2012年7月9日(月)
この“週刊洋ゲー通信”では、1週間のあいだに海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。
今回は6月30日から7月6日までに公開された新情報の中から、12個のニュースをピックアップしてお届け。7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日ということで、アメリカ独立戦争を舞台にした『アサシンクリードIII』の最新映像が公開されている。その他、日本の対戦格闘ゲームの海外向けHDリメイクが続々と発表されるなど、気になる洋ゲーニュースはこちらから!
7月4日といえば、1776年にアメリカ合衆国がイギリスから独立を勝ち取った記念日として、アメリカでは国民の祝日となっている。ユービーアイソフトはこの記念日に合わせて、アメリカ独立戦争が舞台となる『アサシンクリードIII』の最新トレーラー映像2本を公開した。
“RISE(蜂起)”と題されたトレーラーでは、独立運動にかかわる当時の人々が実写で登場し、自由と独立について語るという。一方、“Independence(独立)”と題されたトレーラーではゲーム内の映像を使用して、米英の軍隊が陸上や海上で戦う姿が描き出されている。歴史の息吹が感じられる本作は、PS3/Xbox 360用ソフトとして、日本でも11月15日に発売される予定だ。
(参考サイト:YouTube『Assassin’s Creed III』公式チャンネル
(※リンク先はYouTube))
カプコンは、PS3/Xbox360用ソフト『Marvel vs Capcom:Origins』を、海外で9月からPSN/Xbox LIVE アーケードで配信すると発表した。このソフトは、カプコンが1995年に発表した『MARVEL SUPER HEROES』と、1998年に発表した『Marvel vs Capcom』第1作の対戦格闘ゲーム2作品をHDリメイクし、カップリング収録したもの。Capcom Entertainmentの公式サイトで公開されているトレーラー映像を見ると、イラストギャラリーやコンボなどへのチャレンジといった新要素も追加されているようだ。
価格はPS3版が14ドル99セント(約1,200円)、Xbox 360版が1,200マイクロソフトポイントになるとのこと。日本でもアーケードで人気の高かった作品だけに、日本での配信を期待したい!
価格はPS3版が14ドル99セント(約1,200円)、Xbox 360版が1,200マイクロソフトポイントになるとのこと。日本でもアーケードで人気の高かった作品だけに、日本での配信を期待したい!
(参考サイト:Capcom Entertainment公式サイト)
PS2で発売された『ドラゴンボールZ』の対戦格闘2作品をカップリングしたHDリメイクタイトルgが、PS3/Xbox 360用パッケージソフトとしてこの冬に欧州で発売されることが、バンダイナムコゲームスの海外法人であるNamco Bandai Games Europeから発表された。
『Dragon Ball Z Budokai HD Collection(ドラゴンボールZ 武道会 HDコレクション)』というタイトルのこのソフトは、2003年にバンダイ(当時)から発売されたPS2用対戦ACT『ドラゴンボールZ』と、シリーズ第3弾の『ドラゴンボールZ3』をHD画質でリメイクしたもので、トロフィーや実績にも対応するという。現時点では欧州のみの発表だが、日本でも発売されるのか、大いに気になるところだ。
(参考サイト:Namco Bandai Games Europe公式サイト)
(参考サイト:YouTube“Namco Bandai Games EU”公式チャンネル(※リンク先はYouTube))
『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』の開発元であるInfinity Wardは、同社の公式Facebookページで、マルチプレイ用の追加マップを7月18日に無料で配信すると公表した。
マップの詳細は記載されていないが、掲載された写真を見ると『モダン・ウォーフェア2』の対戦マップ“Terminal”をリメイクしたものであることがわかる。なお、今回の配信はXbox 360用で、PS3/PCに関しては未発表だ。ちなみに、日本では運営されていないオンラインサービス“Call of Duty Elite”のメンバーには、1日先行して配信されるとのこと。
(参考サイト:Infinity Ward公式Facebookページ(※リンク先はFacebook))
続いて、『コール オブ デューティ』シリーズのボーナスマップの話題をもう1つ。日本でも字幕版が11月22日に発売予定のPS3/Xbox 360/PC用ソフト『コール オブ デューティ ブラックオプスII』のアメリカ版公式サイトで、海外での予約特典としてマルチプレイ用のボーナスマップ“Nuketown 2025”が入手できると発表された。
こちらは『ブラックオプス』のマルチプレイ用マップである“Nuketown”をリメイクしたものになるようだ。現在のところは、海外の小売店での予約でしか入手できないそうなので、日本版でもなんらかの形で入手できるようになることを期待したい。
(参考サイト:『コール オブ デューティ ブラックオプスII』公式サイト)
崩壊寸前の母星でトランスフォーマーたちが激闘を繰り広げる、PS3/Xbox 360/PC用ソフト『トランスフォーマー:フォール・オブ・サイバートロン』。このゲームの海外での発売日は2012年8月28日と発表されていたが、発売日が1週間早まって8月21日に変更されたことが、公式サイトの記述によって判明した。
単なるキャラクターものではなく、本格的なSFアクションゲームとしてE3でも高評価を得た本作だけに、発売日が早まったのはファンにとって嬉しいところ。巨大なメトロフレックスをはじめとする、多彩なロボットたちが総登場する最新映像で、発売までの期待感を大いに盛り上げてほしい。
(参考サイト:『Transformers:Fall of Cybertron』公式サイト)
(参考サイト:YouTube『Transformers:Fall of Cybertron』公式チャンネル
(※リンク先はYouTube))
香港の街を舞台にしたオープンワールドACTとして、日本でも9月27日に発売予定のPS3/Xbox 360/PC用ソフト『スリーピングドッグス 香港秘密警察』。同作のアメリカ版公式サイトで、総合格闘技“UFC”のウェルター級チャンピオン、ジョルジュ・サンピエール本人が出演する、最新トレーラー映像が公開された。
日本より一足お先に、8月14日に同作が発売される海外では、特定の小売店での予約特典として、ジョルジュ・サンピエールをフィーチャーした『GSPパック』が用意されている。このパックのコードを使用すると、ゲームの主人公がサンピエールの必殺技“フライングパンチ”を繰り出すことができるようになる他、サンピエールのトレードマークである“日の丸ハチマキ”も装着できるという。親日家として知られるサンピエールには、日本でのファンも多いだけに、このパックを日本版でも使用できるようになるといいのだが……。
(参考サイト:『Sleeping Dogs』アメリカ版公式サイト)
ゾンビが大量発生した土地で4人のプレイヤーが協力してサバイバル脱出劇を繰り広げる、日本でも人気のXbox 360/PC用ACT『レフト 4 デッド 2』。そのDLC第3弾“コールド・ストリーム”が、発表から1年半を経て7月24日からついにダウンロード配信されることになった。
このDLCには、前作『レフト 4 デッド』に収録されていた3種のキャンペーンをリメイクしたものと、新キャンペーン“コールド・ストリーム”が収録されている。またDLCの配信と同時に、すべてのミューテーションルールを自由に選択できるようになるといった、ゲーム自体の更新も行われるとのこと。最近はあまりプレイしなくなったという人も、このDLCや新要素の導入をきっかけにして、久々にフレンドと集合してみるのもおもしろいだろう。
(参考サイト:『Left 4 Dead』公式ブログ)
マイクロソフトゲームスタジオの公式サイト“Play XBLA”に掲載された情報によると、Xbox LIVE アーケードで配信中の『Minecraft:Xbox 360 Edition(マインクラフト Xbox 360エディション)』に、主人公の外見を変更可能にするスキンパックDLCが配信されるとのことだ。
ゲーム本体の“1.7.3アップデート”によって、主人公の外見を8種類のスキンの中から選択できるようになるのに加えて、同時に配信されるスキンパックを購入することで、さらに40種類以上が追加されるという。しかもその中には、『スプロージョンマン』や『トライアルズ』といったXbox LIVE アーケードの人気作とのコラボ衣装や、『Halo』シリーズでおなじみのコヴナントの雑魚キャラ・グラントをマインクラフト風に再現したものも。1.7.3アップデートは現在のところ、近日に行われる予定とのこと。プレイしている人は配信をお楽しみに!
(参考サイト:Play XBLA)
シルベスター・スタローン、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンといったアクションスター総出演で、日本でもヒットした映画『エクスペンダブルズ』。その続編『エクスペンダブルズ2』をユービーアイソフトがゲーム化し、PS3/Xbox 360/PC用のダウンロード配信ソフト『エクスペンダブルズ2 ビデオゲーム』として、今夏にリリースすることが発表された。
ゲームは傭兵部隊“エクスペンダブルズ”の4人が、誘拐された中国の大富豪を救出に向かうというオリジナルストーリーで、銃撃戦に加えてヘリやトラックも操縦可能な、見下ろし型視点のアクションゲームになるという。また、最大4人でのオンライン協力プレイも可能だ。映画は日本でも10月20日に公開されるとのことで、ゲームの日本での配信も期待したい。
(参考サイト:Ubisoftアメリカ版公式サイト)
(参考サイト:Joystiq)
レゴブロック商品化のアイデアを一般から募集し、投票で1万票以上の支持を獲得したアイデアをデンマークのレゴ本社に提案して実現するという、日本発のレゴ社公認サイト“LEGO CUUSOO”。これまでに“小惑星探査衛星はやぶさ”や、『Minecraft』などのレゴブロック商品化を実現してきたこのサイトで現在、『ポータル2』の商品化が提案されている。四角いキューブがキーアイテムとなるゲームだけに、サンプル写真を見るとレゴブロックとの相性は抜群で、GLaDOSやタレットといったキャラ(?)も見事に再現されている。この提案は6月28日に公開されて以来、1週間あまりで7000票以上を獲得しており、商品化の可能性はかなり高そうだ。なにはともあれ、『ポータル』シリーズのファンなら、下のサイトを要チェック!
(参考サイト:LEGO CUUSOO)
『デッド オア アライブ』や『ニンジャガイデン』の生みの親である板垣伴信氏がヴァルハラゲームスタジオは、同社が現在開発中のACT『Devil's Third(デビルズ・サード)』の著作権、販売権を含むすべての権利を、同社が取得したことを発表した。同作はTHQを通じて2013年に全世界に向けて発売される予定だったが、THQは同社の経営不振によって、その権利を手放すことを公表していた。そのため『デビルズ・サード』の去就が注目されていたが、ヴァルハラゲームスタジオが自社ですべての権利を管理することが確定したことにより、将来の発売に向けて大きく前進したと言えそうだ。
(参考サイト:ヴァルハラゲームスタジオ公式サイト)
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