【まり探】ボリューム、難易度――すべてにおいてスーパーな『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』プレイレポをお届け！

文：まり蔵

■ システム紹介 ■

【ノンストップ議論】学級裁判の基本となる“ノンストップ議論”。プレイヤーは、生徒の発言の中から“ウソや間違い”を見つけ出し、捜査で集めた“言弾（コトダマ）”を使って“論破”していくことになる。今作では論破に加えて“賛成”も加わり、より生き生きした議論になっている。

【反論ショーダウン】学級裁判中には、生徒から反論されることも。反論されると始まる“反論ショーダウン”では、次々と流れてくる相手の反論セリフを、十字ボタンまたは○ボタンで斬って破壊することになる。

【閃きアナグラム（改）】重要なキーワードを推理する場面では、パズルゲームのような“閃きアナグラム（改）”が発生。ここでの目的は問題の答えとなるキーワードを完成させること。上下左右から流れてくるさまざまな文字から、該当する文字を○ボタンでキャッチしてキーワードを完成させよう。

【ロジカルダイブ】主人公が自分の考えをまとめたい時に発生するのが、レースゲームのような推理アクション“ロジカルダイブ”。脳内にイメージ化されたチューブ状のコースを疾走し、ゴールを目指していく。特定の地点まで進むと問題が表示され、選択肢によりコースが分岐する。正しい答えのコースを選択すると、そのまま先に進めるが、間違った選択肢の場合はコース外に落ちてしまう。

【パニックトークアクション（PTA）】主人公と他の生徒が対立した場合には、リズムゲーム“パニックトークアクション（PTA）”が始まる。リズムに合せて□ボタンを押すことで銃弾をストック、○ボタンで発射可能。相手を守る盾をリズムに合せてすべて破壊しよう。

【クライマックス推理】“クライマックス推理”では、事件の全貌を再現しているマンガの中の、ところどころ抜けている部分に“コマ”を当てはめて、事件の再現マンガを完成させる。クライマックス推理にもタイムリミットがある。また、コマには事件の再現に関係のないものもあるので注意しよう。

●『スーパーダンガンロンパ2』で人生初めての経験をしてしまいました……

	じゃあ、いよいよ“学級裁判パート”についてだが。
	難しかったよね……。難しかったよね!?
	うるせえ！　確かに前作よりアクション性が増した分、ヘタレゲーマーの所長には難しかったかもしれないな。
	ええ、それはもう。今作から新たに加わったミニゲーム“反論ショーダウン”と“ロジカルダイブ”がアクション満載で、かなり手こずりました。
	ミニゲームは新規のものだけじゃなく、既存のものもパワーアップしてて、プレイヤーを飽きさせない作りになっていたと思う。ずっとノンストップ議論だけだと単調になるしな。
	すべての推理要素がミニゲームにちゃんと落とし込まれていて、アクションゲームなんだけどちゃんと“謎解き感”が出ているのはすごかったね。
	まぁ、難易度調整は前作以上に細かいポイントで設定できるので、難しいと思ったら割り切って“カンタン”でプレイするのも手だよな。
	実はですね、私はこのゲームを発売前にプレイさせてもらったんですが、すごい裏話がありまして……。
	すごい裏話？　なんだなんだ？
	学級裁判パートのとあるところで詰まりまして……。スパイク・チュンソフトの広報さんに攻略方法を聞くという、アクロバティックな裏技をキメてしまいました！
	あぁ、なるほど。すごい“恥ずかしい”裏話ってことか。
	こんなこと私の編集人生で初めてだよ。ミステリーゲームで攻略方法を聞いちゃうなんて……。
	アクション要素だけじゃなくて、しっかり推理することが重要になっていたよな。今作では学級裁判が始まるたびに、アクションの難易度と推理の難易度が変更できるようになっているから、難しいと感じた人は潔く“カンタン”でプレイしてもいいんじゃないかな。
	まぁ、ゲームオーバーになってもペナルティがほとんどないので、その点ではバランスが取れていると思います。何度もチャレンジできるのはありがたい。
	救済措置もちゃんと用意されているし、所長みたいにクリアできないってことはないので、自分の腕にあった難易度を選択して学級裁判を乗り切ってくれ！
	島内探索も、捜査も、学級裁判も、本当にすべてにおいて“スーパー”だったね。小高さんがどんな続編をもってくるのかなってワクワクしてたんだけど、予想の斜め上を突き抜けていく感じでした。
	いい意味で裏切られたよな。歯ごたえがあって、ボリュームも大幅増。でも最後までプレイしたら、『ダンガンロンパ』ならではのどんでん返しと希望が見えてくるので、絶対にエンディングまでプレイしてほしいぜ！
	クリア後には小説家・成田良悟さんがシナリオを担当した“ダンガンロンパIF 希望の脱出装置と絶望の残念無双”や、モノミの活躍を描いたACT“魔法少女ミラクル★モノミ”といったおまけモードも楽しめますよ！
	本編をはじめ“さまざまなジャンルの『ダンガンロンパ』”が、このソフトの中に凝縮されているので、隅から隅までじっくりと『ダンガンロンパ』を堪能してくれ！

▲“ダンガンロンパIF 希望の脱出装置と絶望の残念無双”では、前作『ダンガンロンパ』のIFストーリーが楽しめます。

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関連サイト

• 『ダンガンロンパ』シリーズ公式サイト