あの日ゲームミュージックの世界が1つになった！ “エリアピコピコ88 五周年感謝祭”の模様をお届け

文：電撃オンライン

　去る8月25日、神奈川県の川崎市教育文化会館で、ゲームミュージックのイベント“エリアピコピコ88”が開催された。

　“エリアピコピコ88（以下、ピコ8）”は、神奈川県の“club月あかり夢てらす”で3カ月に1度開催されている、ゲーム音楽のクラブイベント。その5周年を記念して開催される本イベントには、ピコ8のレギュラーDJ陣に加え、スーパースィープの細江慎治さんと佐宗綾子さん、セガのサウンドチーム［H.］、TAITOのサウンドチームZUNTATA、エインシャントの古代祐三さん、DETUNEの佐野電磁さん、クロンのk.h.d.n.（林康さん＆永田大祐さん）、なかやまらいでんさん、STUDIO DUALMOONの渡部恭久さんといった著名なコンポーザーが出演。メインとラウンジの2フロアに分かれ、ライブやDJなどが行われた。

　メインフロアは、川崎市教育文化会館の大ホール。一番手を務めたひらいしんさんは、『ソニックR』の『Super Sonic Racing』や『テストドライブ アンリミテッド 2』の『Ghetto Burnin’』、『リッジレーサー』シリーズ楽曲などレーシングゲームの熱いナンバーをプレイ。

　続く天野うずめさんは、『ストライダー飛竜』の『ペテルブルグの月』や『ザ・スーパー忍』の『CHINA TOWN』といった忍者ミュージックや、『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』の最終決戦を彩った『ZERO』をプレイし、イベントの開幕からパワフルに会場を沸かせていた。

▲ひらいしんさん		▲天野うずめさん

　ZUNTATAのステージは、小塩広和さんのDJパートからスタート。『ダライアスバースト』の『Hello 31337』や『ミュージックガンガン！2』の『Pull The Trigger』など最近の曲目から始まり、『ダライアス外伝』の『VISIONNERZ～幻視人～』をはじめとする名曲のリミックスが披露された。

　DJパートの途中から、石川勝久さんがショルダーキーボードで参戦。ファンから非常に要望が多かったという、『サイキックフォース』の『Burning storm』が演奏された。演奏の合間に挟まれたトークパートでは、DJパートでも収録曲をプレイしていた新譜の『ミュージックガンガン！ ベストヒットチューン！』や、10月31日に発売されるZUNTATAの25周年を記念したアルバムCD『COZMO ～ZUNTATA 25th Anniversary～』の宣伝が行われた。

　その後、『ダライアスバースト』の『Good-bye my earth』と『ニンジャウォーリアーズ』の『DADDY MULK』という新旧2曲を続けて演奏。そしてステージの最後には『電車で電車でGO！GO！GO！ 2012』が歌われ、大盛況の内にステージを終了した。

▲小塩広和さん		▲石川勝久さん

　古代祐三さんは、『湾岸ミッドナイト』シリーズの楽曲オンリーでプレイ。同シリーズおなじみのユーロ・トランスミュージックがノンストップで流れ、疾走感溢れるメロディがフロアを大きく揺らしていた。

▲10kgの減量に成功してスマートになっていた古代祐三さん。

　細江慎治さんと佐宗綾子さんは、1つのプレイタイムをそれぞれ前後半に分けてDJを披露。細江さんは、『サイバリオン』や『ニンジャウォーリアーズ』といったタイトー楽曲や、『ロックマン』シリーズから『SNAKEMAN STAGE』や『AIRMAN STAGE』をプレイ。DJをする際にはナムコ楽曲が多い同氏としては珍しい、予期せぬクロスオーバーの選曲に、観客は大きく盛り上がった。

　佐宗さんは、『テクニクティクス』の収録曲『Days Dreamer』から始まり、『「ミューズステーションTV」音羽ねねのテーマ』や『プリズマティック・ソリッド』の楽曲など、オールドゲームを中心とした細江さんとは対照的な楽曲をセレクト。最後は『まもるクンは呪われてしまった！』から『YO-KAI DISCO』と『karakuri spirits』といったアップテンポな2曲がプレイされ、DJステージの最後を飾った。

▲細江慎治さん（左）＆佐宗綾子さん（右）。ナムコ関係の楽曲がなかったのは、許諾が間に合わなかったからとのこと。細江さんのブログでは、「あっ、しもたー」と冗談交じりにコメントされている。

→ラウンジには、もう1つのDJステージが展開！（2ページ目へ）

関連サイト

• “エリアピコピコ88”公式サイト