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2012年7月20日(金)

3つの独自要素が特徴! 謎に包まれた新作TCG『フォース・オブ・ウィル』の製作発表会をレポート

文:電撃オンライン

 フォース・オブ・ウィルは、トレーディングカードゲーム(TCG)『フォース・オブ・ウィル(以下、FOW)』の製作発表会を、秋葉原の富士ソフト秋葉原ビル2F・アキバシアターで開催した。

『フォース・オブ・ウィル』 『フォース・オブ・ウィル』 『フォース・オブ・ウィル』

 本作は、太古より神々や悪魔が争いを繰り広げる地"ヴァルハラ”を舞台に繰り広げられるTCG。一般的なTCGのルールを踏襲しつつ、ルールを付与するスタートカード“ルーラーカード”など、3つの独自要素が盛り込まれている。

 発表会で公開された資料とあわせて、明らかになった本作の概要を紹介する。完全新作となり謎も多いタイトルだが、TCGファンはぜひチェックしてみてほしい。

■舞台は5つの属性の恩恵を受ける地・ヴァルハラ

 発表会では、まず本作の世界観について説明があった。本作の舞台は、太古より神々や悪魔が争いを繰り広げる地“ヴァルハラ”。ここは5つの属性の恩恵を受けており、神々や悪魔は契約によって抽出した魂を媒介とすることで、優秀な戦士を転生召喚する術を編み出す。人々は、そんな神々たちの思惑に翻弄(ほんろう)されながらも、各々の戦いを繰り広げるというストーリーになっている。

『フォース・オブ・ウィル』 『フォース・オブ・ウィル』

 ゲームには、5つの属性である光・火・水・風・闇のカードが登場。発表会では、このうちスターターが発売される光・火・水の特徴が説明された。

 光は、聖なる魔力によるライフの回復や、天使の祝福での防御力向上など“護り”の力に特化した属性。火は、燃え盛る炎の力でダメージを与えるスペルや、紅蓮の悪魔たちによる攻撃力上昇など“侵略”の力に特化した属性。水は、人の力では抗うことのできない自然の力による攻撃の無効化や、フィールドからの除去など“妨害”の力に特化した属性となる。

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 発表会では触れられなかったが、会場で配られたビギナーズガイドによると、残る風はスペルの無効化に長け、特殊な能力を持つリゾネイター(モンスター)を有する属性。闇は代償が必要なものの、攻撃・防御に優れたリゾネイターがいて、弱体化や即死攻撃などに長けた属性になるようだ。

●『フォース・オブ・ウィル』PV

■シンプルなゲームシステムと3つの独自要素

 続いて、『FOW』の開発コンセプトが明かされた。本作は、リゾネイターを召喚して、スペルや能力を駆使し戦い、相手のライフを0にすれば勝ちといった、ごく一般的なTCGのルールが採用されている。

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 これは、『FOW』がライト層とコア層をつなぐようなゲームとして開発されており、間口が広いシンプルなルールでスピード感のあるプレイができるよう設計したためだという。また、最近の流行を取り入れており、運が絡む要素も組み込んだそうだが、そこにきちんと戦略性を持たせているとのことだった。

 ここで、そんな本作の3つの独自要素が公開された。1つ目は独自のルールを付加する“ルーラーカード”。これは、強力な能力を持ったスタートカードで、存在するだけで“自分の3コスト以下のリゾネイターは召喚してすぐ攻撃できるようになる”といった、自分に有利な、あるいは相手を妨害するルールを持つ。デッキ構築時には、ルーラーの選択も重要なカギになるとのことだ。

『フォース・オブ・ウィル』

 2つ目は、一発逆転を狙う“ジャッジメントシステム”。これは、ルーラーカードに書かれた条件を満たすことで、ルーラーカードをひっくり返して“ジャッジメントルーラー”として召喚できるというもの。“ジャッジメントルーラー”は非常に強力な効果を持つ切り札のような存在だが、自身の分身であるため、撤退時にはライフの半分を失ってしまうリスクもある。

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 3つ目は、運が絡む逆転要素“ライフブレイク”。本作は、ゲーム開始前に4枚のカードを伏せておけるが、ライフが一定量減るにつれて、最大4枚のカードを表向きにできるようになっている。この時、“ブレイク”の能力を持ったカードが表向きになれば効果が発揮されるが、使用タイミングや、めくる枚数はプレイヤーが決められるため、運要素が絡みつつも戦略性のあるデザインになっている。

『フォース・オブ・ウィル』

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