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2012年8月19日(日)

『化物語 ポータブル』で戦場ヶ原ひたぎを演じる斎藤千和さんに本作の感想を聞いてみた! そして二見Pとの対談も

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスから8月23日に発売されるPSP用ソフト『化物語 ポータブル』。その特集第6回をお届けする。

 本作は、西尾維新原作のTVアニメ『化物語(ばけものがたり)』を題材にしたゲーム。ゲームジャンルは“過剰妄想MAD会話劇”となっており、言葉を操り、相手と会話で戦う――そんな奇奇怪怪な“会話劇(バトル)”が楽しめる。

 今回の記事では、『化物語』のヒロイン・戦場ヶ原ひたぎを演じる斎藤千和さんに本作のプレイを見ていただき、その感想を語っていただくことに。また、プレイを行ってくれた二見鷹介プロデューサーにもいろいろと質問をぶつけてみたので、ご覧あれ。

『化物語 ポータブル』
▲斎藤さん(写真左)と二見プロデューサー(写真右)。

――まずは二見さんにお聞きします。本作のコンセプトについて、簡単にお聞かせください。

二見さん:簡単に言うと『化物語』の世界に出てくる台詞を自分で組み合わせて、さまざまなシチュエーションを作ることができるんじゃないか。それが根底にあります。つまり、自分でいわゆるMAD映像を作り出せるゲームなんですね。

斎藤さん:今、ゲームを起動していただいたんですが、メメさんがしゃべっていましたね。

二見さん:ええ、起動時にはランダムで全員しゃべります。これは設定で、自分の好きなキャラクターに変えられます。では続いてゲームモードについて。ゲームのコンセプトはさっき話した通りですが、ゲーム化にあたって、いくつかキモになる要素があります。そのうちの1つが、『化物語』の物語を全部楽しめるストーリーモードです。

斎藤さん:それは、完全にお話をなぞっていくだけの形なんでしょうか?

二見さん:ストーリーモードでは、アニメの映像を使いつつ主人公である阿良々木君のナレーションを入れ込んでいたりして、アニメとはまた少し違った感覚でストーリーを追体験できるようになっています。

斎藤さん:なるほど。でしたら、ゲームを遊んだ後にアニメを見たくなる――なんてこともありそうですね。

二見さん:そうですね。せっかくですので、ここでひたぎさんと阿良々木君の対戦を見ていただきましょうか。

『化物語 ポータブル』
『化物語 ポータブル』 『化物語 ポータブル』 『化物語 ポータブル』

斎藤さん:ひたぎさん、実にいい表情をしていますね(笑)。ここでいろいろな台詞が言えるんですね。

二見さん:ええ。お互いに台詞を選んで、会話の主導権を握っていくことになります。

――台詞にはそれぞれ属性みたいのものがあるんですよね。

二見さん:そうなんです。台詞そのものがジャンケンにおけるグー。チョキ、パーのような属性を持っています。あ、ひたぎさん勝ちましたね!

斎藤さん:ひたぎさん強いですね。最初から圧倒的でしたよ?

二見さん:今回は主導権を握りっぱなしでしたね(笑)。台詞の組み合わせでコンボみたいなものもあったりします。

斎藤さん:そういう中で掛け合いを見つけていったりするんですね。

二見さん:そうですね。そこはぜひ遊んでくれた皆さんに試行錯誤していただければいいなと思っています。

斎藤さん:今、ひたぎさんに負けてしまいましたけど、この場合はどうなるんでしょうか?

二見さん:今の会話劇をプレイデータとして保存できるんですが……。

斎藤さん:なるほど! でも今回の場合だと自分がいかに負けたかをもう1回聞くことになっちゃいますね(笑)。

二見さん:ええ、ひたぎが好きな人でしたら、あとで自分がいかに罵られたかを聞いてみてもいいかもしれませんね(笑)。

――ちなみに、ひたぎに勝利した場合はどうなるんでしょうか?

二見さん:そうすることでストーリーを進めていくことができます。ひたぎとの会話劇を遊んでもらったら、次は八九寺とのバトルがあったり、駿河、撫子……といった具合に続いていきます。

斎藤さん:そこで物語を追体験していくと。

二見さん:はい。ゲームを進めていくと新しい台詞を手に入れることができるんです。入手した台詞は、キャラクターに装備して強化……というかカスタマイズしていきます。

――台詞の数は、1人のキャラクターにつきいくつくらいあるんでしょうか?

二見さん:多いキャラクターで500~600個ぐらいですね。キャラクターによっては数は違いますが。そのすべてを会話劇で使用するわけではなく、いくつかを選んで装備して会話劇に挑みます。

斎藤さん:台詞がこれだけたくさんあるのは、原作好きな方はうれしいですよね。やっぱりアニメって時間が限られているので、アニメでは削られてしまった台詞の中にもおもしろいものがたくさんありますし。

二見さん:そうなんですよね。それが結構今回収録されています。そうした台詞を自分の手で組み合わせられるところが魅力になっています。続いて、他のモードをご覧いただければと思います。

→よりディープに『化物語』を楽しめる
2つのモードを見てもらうことに(2ページ目へ)

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※画面は開発中のもの。

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