2012年7月5日(木)
――今回、実際に映像が動いているところをスクリーンで見て、どう思われましたか?
浅川:なんか無駄におっぱいが揺れていましたね(笑)。
今井:無駄じゃない! 大事!
浅川:そこ……ですかね。ノーブラなのかと思うくらい揺れていました。細かな物理演算が……。
緒方:浅川さん……ちょっと……。
水橋:この後か~。やりにくいな(笑)。私も早く色がついて動いているところを見てみたいと思っていて、実際に見て音楽と声、それに淡い感じの色使いで、春夏冬さんのイラストの透明感がすごく出ていたので「うわ~」って、びっくりしました。あのイラストがそのままアニメになって動いている感じで、ちょっとウルッときてしまいました。もうちょっと早く見たかった!
今井:色合いがパステル調で統一されていて、見ていて清々しいような雰囲気でした。ただ、私のいた場所が端っこで見づらかったので、寝っころがって見ていました(笑)。それくらいのことをしても見たくなっちゃうのは、未散の性格のおかげかなと。
緒方:それは中の人の性格でしょ……。
今井:違いますよ! 未散ですよ! あと、朧くんの髪の色が意外と明るくて、それにびっくりしました。
門脇:作品内の学校のいろいろな場所も見ることができて、大きな学校なんだというのが伝わってきました。やはり色合いも明るくて、すごくキャラクターもはつらつとしていて、みんなこういう学生時代っていいな、と思っちゃうんじゃないかな? すごくトキメキました。
中村:本当にキレイに絵が動いていましたね。ただ、私の中では音のインパクトのほうが大きくて、ちゃんと千里がかわいくてよかったなと……。
緒方:かわいいですよ。
中村:本当に怖かったんですよ! アフレコの時に「かわいく! かわいく!」とすごく言われていたので「どうしよう!」という気分だったんですよ。あれが1話の中の千里がかわいいシーンを集めたものではないと信じたいので、早く1話が見たいです!
緒方:私は2年くらい前からこの作品の宣伝隊長みたいなものをやらせてもらっているのですが、こんなに長いことラジオだけをずっとやっていて、ようやくアニメになるという作品は初めてです。感覚的に役者としてこの作品を見るよりも、どちらかというとスタッフ目線になってしまうことが多いですね(笑)。子どもを見る親のような気持ちで見てしまいました。個人的には、自分のキャラを見て「こういう普通のセリフも話していたな」ということを思い出せてよかったです。たいてい、変なセリフばかりしゃべっている気がするので……。
――アニメからこの作品に入るという方も多いかと思いますが、そういった方に向けて魅力となる部分を教えてください。
浅川:もともと魅力的な作品ではありますが、より多くの方に知っていただくことになると思いますので、『恋チョコ』仲間が増えるのではないかと思っております。
水橋:普通の学園生活っぽいんですが、ここまで大掛かりに生徒会長選挙を行なっている学校なんてないと思うんですよ。戦に出るぞ! みたいな。みんなで1つの目標に向かうスポコンっぽいところもあって、それに恋愛とか友情とかも絡んでくるので、そういうところがおもしろいところだと思います。
今井:テンポ感がすごくいいアニメだなと思います。普通の30分のアニメとは思えないセリフの量なんですよ。1話1話、脚本のクオリティが高くて、女の子がたくさん出てくるアニメではありますが、ただ女の子を愛でるだけではなくて、作品としての魅力も高いアニメだと思います。あと、時々出てくるすごく変な人が魅力的です。1話から見ていて動揺する人たちがいっぱい出てきて、それが魅力です(笑)。
門脇:『恋チョコ』は部活や選挙が舞台ということもあって、すごくたくさんのキャラクターがいつも一緒にいて、みんながいろんなところで話しているのを一気に楽しめるのが、アニメならではじゃないかなと思います。演じていて印象的だったのが、選挙のシーン。みんなが同じ気持ちで開票していって、それに対してリアクションするという、選挙というイメージからは違う楽しさを感じました。
中村:世界観はすごくファンタジーですよね。覆面をしている学生や、頭にプロペラが付いている学生がいて、それが当たり前のようになっている世界。結構びっくりですよね。でも、その中で一生懸命生きている彼女らはすごく人間味にあふれていて、そのミスマッチさが魅力です。日常を忘れられるすごく気持ちのいい空間になっているなと感じます。
緒方:私としては、この作品が世に出るのが満を持してという感じですので、新しい時代の到来のように感じています。それを広く世の中に出していけるのをうれしく思います。すごくスタッフっぽい言い方ですね(笑)。初めてこの作品に出会った時から、この作品はとっととアニメになると思っていたのですが、ゲームで先にこの作品を見つけてくれた人は、非常に先見の明があるなと。私もこれから宣伝部長としてがんばりつつ、いろいろな方たちに、これが新しい1ページなんだという概念で、見てもらえればと思います。
(C)sprite/fairys・恋チョコ製作委員会
■TVアニメ『恋と選挙とチョコレート』
【放送情報】
TBS:2012年7月5日より毎週木曜25:25~
CBC:2012年7月12日より毎週木曜26:00~(初回のみ26時15分~)
サンテレビ:2012年7月15日より毎週日曜24:30~
KBS京都:2012年7月13日より毎週金曜25:00~
BS-TBS:2012年7月28日より毎週土曜25:00~
※放送時間は変更となる場合がある。
【スタッフ】(※敬称略)
原作:sprite/fairys
キャラクター原案:春夏冬ゆう(fairys)
監督:喜多幡徹
シリーズ構成・脚本:高山カツヒコ
キャラクターデザイン・総作画監督:合田浩章
メインアニメーター:猪股雅美、立川聖治
色彩設計:松山愛子
美術:スタジオちゅーりっぷ
美術監督:高橋麻穂
撮影:AIC
コンポジットディレクター:平林奈々恵
3DCGI:井口光隆
編集:右山章太
音楽:Elements Garden
音楽制作:ランティス
音響制作:マジックカプセル
音響監督:本山 哲
アニメーション制作:AIC Build
【キャラクター&キャスト】(※敬称略)
大島 裕樹:中村悠一
住吉 千里:中村繪里子
青海 衣更:門脇舞以
森下 未散:今井麻美
木場 美冬:水橋かおり
東雲 皐月:浅川悠
枝川 希美:儀武ゆう子
夢島 朧:緒方恵美
猿江 愛:いのくちゆか
門前仲 綺衣:藤村 歩
東雲 葉月:石松千恵美
汐浜 陽高:真田アサミ
有明 美絵瑠:榊原ゆい
佐賀 玲二:遊佐浩二
辰巳 茂平治:水島大宙
毛利 夜雲:鈴村健一
データ