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2012年9月21日(金)

“遊びごたえ”が超絶アップ! 愛とこだわりを注げるSLG『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズと最新作の魅力を3者の視点で語る

文:キャナ☆メンごえモン

 いよいよ、発売日の9月27日を来週に控えたPSP用SLG『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド(以下、Gジェネ OW)』。長年続くシリーズと最新作『Gジェネ OW』の魅力をイチから紹介する“今から始める『Gジェネ』”も今回で最終回になります。今回は、予告通り総括となる座談会をお届けします!

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』

 さて、これまで2回の記事で『Gジェネ』シリーズの魅力をお伝えしてきました。私、ライターのキャナ☆メンの意見として“膨大な数のユニットやキャラクターを好きに組み合わせて、自分だけの部隊を作り上げて戦う”ゲームとしてのおもしろさ、“ガンダムらしい戦闘を味わえる”おもしろさを語ってまいりましたが、他の人はどのように『Gジェネ』と『Gジェネ OW』を見ているのか。それを今回の記事ではお伝えしていきたいと思います。以下の3名が、4つの話題について語っていきます。どうぞお付き合いください。

【座談会参加メンバー紹介】

ごえモン:『Gジェネ OW』特集の担当編集。初代『Gジェネ』から『SEED』までをプレイし、戦いに疲れた人。『Gジェネ』の最新作は昔から随分パワーアップしていると聞いて、「『Gジェネ』よ、私は帰ってきた!」。

キャナ☆メン:“今から始める『Gジェネ』”担当ライター。PS系の『Gジェネ』は一応、『ポータブル』を除いてすべてプレイ。前作『ワールド』の遊びやすさにハマり、「そして私は、『Gジェネ OW』のもとへ召されるであろう!」。

Mr.ハゲル:ライター。『SEED』で『ガンダム』の虜に。目下『UC』にハマり中。なのにまだ『Gジェネ』をプレイしたことがないと言うので、キャナ☆メンが拉致。「了解、マスター」。

【座談会テーマ】

・参戦作品はシリーズ最多! 『ガンダム』好きなら誰もが楽しめるボリューム(1ページ目)
・3段構えの展開が楽しめる! 2つの切り口から体験するストーリーモード(2ページ目)
・プレイヤーの『ガンダム』愛とこだわりをすべて詰め込める自軍の編成(3ページ目)
・編成と戦闘のカギをにぎる“マスターユニット”と『ガンダム』感あふれる戦闘(4ページ目)

■参戦作品はシリーズ最多! 『ガンダム』好きなら誰もが楽しめるボリューム

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』

キャナ☆メン:というわけで、いつまでも私1人で『Gジェネ OW』の魅力を語っていても、それってただの主観でしょ? という話にもなりますので、2人に来ていただきました。さあ、存分に語ってください。私はその間にゲームをプレイしていますから……。

ごえモン:いや、働いて(怒)。

Mr.ハゲル:そうですよ! それなら僕がプレイしている間に2人で語っていてください。何せモビルスーツ(MS)やモビルアーマー(MA)、戦艦なんかのユニットが全部で950体以上も出てくるから、遊んでも遊んでも、プロフィールが埋まらない、埋まらない……。初めて『Gジェネ』をプレイしましたけど、すごいボリュームありますよね。

ごえモン:ボリュームという点では、4作目の『F』(PS・2000年発売)もすごかったですよ。1,000体以上のユニットが収録されていましたから。しかも『機動戦士クロスボーン・ガンダム』や『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』といった、アニメ化されていない作品が、ボイスとBGM付きで、そのストーリーを追体験できるのは衝撃でしたね。『Gジェネ OW』でも、アニメ化されていない『ガンダム』作品がかなり収録されていてうれしいです。だから帰ってきた、みたいなところも(笑)。

キャナ☆メン:収録ユニット数については、今触れた『F』やPSP1作目となる『ポータブル』(PSP・2006年発売)には及ばないですけど、収録作品数はシリーズ最多の61ですしね。個人的には、『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリーG-UNIT』が再録されたのはうれしいです。原作が展開していた当時、ガンダムジェミナス01とハイドラガンダムのプラモデルを買った思い出があるので。ゲーム中で見た時には興奮しました(笑)。

Mr.ハゲル:でも、新しいところもきっちり押さえられてますよ。『機動戦士ガンダムUC』なんかは、6月にBD&DVDが発売になったばかりのエピソード5が、もう収録されていますからね。まさかこんなに早くゲームでバンシィを見られるとは……ええいキャナ☆メン、そのPSPを貸せ!

ごえモン:マリーダさんは、『ガンダム』系で久々に僕の琴線に触れた女性キャラクターでしたね……ちょっとお金(CAPITAL)がかかったけれど、スカウトして大活躍させています。

Mr.ハゲル:キャラクターも400人以上いるから、どんな編成にするか迷いましたね~。でも、ほとんどのキャラクターが最初からスカウトできる(雇える)のはよかったです! 最初から、ある程度お気に入りのキャラクターに狙いを定めてプレイできたので。計画的にお金を使うことができました。

ごえモン:僕はむしろ、エリス・クロードとかカチュア・リィスとか『Gジェネ』オリジナルのキャラクターに愛着があるんですけど、マリーダさんは特別(笑)。

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
▲『機動戦士ガンダムUC』エピソード5を再現した戦闘シーン。ユニットの動きが忠実に再現されている他、『Gジェネ OW』はキャラクターのカットイン演出も強化されている。

キャナ☆メン:昔は、ゲームオリジナルキャラクターで自軍を編成していましたしね。『Gジェネ OW』は、『ウォーズ』(PS2/Wii・2009年発売)からの流れを汲んだシリーズになっていて、遊びやすさの面でもだいぶ変わってきていると思います。『ウォーズ』の次に『ワールド』(PSP/Wii・2011年発売)と来て、私はすごく遊びやすくなったな、と感じたんですけれど。今回の『Gジェネ OW』は、遊びやすさも増しているし、何より“遊びごたえ”が加わっていると思いますよ。だから、PSPから片時も手を放したくない……ってことでPSPを返せ、Mr.ハゲル!

Mr.ハゲル:ああ、もう……! ところで今回の記事は、“今から始める『Gジェネ』”の企画第3回ということですけど、『Gジェネ』をプレイしたことない人や、長らくシリーズを離れた人に向けて、話しておきたい『Gジェネ』の魅力ってなんです?

キャナ☆メン:それはやっぱり、記事で何度も書いているけど、膨大な数のユニットとキャラクターを好きに組み合わせて、自分だけの部隊を作り上げて戦うことでしょ。自分の好物だけを詰めた弁当みたいに、作品の枠を超えて自分好みの機体だけを集められるのは、たまらない楽しさがありますね。僕は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』が好きなんで、そこから派生するユニットやキャラクターばかりで部隊を編成することも、『ワールド』では実際にやりました(笑)。

ごえモン:確かにそこは一番楽しい部分でもあるんだけど、僕は『Gジェネ』の魅力と言ったら、自分の好きな『ガンダム』世界のエピソードを追体験できることも外せないですね。『Gジェネ OW』はクロスオーバー色が強くて、僕がプレイしていたころとは様変わりしたんですけど、それでもやっぱり原作を追体験する魅力は感じられましたし。それに、僕はワンダースワンの『ギャザービート』(ワンダースワン・2000年発売)なんかもすごく好きだったんで。

Mr.ハゲル:僕は、複数の作品が同じステージでクロスオーバーするところもよかったですけど。2人みたいに子どものころから『ガンダム』ファンではないですが、それでも1人の『ガンダム』ファンとして言わせてもらうと、やっぱり原作がおもしろいほど“もっと先”や“if”を見たくなるのもファンの気持ちだと思うんです。その点、『Gジェネ OW』は自分のほうでもいろいろ妄想できて、ゲームのほうでもいろいろな展開があってと、キャラゲーとしての魅力にあふれていると感じました。

キャナ☆メン:そういえば、Mr.ハゲルは『Gジェネ』初プレイだったんだよね。だったら、初めて見るMSなんかも結構いなかった?

Mr.ハゲル:いました(苦笑)。さっきの話にもあったように、アニメ化されていない作品もたくさん収録されてますし、MSV(モビルスーツバリエーション)系はあまり追っていないので……。でもきちんとプロフィールが網羅されているので、知らないMSが出てくるのは逆に楽しかったですね。時間があれば、プロフィールだけを眺めてプレイしたい(笑)。

『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』 『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』
▲キャラクター、ユニットそれぞれの詳細なプロフィールが参照できる。キャラクターやユニットを集めるほど、データベースとしても使える充実ぶりに。ゲームをプレイせずとも見ているだけで楽しい。

キャナ☆メン:時間があったら、ぜひそうして(笑)。知らなかった作品やMSと出会えるのも『Gジェネ』の魅力の1つだと思うから。さて、そろそろ実際のゲームシステムの魅力についても話していきましょうか。

→3段構えの展開が楽しめる! 2つの切り口から体験するストーリーモード

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS

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データ

データ

▼『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PSP
■ジャンル:SLG
■発売日:2012年9月27日
■価格:5,650円(税込)
※2012年9月27日~12月末の期間限定価格

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