも、TVアニメで作品に触れることで、『SAO』の世界にきっときっと！　引き込まれると思います。キリトくんの周りの人間関係や、突きつけられたデスゲームを彼らがどうやって乗り越えていくのか楽しみにしていてください。心もすごく丁寧に描かれている作品だと思うので、これからぜひぜひ『SAO』をよろしくお願いいたします！

日高さん：第1話と第2話の予告をご覧になった皆さんはわかると思いますが、スタッフの皆さんが本当にこだわって、そしてキャストさんが一生懸命作り上げている作品です。7月から放送が開始されますが、最後まで、ずっとずっと応援していただけたらうれしいです。よろしくお願いいたします♪

竹達さん：放送前なのに、こんなにたくさんの方に応援していただいていることがうれしいです。演じている私たちにとっても、気合が入るイベントでした。今回初めて第1話と第2話の予告を観させていただいたのですが、本当に、関係者のみんなが気合を入れて作っている作品なんだとひしひしと感じました。これから、直葉（リーファ）ちゃんを心を込めて演じていきたいなと、改めて感じることができたイベントでした。また、皆さんとステージに立てるように、いっぱいいっぱい『SAO』を盛り上げていきたいと思います。これからも、よろしくお願いいたします！

戸松さん：宇宙一早く、第1話と第2話の予告をご覧いただいたのですが、早く1人でも多くの方に観てほしい気持ちでいっぱいです。それくらい、周りのたくさんの方が“いい作品を作ろう”と気持ちを1つにして、『SAO』を作っています。『SAO』は戦闘も、もちろん迫力があって素晴らしいのですが、それ以外にもたくさんの出会いと別れ、そして恋愛と、話が進むごとにどんどん人間ドラマの部分が出てきますので、そちらも観ていただきたいです。本当に、最後まで皆さんの期待を裏切らない素晴らしい作品になっていると思いますので、最終回までついて来てください！

松岡さん：昔から、皆さんに応援していただいている作品ということでプレッシャーを感じてはいたのですが、そのプレッシャーに負けないように、皆さんの期待を超えられるような演技を目指してきました。でも、スタッフの皆さんとのバランス関係のもと、いい作品というのは成り立っていくので、自分だけが頑張ってもダメなんだなと、この作品で教えていただいています。僕は、この作品で喉をぶっ壊してもいいと思っていて、そのくらいの演じ方を現場でしています。……でも、それ以上のものを僕は演じたいんです！　制作すべての方々と協力して、『SAO』という作品をクリアしたいと思って頑張っています。『SAO』をクリアするためにも！　皆さんの力をどうか貸してください!!

(C)川原礫／アスキー・メディアワークス／SAO Project

■TVアニメ『ソードアート・オンライン』
【放送情報】
　TOKYO MX：7月7日より毎週土曜24：00～
　とちぎテレビ：7月7日より毎週土曜24：00～
　群馬テレビ：7月7日より毎週土曜24：00～
　tvk：7月7日より毎週土曜24：00～
　テレビ埼玉：7月7日より毎週土曜25：30～
　テレビ愛知：7月7日より毎週土曜25：50～
　毎日放送：7月7日より毎週土曜27：28～
　北海道放送：7月7日より毎週土曜26：48～
　RKB毎日放送：7月7日より毎週土曜26：45～
　チバテレビ：7月8日より毎週日曜25：00～
　BS11：7月14日より毎週土曜24：00～
　AT-X：7月8日より毎週日曜23：30～（※土曜17：30～/日曜10：30～　リピート放送あり）
　（キッズステーションでも放送予定）

■配信情報
　バンダイチャンネル：7月9日12：00～（※以降毎週月曜12：00に更新）
　ニコニコ動画：7月9日24：00～（※以降毎週月曜24：00に更新）
　PlayStation Store“Video Unlimited”：7月13日

【スタッフ】（※敬称略）
　原作：川原礫（電撃文庫/アスキー・メディアワークス刊）
　原作イラスト・キャラクターデザイン原案：abec
　監督：伊藤智彦
　キャラクターデザイン：足立慎吾
　サブキャラクターデザイン：川上哲也/総作画監督：足立慎吾・川上哲也
　アクション作画監督：柳隆太・鹿間貴裕
　メインアニメーター：斎藤敦史
　モンスターデザイン：柳隆太
　プロップデザイン：土屋祐太・鹿間貴裕・千葉茂
　色彩設計：中島和子
　美術監督：竹田悠介（Bamboo）・長島孝幸（Bamboo）
　美術設定：谷内優穂（KUSANAGI）
　コンセプトアート：堀壮太郎
　撮影監督：廣岡 岳・臼田睦
　CG監督：雲藤隆太
　編集：西山茂
　音響監督：岩浪美和
　効果：今野康之
　音響制作：ダックスプロダクション
　音楽：梶浦由記
　音楽制作：アニプレックス
　プロジェクト統括：GENCO
　アニメーション制作：A-1 Pictures
　製作：SAO Project

【キャラクター＆キャスト】（※敬称略）
　キリト：松岡禎丞
　アスナ：戸松遥
　リーファ：竹達彩奈
　ユイ：伊藤かな恵
　シリカ：日高里菜
　リズベット：高垣彩陽
　クライン：平田広明
　エギル：安元洋貴
　サチ：早見沙織
　茅場晶彦：山寺宏一

データ

関連サイト

• TVアニメ『ソードアート・オンライン』公式サイト