2012年7月13日(金)
9月13日にバンダイナムコゲームスから発売予定のPS3/PSP用ソフト『アクセル・ワールド ―銀翼の覚醒―』。その特集企画“週刊 アクセル・ワールド”の第3回をお届けする。
本作は、川原礫先生原作の小説『アクセル・ワールド』シリーズ(アスキー・メディアワークス刊)および同作品のTVアニメをもとにゲーム化したもの。ゲームジャンルは“加速世界体験シミュレーション”となっており、主人公のハルユキたちの学園生活や《加速世界》を楽しめるものになっている。ちなみにゲームは2部構成となっており、PS3/PSP『アクセル・ワールドStage:02(仮)』の制作も現在進められている。
第1回と第2回では勢作陣による座談会をお届けしてきたが、今回からはゲームのストーリーや登場人物を紹介していく。あわせて気になる用語の解説や、キャラクターが表情豊かに動く“ライブキャラクター表現”の画面なども紹介するのでお見逃しなく!
2046年――“ニューロリンカー”という携帯端末の登場で、生活の多くが仮想ネットワーク上で行われるようになった世界。
しかし、どんなに時代が進もうとも“いじめられっ子”というのはなくなりはしない。梅郷中学に通う主人公・有田春雪(アリタハルユキ)は、太っていることを理由にいじめられ、中学内格差(スクールカースト)の最底辺に存在する中学1年生。学内ローカルネットの片隅で、スカッシュゲームでスコアを伸ばすことだけに血道を上げる灰色の学生生活を送っていた。
そんなある日、ハルユキがスカッシュゲームをプレイしていると、校内屈指の美貌と気品を備えた有名人“黒雪姫(クロユキヒメ)”にこう声をかけられるのだった。
「もっと先へ……《加速》したくはないか、少年」
微笑みとともに告げられた意味深なその言葉に応じたハルユキは、黒雪姫から謎のプログラム《ブレイン・バースト》を渡される。ただの対戦格闘ゲームだと思っていたそれは、思考や肉体の速度を圧倒的なレベルに引き上げる驚くべきものだった! そして《加速世界》へと足を踏み入れたハルユキは、黒雪姫の騎士として彼女のために戦うことを決意する――!
●Tips01/ニューロリンカー……首にはめ込む形で装着する、2046年時点でもっとも普及している通信端末。首の装置と脳を無線で通信することで、高レベルの仮想現実や拡張現実を実現できる。この時代ではニューロリンカーは1人1台と表現されるほど普及しており、携帯電話だけでなくPCや電子マネーなどさまざまな代用品として使われている。
●Tips02/《ブレイン・バースト》……ニューロリンカー専用のオンライン型対戦格闘ゲーム。2039年4月に、当時小学1年生だった100名にオンラインで配布された。ゲームの開発や配布元に関しては現在も不明のまま。なお《ブレイン・バースト》は、ニューロリンカー同士を“直結(※ケーブルをつないで直接通信すること)”でしかコピーできず、コピーの回数も1回のみと制限されている。なお、《ブレイン・バースト》内は現実時間の1,000倍もの速度で進む《加速世界(加速された空間)》となっている。
●Tips03/バーストリンカー……《ブレイン・バースト》に参加するプレイヤーの通称で、レベル1~9までのバーストリンカーが存在する。現在は東京23区を中心に、約1,000人のバーストリンカーが存在するという。また複数のバーストリンカーたちによって構成される“レギオン”という組織がいくつも結成されており、ハルユキは黒雪姫がレギオンマスターとなっている“ネガ・ネビュラス”に所属することになる。レベル10に達したプレイヤーはまだおらず、黒雪姫とハルユキはレベル10になることを目標に《ブレイン・バースト》に参加している。
●Tips04/加速コマンド……《ブレイン・バースト》をインストールした人間が使えるようになるコマンド。思考および肉体の速度をアップすることができる。バーストリンカーのレベルが上がっていくにつれて、使用できるコマンドは増えていく。
●Tips05/バーストポイント……バーストリンカーが所持しているポイントのことで、ポイントを消費することで加速コマンドを使用したりレベルを上げたりできる。なおこのポイントは、他のプレイヤーと対戦し勝利することで増加でき、敗北すると減ってしまう。そしてポイントが0になると、“全損”とよばれる状態になり、《ブレイン・バースト》が強制的にアンインストールされてしまう。
→次ページでは登場人物たちや
デュエルアバターを紹介!(2ページ目へ)
(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/AW Project (C)2012 NBGI
※画面は監修中及び開発中のものです。
データ