2012年8月22日(水)
こんにちは、女の子に歯磨きするプレイにあこがれるライター・うろたんです! 8月23日にバンダイナムコゲームスから発売されるPSP用ソフト『化物語 ポータブル』のプレイレポートを、発売に先駆けてお届けします。
本作は、西尾維新氏原作のTVアニメ『化物語(ばけものがたり)』をモチーフにしたゲームで、“過剰妄想MAD会話劇”という、これまでにないジャンルが特徴的な作品です。と、ジャンルを紹介してはみたものの、これだけではさっぱりどんなゲームかわかりませんよね。自分も実際にプレイしてみるまでは、わからないことがいっぱいありました。
まず『化物語 ポータブル』には大きく2つの遊び方があります。1つは選んだ台詞で攻撃してダメージを与え、相手の支配ゲージをゼロにすれば勝利となる“会話劇”を楽しめるモード。そしてもう1つは、台詞を好きなように組み合わせて自分だけの『化物語』のシーンを作成できるモードです。どちらも少々クセのあるゲーム性ではありますが、それを含めて『化物語 ポータブル』の魅力をお届けしたいと思います。また、本日8月22日22:00より、本作の特別番組が配信される予定なので、こちらもお見逃しなく。
▲主人公の阿良々木暦をはじめ、戦場ヶ原ひたぎや羽川翼、さらには忍野メメや阿良々木月火といった多くのキャラクターが登場します。 | ▲会話劇の中では、台詞によってアニメのカットが挿入されるなど、ファンにはうれしい演出も! |
ではでは、まず本作の基本となる“会話劇”について紹介していきましょう。この会話劇とは、交互に台詞を選び相手を攻撃していき、画面上部にある支配ゲージが右端もしくは左端に到達すれば会話の主導権(勝敗)が決するというもの。ちなみに台詞にはそれぞれ口撃力(台詞が持つ攻撃力だと思ってください)が設定されており、他にも属性や相性というものがあります。ですので、相手の台詞に有利な台詞を選んでいくのが、この会話劇のポイントとなります。
▲“ストーリーモード”には、バサ姉こと羽川翼にゲームの流れを教えてもらえる“つばさチュートリアル”が収録されています。さすが羽川さん。なんでも知っているんですね。 | ▲台詞には画像のようにさまざまな数値などが決まっています。また台詞には“石”“鋏(はさみ)”“紙”の3属性があり、三すくみの関係になっています。 |
相手にダメージを与えたり、攻撃を受けたりすると、画面左上のテンションゲージが上昇。このテンションゲージを使うことで、“割込”や“連撃”、そして“超必殺技”などを繰り出すことができます。割込は押し込まれている時の反撃に、連撃はより多くの攻撃を与えて相手にとどめを指す時などに有効です。超必殺技は発動に成功すると勝利となる、まさに相手を一撃で倒すことができる技となっています。……繰り返しておきますけど、会話劇の話です。
▲台詞の中には、割込性能があるものがあり、相手の攻撃中にその台詞を□ボタンで選択すると、割込が発動。相手の攻撃に割り込んでこちらの攻撃を与えることができます。 | ▲連撃性能を持つ台詞を選択すると、連撃が発生。画面に表示されるボタンを素早く押すことで、連続して攻撃できます。ただし相手から割込を受けることもありますが……。 |
▲テンションゲージがマックスになると発動できる超必殺技。画面に表示されたボタンをタイミングよく押すことで必殺技が発動。発動に成功すると、その会話劇で勝利できるのです! でも幻想はぶち壊せません。 | ▲しか~し、超必殺技中を無効化し、カウンターで超必殺技を発動させるテクもあるのです! ボタン入力に成功すると必殺技返し画面に突入し、逆に超必殺技をお見舞いしたりされたりするのです。 |
ゲームを開始した段階では、キャラクターは暦しか選択できず、持っている台詞もそれほど多くありません。ストーリーモードを進めていくことで、他のキャラクターが使えるようになったり、それぞれのキャラクターの台詞が追加されたりしていきます。
なお会話劇中で使える台詞は最大30個まで。あらかじめ所持している台詞の中から選んでセットしておく必要があります。このセットを“語録”と言い、語録は1から台詞を選んで作らなければいけないというわけではありません。語録自動作成機能もあるので、最初はこれを利用しつつ、慣れてきたらカスタマイズしていくといいと思います。
▲所持している台詞の中から、口撃力の高いものや相性のよいものなどを選び、語録をカスタマイズ! | ▲語録自動作成機能では、口撃力優先や連撃台詞優先といったようにある程度の指針を決めて作ることも可能です。 |
→ここからがこのゲームの本番かもしれない――
“妄想モード”を紹介!(2ページ目へ)
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
(C)2012 NBGI
※画面は開発中のもの。
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