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2012年9月23日(日)

「ファッ○ュー」言いすぎな新生ダンテは1人で3人力!? 『DmC Devil May Cry』はモード切り替えが新しいスタイリッシュを演出

文:電撃オンライン

 東京ゲームショウ2012のSCEブースにてプレイアブル出展されているカプコンの『DmC Devil May Cry』。従来の『デビル メイ クライ』からスタイリッシュの方向性が大きく変わった本作を、スタイリッシュな皐月誠がスタイリッシュに体験しました。

『DmC Devil May Cry』
▲試遊コーナーの風景。

 姿や設定だけでなく、操作方法も大きく変ぼうを遂げた今回のダンテ。大剣リベリオンや二丁拳銃エボニー&アイボリーといった要素はそのままですが、悪魔と天使それぞれの能力の使い分けをはじめ、ゲームシステムが刷新されています。

 試遊台では、チュートリアルを含んだ“監視する街”と、1200年も生き長らえている巨大悪魔・サキュバスに挑む“刃を抱いて眠れ”の2ステージをプレイ可能。今回は、“刃を抱いて眠れ”をプレイしました。一般的(?)にサキュバスと言えばエナジードレインされたい感じのアレですが、本作のサキュバスは芋虫のような身体から獣のような手足が伸びるおぞましい外見なので、気兼ねなくぶち殺しましょう。

『DmC Devil May Cry』
▲カプコンのサキュバスなのに、モリガンとは大違いですよ。画面左にある白いマーカーが、本作で重要な要素の1つです。詳細は後述。

 従来からの最大の変更点は、ダンテの持つ天使と悪魔の能力。コントローラーのL2ボタンを押している間は“エンジェルモード”、R2ボタンを押している間は“デーモンモード”になり、ダンテのアクションが変化します。基本的に、エンジェルモードは多数のザコ敵、デーモンモードは単数の強敵に向いているとのこと。

 サキュバス戦で重要なのは、それぞれのモードで使用出来る“エンジェルリフト”(L2+□)と“デーモンプル”(R2+□)。簡単に説明しますと、エンジェルリフトは特定のオブジェクトまで移動する能力で、デーモンプルは特定のオブジェクトを引き寄せる能力です。『デビルメイクライ4』の主人公・ネロの、ヘルバウンドとスナッチに似ていますね。

 サキュバスは、豪腕で殴りつけたり口から毒性の体液を吐き散らして足場全体をダメージゾーンに変えたりと、相当な強敵です。足場がダメージゾーンに変えられた時に役に立つのが、エンジェルリフト。初期配置の足場の周りには、白いマーカーが灯る岩塊や他の足場が浮遊していて、マーカーをエンジェルリフトで乗り継ぐことで他の足場へ飛んでいけます。

 サキュバスの手や顔などをリベリオンで景気よくザクザク斬り刻んでいると、背中に伸びた管のような器官に赤いマーカーが灯りました。白いマーカーはエンジェルリフトが可能というサインですが、赤いマーカーがデーモンプルが可能というサイン。デーモンプルを発動させると、ダンテは管を引きちぎってくれました。このように、エンジェルリフトで逃げ回りながら攻撃し、ダメージが溜まってダウンしたらデーモンプルで次のフェイズへ移行するというのがサキュバスの攻略パターンです。

 言うと簡単ですが、ダンテの操作やエンジェルリフトの有効範囲に慣れない内は、足場からよく落下してよくダメージを負いました。特性の違う3つのダンテをシームレスに切り替えて使い分けるようなものですから、最初の内は誰もが混乱すると思います。ただ、エンジェルとデーモンの切り替えを習熟して、プレイヤー自身でスタイリッシュアクションを演出できるようになると非常に爽快です。モード切り替えの判断と管理は難しいですが、操作自体は簡単なので、要は慣れですね。

 さて、背中の管をすべて切り裂くと、サキュバスはステージ下段のエリアへ落下。溶岩のような液体が流れる下水道らしきステージで決戦が始まります。舞台は変わりましたが、重要なのはやはりエンジェルリフトでの移動とデーモンプルでの攻撃です。サキュバスは序盤のボスのようなので、このステージは操作練習という側面があるのでしょうか? 何はともあれ、最終的にサキュバスは液体の奔流に叩き落され、下水道内のスクリューに巻き込まれてご臨終しました。実際難しかったのですが、試遊の制限時間内で倒せてよかった!

 爽快なゲームシステムに加え、イギリスの開発スタジオ・ニンジャセオリーが描く異世界“Limbo(リンボ)”も、美しさとおぞましさが同居した素晴らしいデザインになっています。この新たな舞台でのデーモンハンティングをフルサイズでプレイできる日が楽しみです!

■東京ゲームショウ2012 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2012年9月20日~21日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2012年9月22日~23日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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