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2012年7月30日(月)

ゾンビゲー情報のジェットストリームアタックや! 『バイオ6』『レフト4デッド2』『デッドライト』情報など【週刊洋ゲー通信 7/21~7/28】

文:電撃オンライン

 この“週刊洋ゲー通信”では、1週間のあいだに海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は7月21日から7月28日までに公開された新情報から、10個のニュースをピックアップしてお届けしよう。夏のリゾートシーズンもたけなわということもあってか、今回は情報の数がやや少なめ。そんな中でもE3前後に発表された新作タイトルの続報など、注目の話題が到着している。洋ゲーファンならずとも必見だ!

今週のトピック

■姿を消すか? 派手に暴れるか? 『クライシス3』の最新プレイ動画は、視聴者がプレイスタイルを選択可能!

■前作の主人公“ウォー”と対決!? 『ダークサイダーズII』の最新トレーラーで人類滅亡後の世界を体感

■自分だけのトランスフォーマーを作り出せ! 『フォール・オブ・サイバートロン』のマルチプレイ映像を初公開

■『バイオハザード6』カプコン海外公式ネット通販の予約特典はなんとアンブレラ社製の“アンブレラ”だった!?

■Xbox 360版『レフト4デッド2』DLCの配信が1週間延期に。Xbox 360版『マインクラフト』とのコラボも実現!

■日本のXbox LIVEアーケードでも配信決定! 横スクロールゾンビACT『デッドライト』のローンチトレイラーが公開

■オープンワールドACT2作品が連動! 『スリーピングドッグス 香港秘密警察』に『ジャストコーズ2』主人公の衣装が出現

■ファンタジーRPGの名作がPC/Macとタブレット端末で復活! 『バルダーズ・ゲート エンハンスド・エディション』は9月18日に発売

■倒した敵を必死に隠すサム・フィッシャーが復活!? 『スプリンターセル ブラックリスト』の最新画面写真が物語るものは?

■数十名もの著名な開発者がビデオゲームについて語るドキュメンタリー映像がWebで公開。日本の開発者たちも参加!

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■姿を消すか? 派手に暴れるか? 『クライシス3』の最新プレイ動画は、視聴者がプレイスタイルを選択可能!

 無敵のナノスーツを身につけた主人公・プロフェットが、緑のジャングルと化したニューヨークで復讐のための戦いを繰り広げるFPS『クライシス3』。同作のアメリカ公式サイトで、6月のE3で公開されたミッションの最新プレイ動画が公開された。

 この動画がユニークなのは、主人公のプレイスタイルを、動画の途中で視聴者が選択できる点だ。光学迷彩で主人公の姿を消すステルスモードと、敵の攻撃を跳ね返すアーマーモードという、ナノスーツの機能をフルに活用した2種類のプレイスタイルによって、同じミッションでも戦い方がガラリと変化することが、この動画からよくわかる。PS3/Xbox 360/PC用ソフトの本作は、日本でも2013年2月に発売予定。シリーズのファンはもちろん、FPSファンは要注目だ!

(参考サイト:『クライシス3』アメリカ公式サイト

■前作の主人公“ウォー”と対決!? 『ダークサイダーズII』の最新トレーラーで人類滅亡後の世界を体感

 日本でも発売された『ダークサイダーズ』の続編として、海外で8月14日に発売されるPS3/Xbox 360/PC用ソフト『ダークサイダーズII』。同作の公式サイトで、実際のゲーム映像を使用した最新のトレーラームービーが公開された。

 同作では、人類が“最後の審判”を迎えて滅亡した後の世界で、聖書に登場する“黙示録の四騎士”の1人“デス(死)”が、悪魔や天使を相手に激しい戦いを繰り広げることになる。このトレーラーでも、空中を飛行する天使や、巨大な身体の悪魔など、さまざまなキャラクターが確認できる。さらには、前作の主人公である“黙示録の四騎士”の1人“ウォー(戦)”が、“デス”と刃を交える映像も! 本作でどのような物語が展開されるか非常に気になるだけに、ぜひ日本でも発売してほしいところだが……。

(参考サイト:『ダークサイダーズII』公式サイト

■自分だけのトランスフォーマーを作り出せ! 『フォール・オブ・サイバートロン』のマルチプレイ映像を初公開

 トランスフォーマーたちの母星を舞台に、2つの勢力に分かれて壮大な戦いを繰り広げる『トランスフォーマー:フォール・オブ・サイバートロン』。本作はオートボットとディセプティコン、それぞれのキャンペーンモードに加えて、オンライン対戦が可能なマルチプレイも充実している。

 今回初公開されたマルチプレイの映像では、10種類の対戦マップや、協力プレイ専用の“エスカレーションモード”などが紹介されている。さらに本作の最大の特徴である、カスタマイズ・パーツを組み合わせて、プレイヤーが自分だけのトランスフォーマーを作成できる様子も見ることができる。PS3/Xbox 360用ソフトとして海外で8月21日に発売予定の本作は、7月31日より海外のPSN/Xbox LIVEで、オンライン対戦も可能な体験版が配信されるとのことだ。

(参考サイト:『トランスフォーマー:フォール・オブ・サイバートロン』公式チャンネル(※リンク先はYouTube)

■『バイオハザード6』カプコン海外公式ネット通販の予約特典はなんとアンブレラ社製の“アンブレラ”だった!?

 『バイオハザード』シリーズに登場する架空の企業、アンブレラ社のロゴマークといえば、赤白2色に塗り分けられた傘(アンブレラ)がモチーフになっているのは、ゲームファンならご存じの通り。

 日本でも10月6日にPS3/Xbox 360で発売されるシリーズ最新作『バイオハザード6』を、アメリカのカプコン公式サイトのネット通販ショップ“Capcom Store”で予約すると、このアンブレラ社のロゴマークそっくりなデザインの本物の傘がもらえるというキャンペーンが行われている。実はこの“アンブレラ”は、以前から“Capcom Store”で販売されていたもの(現在は在庫なし)で、価格は16.95ドル(約1,360円)だとか。『バイオ』ファン垂涎(!?)の一品ながら、どうやら海外の通販限定なのが、残念なところだ。

(参考サイト:カプコン アメリカ公式ブログ
(参考サイト:Capcom Store

■Xbox 360版『レフト4デッド2』DLCの配信が1週間延期に。Xbox 360版『マインクラフト』とのコラボも実現!

 4人のプレイヤーが協力して、ゾンビの群れからサバイバルするACT『レフト4デッド2』に、5種類のキャンペーンなどを追加するDLC第3弾“コールド・ストリーム”の配信が決定したことは、以前お伝えした通り。すでに7月24日よりPC/Mac版の配信が開始されたが、Xbox 360版は予定より約1週間遅れて配信されることが、同作の公式ブログで発表された。

 一方でDLCの配信を記念して、Xbox LIVEアーケードの人気作『Mineceaft Xbox 360 Edition(マインクラフト Xbox 360エディション)』とのコラボ企画も発表されている。『Mineceaft Xbox 360 Edition』には先日から、主人公の外見を変更できるスキンパックが配信されているが、『レフト4デッド』シリーズの8人の生存者をモデルにしたキャラクタースキンが、8月から配信されるという。ジャンルの異なる2作のユニークなコラボに要注目だ!

(参考サイト:テキスト『レフト4デッド』公式ブログ)
(参考サイト:『レフト4デッド2』“コールド・ストリーム”公式サイト

■日本のXbox LIVEアーケードでも配信決定! 横スクロールゾンビACT『デッドライト』のローンチトレーラーが公開

 続いてこちらも、Xbox LIVEアーケードで配信されるゾンビゲームの話題。ゾンビが大量発生したアメリカの街でサバイバルを繰り広げるという設定は『レフト4デッド』と共通だが、こちらは横スクロール形式の画面の中を、主人公ランダル・ウェインがたったひとりで旅するというACT『Deadlight(デッドライト)』だ。

 8月1日の配信開始を目前にして、同作のローンチトレーラーが公開された。この映像を見れば、光と影を印象的に使用した同作のクールな映像スタイルと、どこか懐かしさを感じさせるゲームプレイの様子が、すぐに理解できるはずだ。日本での配信も決定しているので、Xbox 360ユーザーならぜひチェックしてみよう!

(参考サイト:YouTube“Xbox”公式チャンネル(※リンク先はYouTube)

■オープンワールドACT2作品が連動! 『スリーピングドッグス 香港秘密警察』に『ジャストコーズ2』主人公の衣装が出現

 海外のスタッフが開発を担当し、スクウェア・エニックスが全世界での販売を行うオープンワールドACT『スリーピングドッグス 香港秘密警察』。この作品と、同じくスクウェア・エニックスが販売を手がけた海外開発タイトル『ジャストコーズ2』との間で、コラボレーションが行われることが判明した。

 『スリーピングドッグス』を起動したPS3/Xbox 360本体に『ジャストコーズ2』のセーブデータが存在していると、『ジャストコーズ2』の主人公リコ・ロドリゲスの衣装がアンロックされ、『スリーピングドッグス』の主人公ウェイ刑事が着用可能になるという。どちらも“やりたい放題のオープンワールドACT”という共通点があるだけに、気になる人は多いはず。日本版も同様の仕様なのかは現時点では不明だが、この機会に『ジャストコーズ2』をプレイしておくとイイかも!?

(参考サイト:『スリーピングドッグス 香港秘密警察』アメリカ公式サイト

■ファンタジーRPGの名作がPC/Macとタブレット端末で復活! 『バルダーズ・ゲート エンハンスド・エディション』は9月18日に発売

 テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』をPC上で完全再現して、1998年に発売された当時、大きな反響を呼んだファンタジーRPG『バルダーズ・ゲート』。後に『ドラゴンエイジ』や『マスエフェクト』を手がけるバイオウェアの出世作ともなったこの名作が、PC/Macとタブレット端末(iPad/Android)用にリメイクされて復活する。

 『バルダーズ・ゲート エンハンスド・エディション』と題されたこの作品には、過去に登場した『バルダーズ・ゲート』第1作とその拡張パックが収録されている他、新シナリオや3人の新キャラなどが追加されているとのこと。PC版が9月18日、Mac/iPad版が9月に発売予定だが、現在のところ日本でのリリースは未定。オリジナルのPC版が日本で発売された際には膨大な量の翻訳テキストが話題となっただけに、ぜひとも日本語版にも登場してほしいが……。

(参考サイト:『バルダーズ・ゲート エンハンスド・エディション』公式サイト

■倒した敵を必死に隠すサム・フィッシャーが復活!? 『スプリンターセル ブラックリスト』の最新画面写真が物語るものは?

 米国のエージェント、サム・フィッシャーが敵地に単独潜入するステルスACT『スプリンターセル』シリーズ。6月のE3 2012でシリーズ最新作『スプリンターセル ブラックリスト』が電撃発表されたのは記憶に新しいが、このほどFacebookの『スプリンターセル』公式ページに、『スプリンターセル ブラックリスト』の画面写真1点が公開された。

 そこに写っているのは、倒した敵を人目につかないように物陰に引きずっていくサムの姿という、過去のシリーズでもおなじみの光景だ。実は先日のE3で発表された実機プレイでは、サムが白昼堂々と敵を倒していく様子にカッコイイとの声が上がる反面、従来のファンからは「ステルスACTではなくなったのでは?」と不安視する意見も少なくなかった。それに対してユービーアイソフトは「従来のようなステルスプレイも可能」と説明しており、今回発表された画面写真はそれを端的に実感させるものとなっている。海外で2013年春に発売予定の同作だが、これまでのシリーズ同様、日本での発売も期待したい。

(参考サイト:Facebook『スプリンターセル』公式ページ

■数十名もの著名な開発者がビデオゲームについて語るドキュメンタリー映像がWebで公開。日本の開発者たちも参加!

 過去にさまざまなドキュメンタリーやCMを制作してきたアメリカの映像制作会社アーティファクトが、“オンライン・ビデオ・アーカイブ”と銘打った新たなプロジェクト、“Critical///Path(クリティカル・パス)”がWeb上で公開されている。これは、アイデアの源泉や創作の意図など、ビデオゲームについてゲーム開発者自身が語る映像を、多数にわたって集積したものだ。

 インタビュー映像では、アタリの創始者ノーラン・ブッシュネルから、『ウルティマ』のリチャード・ギャリオット、『ギアーズ オブ ウォー』のクリフ・Bなど、数十名もの著名なゲームデザイナーが勢ぞろい。その中には日本のゲーム業界を代表して、『パックマン』の生みの親である岩谷徹氏、『メタルギアソリッド』の小島秀夫氏、『ストリートファイター』シリーズの小野義徳氏も登場している。発言の大半は英語によるものだが、アート作品として、またゲームの歴史の記録として非常に有意義なものだけに、その映像にぜひ一度、触れてみてほしい。

(参考サイト:Critical///Path

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