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2012年7月1日(日)

主人公ブレン役は梶裕貴さん! 豪華声優陣が発表された『エクストルーパーズ』イベントステージレポをお届け

文:電撃オンライン

 カプコンは6月30日、東京ビッグサイトでプライベートイベント“CAPCOM SUMMER JAM~カプコン サマージャム”を開催した。ここではその中で行われたPS3/3DS用ソフト『エクストルーパーズ』のステージの模様をお伝えする。

 本作は、危険な原住生物・エイクリッドや武装組織・雪賊などが存在する入植実験惑星“EDN-3rd”を舞台にした、新作アクションシューティングゲーム。斬新なグラフィック表現と、誰にでも遊べる爽快感あふれるゲーム性で、少年たちの出会いと成長が描かれる。

 ステージには、本作のプロデューサーを務める小嶋慎太郎さんと、ディレクターを務める安保康弘さんが登場し、本作についての説明を行った。

▲プロデューサーの小嶋慎太郎さん(左)とディレクターの安保康弘さん(右)。

■テンポがよくて景気のいいゲーム、それが『エクストルーパーズ』

 本作は『ロスト プラネット』シリーズの世界観をモチーフにした、いわば外伝的な作品になるが、もとになった『ロスト プラネット』よりもわかりやすく、そして幅広い層が遊べる作品になっている。その理由の1つが本作のアクションシーンだ。

▲本作はアカデミーという学園を中心に物語が進んでいく、いわば学園モノ。▲マンガのコマ割りや集中線といった演出でより親しみやすくなっている。

 本作はアクションやシューティングが苦手な人にもサクサクと遊べるゲーム性になっているという。しかし、ただ簡単なだけではなく、さまざまなアクションが用意されているので、ゲームに慣れてくればより複雑に、より楽しく遊ぶことも可能だという。

▲スピーディかつ簡単に楽しめるアクションを実現。

 小嶋さんは本作について、「テンポが非常によくて、景気のいいゲームです」と語っていた。

 なお、本作のシナリオを担当するのは、『カウボーイビバップ』や『交響詩篇エウレカセブン』などのシナリオを担当した佐藤大さん。佐藤さん自身も本作を非常に気に入っており、ノリノリでシナリオを書いていたという。

▲シナリオを担当しているのは、佐藤大さん。

 続いて、メインキャラクターについての紹介が行われた。

▲主人公のブレンは、小嶋さんいわく「熱血バカ」。▲ヒロインのティキはブレンと衝撃な出会いをして、物語が加速度的に進むような役割とのこと。
▲ブレンのライバルとなるクーリスは、自分にもストイックで強さを求めることに集中しているキャラクター。口癖は否定の意味での「ノン」。▲ジュリィは安保さんを含む開発陣がみんな好きなキャラクター。明るくて元気な子だけど、メカのことが好きで好きでしょうがない。
▲ブレンより少し先輩となるルアン。初期のころからブレンと一緒にいて、何かと面倒を見てくれる男の子。▲ギンギラは意思を持って行動するAIで、ブレンをマスターと呼ぶ相棒。

 キャラクター紹介にあわせて、これまで明かされていなかったそれぞれのキャラクターの声優が公開された。主人公ブレンの声を担当するのは、梶裕貴さん。ヒロインのティキの声を担当するのは、早見沙織さんだ。また、まだ詳細は明かされていないが、その他のキャラクターの声優も公開された。メインキャラクター以外にもそうそうたるメンツが揃っていることがわかる。

▲ギンギラの声を担当するのはなんと子安武人さん! 声優については、そのキャラクターに合っているかどうかで選ばれたという。
▲その他のキャラクターもそうそうたるメンツだ。

 ここで、本日公開された『エクストルーパーズ』の新プロモーションビデオをお届けする。

■キャラクターとのかけあいも楽しいゲームプレイ

 続いて、安保ディレクターの操作による実機を使用したデモプレイが行われた。学園からスタートし、開発室や食堂などを見てまわる安保ディレクター。食堂で取った食事によってミッション中に何かしらの効果が得られるという。

 今回受けたのは、バイタルスーツを探しに行くというミッション。雪山を進んでいくうちに、敵である紅賊(くれないぞく)と接触するブレン、ルアン、ジュリィの3人。射撃やアッパーによる打ち上げなどを駆使して、蹴散らしていく3人だったが、やがてバイタルスーツに乗ったボス“グランシード”が現れる。

 さすがにボスだけあって硬く、そして蹴りなどの攻撃によって転ばされてしまうブレンたち。なんとか倒したかった安保ディレクターだったが、あえなくタイムアップとなってしまった。小嶋さんは「倒されるとこの先のネタバレになるのでホッとした」と語っていた(笑)。なお、本作は1人プレイだけでなく、協力プレイも可能となっている。こうしたボスでも仲間と協力することで、倒しやすくなっていくという。

 最後に本作の主題歌“Mr.Super Future Star”を歌うMay’nさんが登場し、会場でミニライブが開催された。会場に詰めかけたファンもサイリウムを手に沸きあがり、大盛り上がりの様子を見せた。May’nさんは、この主題歌について「これまでの自分の歌にはなかった、熱く、そして爽やかな楽曲でした。『エクストルーパーズ』の世界観を歌わせていただいています」と語った。小嶋さんら開発陣も、この曲があがってきた時、みんなで聴いてテンションを上げていたという。

■仲間と協力して壁を乗り越える! これぞ学園モノ

 ステージ終了後、興奮冷めやらぬ小嶋さんと安保さんのお2人に、今回のイベントおよび本作についてコメントをいただいた。

――今回のステージで初公開となる情報などもいくつかありましたが、お客さんの手ごたえとしてはいかがでしたか?

小嶋さん(以下、敬称略):この手のゲームでみなさんが心配されるのは、「どういうゲームなのか」という部分だと思いましたので、今回実機で見せることができてよかったと思います。あとは、声優さんなどの情報を発表して、みなさんから「おおーっ」といった反応があったのはうれしかったですね。

安保さん(以下、敬称略):ザワザワしてましたよね。「へぇ~!」っていう人と、「うんうん、そうだよね」といった人がいたりして、さまざまな反応でした。

小嶋:ブレン役の梶さんも、僕らが考えていた時にはすごく忙しい方でしたが、本当に受けていただいてよかったなと思います。キャストはすぐ言いたかったんですが、ちょっと抑えてました。

――メインメンバー以外もそうそうたるメンツですよね。

小嶋:そのあたりは渋いところも狙いたいと思っていたんですよ。特に川村万梨阿さんは、チームのシナリオ担当から「どうしても使いたい!」という猛烈アピールがありました(笑)。イメージと外れていないので、そこはすぐにオーケーを出しました。

安保:名前が売れていても、イメージと合っていない声優さんを使うことはやめよう、という話をしていたので、その辺りには気を使いましたね。

――この作品だからこそ味わえる魅力の部分はどこでしょうか?

小嶋:テンポのよさだと思います。また、あのマンガのようなビジュアルから、そのまま動かせるのも特徴の1つですね。視覚から入ってくる情報と実際に動いている情報をなるべく一緒にするということを心がけました。

安保:あの熱血バカがガーッと突っ込んでいって、バッタバッタと倒せたほうがビジュアルには合いますからね。

小嶋:でも、時には壁にもぶち当たるという。それを仲間と協力して乗り越えていく……学園モノには欠かせないノリですよね。あとは学園でミッションを受けて、達成して、また戻ってきて……というのを繰り返すだけにはしたくなくて、その中でも流れみたいなものを作りたかったんです。

安保:ゲームを進めていくうちに流れるように話が進んでいくように、作業的にはしたくありませんでした。物語への没入感が大事だと思います。

――それでは最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

安保:手軽に爽快なアクションゲームを遊べるように、現在開発を進めておりますのでご期待ください。

小嶋:見た目がマンガちっくでちょっと挑戦的なタイトルですが、やりこんだら味のあるアクションゲームだと思っています。見た目と味わいも楽しんでもらえたらうれしいと思います。よろしくお願いします。

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