2012年7月10日(火)
7月12日より順次稼働を予定しているスクウェア・エニックスのアーケード用対戦型ガンACT『ガンスリンガー ストラトス』。本記事は『電撃ARCADEゲーム』のスタッフを中心に結成された“電撃銃士(ガンスリ)隊”が、世界のプロゲーマー・ふ~どが率いる“ふ~ど連合軍”に挑戦する対戦企画の直前記事となる。
そんな今回は『ガンスリンガー ストラトス』の基礎知識をはじめ、両チームのメンバーが使用するキャラクターの詳細データや、対決前に収録した意気込みコメントを掲載。どのプレイヤーがどんな特徴を持つキャラクターを使って戦うのかというバックグラウンドを理解したうえで、両チームが対戦するプレイ動画を見ていていただければ、より深い部分まで楽しめるはずだ。
▲7月11日にアップする記事では、ふ~ど連合軍と電撃銃士隊との対戦の模様をレポート。プレイ動画だけを見るだけでも楽しめるが、よりディープに楽しみたい人は今回の記事をチェック! |
プロゲーマーのウメハラ氏が「10年に一度のインパクトがある」とコメントしたほど、『ガンスリンガー ストラトス』には斬新な要素が詰まっている。ここでは、次回の対戦企画のプレイ動画を楽しむために最低限必要な注目ポイントについて紹介する。
まず大事なのは、勝敗のルールを知ること。画面左上の“勢力ゲージ”がゼロになったチームが負けで、この勢力ゲージはチームメンバー全員で共有する形だ。ゲージの初期値は10,000で、チームメンバーが倒されると、その使用キャラクターに応じたコスト分のゲージが減る。勢力ゲージが残っていれば何度でも復帰できるが、勢力ゲージはチームで共有しているので、仮に自分が使うキャラクターがノーダメージでも、味方が何度も倒されれた場合、チームとして負けになる。
コストの概念も、覚えておくべき大事な要素。基本的に強いキャラクターや武器ほどコストが高く設定されているので、有利に戦える反面、倒されてしまうと勢力ゲージが大きく減るリスクがある。1チームは4人で構成されているので、使用キャラの役割分担はもちろん、コストの計算を行うことも重要となる。
具体例として4人全員がコスト2,000で戦う場合、5回倒された時点(2,000×5)でちょうど10,000に達してしまい、勢力ゲージがゼロになって敗北してしまう。もし4人全員のコストが1,999だったら、5回倒されても(1,999×5)9,995で、もう1回倒されるまで戦えることになる。つまり、勢力ゲージがギリギリの状況で持ちこたえているほど、コストの計算がうまいといえる。これは極端な例だが、ちょっとした差が大きな違いにつながるゲーム性であることを知っておいてほしい。
最後にもう1つ、より楽しく観戦するために必要な知識として、キャラクターの特徴や役割分担を覚えてきたい。『ガンスリンガー ストラトス』では、キャラクターや武器ごとに得意な間合い=距離が設定されている。大きく分けると、前線に出て近距離で戦う前衛と、敵の射程外から狙撃を中心に戦う後衛が存在する。たとえば後衛向きのキャラ(主にオルガ)が前衛向きのキャラ(鏡磨や草陰など)に攻撃されている状況は、圧倒的に不利な状況ということになる。
厳密に言うと、このゲームは同じキャラでも装備するウェポンパックやガンデバイスを連結させて行う特殊な攻撃によって、特徴が大きく変わるため、単純に前衛と後衛を区別できない部分はある。とはいえ、ゲーム中のセオリーとして、近距離での攻撃を中心に戦う前衛をバックアップするため、中~遠距離から後衛が攻撃を重ねるという構図はよく見受けられる。キャラごとの得意な戦い方を意識しながら観戦すると、そのキャラが優勢なのか劣勢なのかを判断しやすくなり、より深く試合を観戦できるはずだ。
▲記事を読んでいてわからない用語が出てきたら、ここでチェックしよう。 |
[勝利条件]敵チームの勢力ゲージをゼロにしたチームが勝利。敵チームのキャラクターを撃破することで、そのキャラクターのコストに応じて敵チームの勢力ゲージが減少する。基本的に強いキャラクターや強力な武器を装備しているほどコストが高い。なお、180秒の制限時間内に決着がつかなかった場合、両チーム引き分けとなる。
(1)勢力ゲージ:青いゲージが味方チーム。赤いゲージが敵チーム。このゲージがなくなると敗北。
(2)キャラクター情報:黄色い数値はキャラクターの耐久力。攻撃を受けてゼロになると撃破されたことになり、所属チームの勢力ゲージが減少。復帰するまで一時的に戦闘に参加できない。
(3)ターゲットライン:各自が誰をターゲットしているのかを示す赤い矢印。複数から狙われている場合、複数の矢印が表示される。ターゲットしている相手が武器の射程内に入っている場合は赤、射程外の場合はオレンジ色となる。
(4)照準:ガンデバイスの照準。この写真ではダブルスタイルの状態なので、照準が2つ表示されている。
(5)ターゲットマーク:ターゲットしている対象に表示されるマークで、状況によって色が変わる。敵がこちらの武器の射程内に入っている場合は赤、射程外の場合は緑、格闘攻撃を繰り出せる場合はオレンジ、敵が起き上がり中などの無敵状態の場合はグレーとなる。
(6)ジャンプゲージや戦況解説、チャットなどの表示スペース:普段は何も表示されていないが、ジャンプ中はジャンプゲージが表示され、このゲージが続く限り飛行した状態で移動できる。また、誰が誰を倒したといった戦況を説明するメッセージや、味方とのチャット用のメッセージが表示される場合もある。なお、ガンデバイスのレバーを倒す方向によって、あらかじめ登録した複数のメッセージを使い分けることができる。
(7)制限時間:残り戦闘時間。1回の戦闘は180秒で、ゼロになると両チームとも引き分けとなる。
(8)武器情報:使用中の武器と残弾数。上からダブルスタイル、サイドスタイル、タンデムスタイルの時の武器が表示される。
(9)ミニマップ:味方は青、敵は赤のアイコンで表示。各自が誰をターゲットしているのかは、矢印でわかる。
『ガンスリンガー ストラトス』は2丁のガンデバイスを使ってプレイすることになる。右の銃には視点を変えるレバーとジャンプ用のボタンがあり、左の銃には移動用のレバーがついている。
2つのガンデバイスは、横、もしくは縦に組み合わせて、合体させることができる。合体させると攻撃方法が大きく変化するので、状況に応じて使い分けることが重要。ガンデバイスの合体や分離は、かなりスムーズに行える。
ダブルスタイル | サイドスタイル | タンデムスタイル | ||
▲通常の形態。左右のガンデバイスそれぞれに照準が出て敵を攻撃できる。左と右で性能が異なることが多い。 | ▲2丁の銃を横に合体させた状態で照準は1つ。マシンガンなど、連射性が高い武器になることが多い。 | ▲2丁の銃を縦に合体させた状態。照準は1つ。ライフルやミサイルなど、破壊力が高い武器になることが多い。 |
→電撃銃士隊のメンバー&使用キャラをクローズアップ!(2ページ目へ)
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