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2012年9月26日(水)

【電撃PlayStation】EAインタビュー第2弾! 『メダル オブ オナー ウォーファイター』はクオリティ重視の王道FPS

文:電撃PlayStation

 どもです! 電撃PlayStation編集部のHIROです。本日は、昨日の『FIFA13』に引き続き東京ゲームショウ2012で聞いてきた、エレクトロニック・アーツ(以下、EA)さんの注目タイトルのインタビュー記事をお届けします♪

 今回掲載するのは、FPSの先駆けとも言われる『メダル オブ オナー』シリーズ最新作の『メダル オブ オナー ウォーファイター』(以下、MOHWF)について。本作の魅力や制作秘話などを、開発スタジオのデンジャークローズ・ゲームズのプロデューサーにあれこれ聞いてきました!(『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』は明日にインタビュー記事を掲載予定)

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▲デンジャークローズ・ゲームズで『MOHWF』の開発プロデューサーを務めるルーク・タイ氏。インタビューの前には、本作をプレイしながら特徴や魅力を語ってもらった。

――東京ゲームショウ2012では、シングルプレイの試遊ができました。現在の完成度はどのぐらいでしょうか?
ルーク・タイ氏(以下、敬称略):ほぼ最終的な段階まで完成しており、自分たちが入れたいと思ったものはほとんど入っている状況です。もちろん、まだ公開していない要素も数多く存在します。
――今回の試遊では、雨や水たまりといった自然環境をはじめ、グラフィックの美しさに目をひかれました。
ルーク:“フロストバイト2”というゲームエンジンのおかげです。数えきれないぐらいの利点がありました。このエンジンは『バトルフィールド3』でも使われているもので、最高のグラフィックを実現できたと思います。『バトルフィールド3』で使用例があったので、それを基礎としてクオリティを高めることができました。
――操作まわりは前作とほぼ同じでしたね。
ルーク:FPSにはスタンダードな操作方法があり、今回もそれを使っています。ただ、コアなユーザーは自分自身で操作方法を設定するものなので、自分に合った操作方法にも変更が可能です。

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▲最高クラスのグラフィックで描かれる世界中の戦場。リアルさながらの銃撃戦は手に汗を握る。

――シングルプレイではストーリーを重視していると聞きました。
ルーク:『MOHWF』の主人公・プリーチャーは、アメリカ軍のなかで一部の優れた兵士しかなることができない“Tier 1オペレーター”です。本作のストーリーは、現役のTier 1オペレーターが書き下ろしたものなので、実際の兵士、作戦、戦場が盛り込まれた内容になっています。物語をとおして、リアルな戦場を体験できるでしょう。ちなみに、本作では弾薬が少なくなると仲間から弾薬をもらえます。じつは、これは実際にTier 1オペレーターたちが戦場でやっていることなんですよ。
――前作ではアフガニスタンがメインの舞台でしたが、本作ではフィリピンやアフリカなど世界中で戦いますよね。敵はいったい?
ルーク:“PETN”という爆発性の高い化学物質を扱うテロリストたちと戦っていくことになります。テロリストたちは世界各地でテロ活動を行っており、主人公たちはそれを阻止するべく世界中で戦います。それぞれの地域のテロリストをせん滅していくことで、テロリストをまとめている首謀者へとストーリーがつながっていく流れです。
――本作のテーマのひとつに“兵士へのリスペクト”とありますが、それを最も感じられる部分はどこですか?
ルーク:本作では、1人の兵士・プリーチャーが主人公です。愛する家族とのすれちがいや前線での過酷な任務……。彼のプライベートな部分と最前線で戦う姿を合わせて見せることで、自然に兵士へのリスペクトが生まれるものと信じています。

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▲シングルプレイでは1人の兵士・プリーチャーにスポットが当たる。はたして、彼は戦いをとおして何を勝ちとることができるのだろうか?

――ところでマルチプレイの要素も気になるのですが……。
ルーク:もちろんマルチプレイなしでは本作のおもしろさを語れません。今回のマルチプレイでは、グローバルウォーファイターとして、10カ国の12種類のTier 1オペレーターが登場します。サッカーのワールドカップのように、自国に対してプライドを持ってもらえるようにしているのが特徴です。
――日本人としては、ぜひ日本の部隊に出てほしいのですが、ダウンロードコンテンツなどで追加されませんか?
ルーク:日本のみなさんから、同じような質問をひんぱんに受けています(笑)。よく考えておきますね。ダウンロードコンテンツに関しては、早期購入特典として“ザ・ハント マップパック”を予定しています。ほかのダウンロードコンテンツに関しては、発表まで楽しみに待っていてください。
――マルチプレイには“ファイアチーム”というものがありますよね?
ルーク:2人1組で戦うのがファイアチームです。クラスやユニットなどから選べるので、何千もの組み合わせができます。また、ファイアチームでは、障害物をへだてても味方同士の位置がわかる、相手をサポートすることで恩恵を受けられるなど、チームプレイが楽しくなる要素を数多く盛り込みました。そのほか、35種類のマップとセレクションを用意しています。

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▲プレイヤーが世界各国のエリート特殊部隊になって競い合う姿は、まさに“特殊部隊のワールドカップ”だ。

――デンジャークローズ・ゲームズがFPSを作るうえで、一番大事にしているものを教えてください。
ルーク:FPSというジャンルは、今まで成功を積み重ねてきました。そのなかで、自分たちが最も重視しているのはクオリティです。グラフィックや音声をリアルなものに作り上げ、兵士に対しても焦点を当てていくことです。
――最後に、発売を楽しみにしているユーザーにひとことお願いします。
ルーク:これまでと同じように、非常にリアルなゲームになっています。シングルプレイでは1人の兵士にスポットを当てた重厚なストーリー、マルチプレイでは世界各国のTier 1オペレーターになることが可能です。とくにマルチプレイは、まだまだ明かしていない要素を数多く用意しているので、楽しみにしていてください。

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▲最高のクオリティで制作された『MOHWF』。開戦はすぐそこまで迫っている。

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