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2012年9月20日(木)

試遊者の次のセリフは「ディ・モールト ベネ!」と言う! 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』試遊レポート

文:ごえモン

 ありのまま今起こったことを話すぜ、「東京ゲームショウ2012のバンダイナムコゲームスブースで、2013年発売予定のPS3用FTG『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』をプレイする!」と心の中で思ったら、その時スデに行動は終わっていたッ! 空条承太郎のレポートを書き始めていたッ! ドーンッ!

試遊者の次のセリフは「ディ・モールト ベネ!」と言う! 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』試遊レポート

 どうも、ごえモンです。というわけで、ここでは『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の試遊レポートをお届けしますッ! ……その前に1つだけ注意を。本作はかなりの注目タイトルなため、ビジネスデイでも初回プレイまで30分ほど並びました。一般日に遊ぼうと思っている人は、早めにブースを訪れるとよいでしょう。

 TGSバージョンでは、事前情報の通り、空条承太郎、ジャイロ・ツェペリ、ジョセフ・ジョースター、ワムウの4キャラをプレイアブルキャラクターとして使用できます。今回は初回ということで、承太郎を選択。ちなみにプレイ後にざっとながめていたところ、承太郎とジャイロを使う人が多かった印象です。ステージは、カイロと闘技場の2つを選ぶことができたので、PVでは登場していない闘技場をチョイス。このステージでは、上院議員の車のように、戦車が突っ込んでくるようです! 公開されていないステージには、どのようなギミックがあるのか楽しみですね!

試遊者の次のセリフは「ディ・モールト ベネ!」と言う! 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』試遊レポート 試遊者の次のセリフは「ディ・モールト ベネ!」と言う! 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』試遊レポート

 プレイしてまず印象に残るのが、『ジョジョの奇妙な冒険』特有の書き文字。コンボをつなげれば“グッド!”、ダッシュで“ダッ”、攻撃をくらえば“ドーンッ!”、ダウンすれば“ドサッ!”と、原作にかなり近いデザインの書き文字が頻繁に登場します。しかも、その種類はかなり豊富。攻撃をくらうだけでも、何パターンもの書き文字が表示されます。これだけでも、スタッフの“ジョジョ愛”が垣間見れますね!

 次に“挑発”を試してみました。本作の挑発は、セレクトボタンで発動可能。使用すると、「おれが裁く!」というセリフとともに、帽子のつばに触っている左手を、左へキュっと動かす“例のポーズ”が再現されましたッ! もう一度使うと、今度は左手人差し指を相手に向けて“ドーン!”……う~ん、グッド! 本作の挑発は、1キャラクターに数パターン用意されているようですね。しかも、ただ原作通りに動くだけではなく、承太郎の場合は相手の必殺技ゲージ(ハートヒートゲージ)を下げる効果もあるようです。原作再現だけではなく、ゲームのシステムにもしっかり落とし込まれていました。ブラボー! おお……ブラボー!!

 次に試したのは“スタイリッシュムーブ”。これは、敵の攻撃をジャストのタイミングでガードすると、ノーダメージで攻撃を回避できるシステムです。ただし、HPゲージ下部のガードゲージを少し消費します。なぜ、このシステムが“スタイリッシュムーブ”と名づけられたのかといえば、よけると同時に“ジョジョ立ち”をするから! “ジョジョ立ち”をしながら攻撃をよける姿は、なんともシュールで笑えます(笑)。

 ちなみに、承太郎であれば原作13巻表紙に描かれた“あのポーズ”をとりながら、軸移動を行って敵の攻撃をよけます。さらに、挑発と同様に1キャラに数パターン、モーションが用意されているようですッ! これは全キャラの挑発とスタイリッシュムーブを見るだけでも楽しそうですね!

 格闘ゲームとして本作を見てみると、非常にカジュアルな印象。複雑な操作をしなくても、弱攻撃を連打するだけでコンボがつながって、さらに必殺技につながり、そしてハートヒートゲージがあれば、さらにそこから超必殺技にあたる“ハートヒートアタック”まで出せます。たぶん、知らない人が見れば「このゲームをやり込んでいるなッ!」と勘違いするような華麗なコンボを、1つのボタンを連打するだけで出せるのですッ!

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 これは格闘ゲームがあまり得意ではない“ジョジョファン”には、かなりうれしい仕様だと思います。自分が愛してやまないキャラを、原作の強さそのままに動かしている“つもり”になれるのですからッ! 格闘ゲームを全然プレイしない僕でも、本作が優れたキャラ格ゲー“ジョジョゲー”だってことはわかるぜッ!

 また、ハートヒートアタックのさらに上の大技“グレートヒートアタック”も、L1ボタンのみで発動可能です。もちろんコマンド入力でも出すことができ、承太郎の場合は“236+攻撃ボタン3つ同時押し”で“てめーはおれを怒らせた”を発動できます。この“てめーはおれを怒らせた”は超ド派手で、一見の価値ありです。

 始動技を当てると、時を止めつつ100コンボを超えるオラオラのラッシュ! HPゲージの1/3以上を奪うこの技は、原作であれば、おそらく見開きで3~4ページは使っているだろうオラオラ具合です(笑)。ジョジョファンにとっては、登場キャラの“グレートヒートアタック”をひと通り見るだけで、満足してしまうレベルだと思います。個人的には、プッチ神父や大統領、吉良吉影がもし登場するなら、どのような“グレートヒートアタック”になるか楽しみでしかたがありませんッ!

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 本作をひと言で表すのならば、それは「ディ・モールト ベネ!」になるでしょう。このような夢の“ジョジョゲー”を作ってくださった、サイバーコネクトツーさんとバンダイナムコゲームスさんには「ディ・モールト グラッツェ!」とお伝えしたいッ!

 本当は、後ろに何人のジョジョファンが並んでいようとも、絶対にプレイをやめねぇ! 4人を操作し終わるまで、僕は本作のプレイをやめないッ! と言いたいところなのですが、待機列から“ゴゴゴゴゴ”という書き文字が見えそうなので、退散します。

■東京ゲームショウ2012 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2012年9月20日~21日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2012年9月22日~23日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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