2012年9月27日(木)
TVアニメ『機動戦士ガンダム』の放映から、今年でなんと33年が経過! おそらく、日本アニメ史上最も関連作品が多く、ファン層も厚いであろう『ガンダム』シリーズ。すべての作品を知っている人はさすがに少ないと思いますが、誰でも1つは関連作品を見たことがあるほど認知度の高いコンテンツではないでしょうか。
そんなガンダムシリーズが垣根を越えて一堂に集結するという“お祭り感”あふれるゲームが、SDガンダム ジージェネレーション(以下、Gジェネ)』シリーズなのです。今回は、最新TVシリーズ『機動戦士ガンダムAGE』から、知る人ぞ知る名作『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』まで、シリーズ史上最大の61作品(!)が参戦する本作の魅力を、『ガンダム』マニアのライター・まさんがお伝えしていきましょう。
▲プレイを始める前に、メニューから選べる“戦闘デモ”をじっくり眺めるのもオススメ。制作チームの“ガンダム愛”が伝わってきてプレイ意欲も高まります。 |
さて、まず本作『オーバーワールド』がいったいどういうゲームなのかについて語らせていただきます。このシリーズは、前々作『ワールド』から続く“ブレイク系”と呼ばれるシリーズの最新作。“ブレイク系”は、原作の物語を再現していくのではなく、1ステージごとにさまざまな原作のシチュエーションやキャラクターがごちゃ混ぜに登場し、予想もつかない展開が楽しめる、というシリーズです。自分だけの部隊を作り、さまざまなガンダムのエピソードをつまみ食いしていく……というゲーム性は、豪華な“ガンダムごっこ遊び”をしていると考えるとわかりやすいかもしれません(詳しくは前回の記事を参照)。
▲部隊の編成はかなり自由。原作では敵と味方にわかれていたキャラクターを同じ部隊に入れることも可能です。 |
では、そんなわけでさっそくプレイ開始! 最初はチュートリアル的なプロローグステージがあり、それを終えると“マスターキャラクター”と呼ばれる特別なキャラクターを各ガンダム作品の主人公&ライバルから選択できます。このマスターキャラクターの枠は、あとでゲーム中の“編成”で変更できるので、自分の好みで選んじゃってOK! それが終われば、あとは自由に部隊を編成できるようになります。「俺がガンダムだ!」、「むしろ、部隊全員がガンダムだ!」って感じでガンダムだけの部隊を作るもよし、量産型にロマンを感じるもよしと、好きな部隊を編成し放題!
……とはいえ、最初は当然キャピタル(資金)や機体がないので、まずは序盤のステージを2つくらいクリアしたほうがいいでしょう。敵の戦艦を落とせば所属している機体を“捕獲”できますし、キャラクターや機体を強化できます。新しいステージをクリアしながら、少しずつ自分好みの部隊を作っていく、というのが本作の基本です。
本作には、原作のエピソードが混ざり合う“ワールドツアー”と、オリジナルストーリーを体験できる“ワールドコア”の2つのモードが収録されています。いつでも好きなほうを選んで遊べますが、“ワールドコア”は比較的難易度が高めなので後回しにしたほうがいいかもしれません。試しに“ワールドコア”にいきなり挑んでみましたが、歴代ガンダムの主役機体とパイロットが敵としてどんどん登場するので、かなり覚悟が必要だと感じました。まあ、そんなわけで今回は、無難に“ワールドツアー”をプレイしてみることにします。
▲“ワールドコア”では、歴代ガンダムの主役機体が次々と登場。いわゆるボスラッシュのようなステージになっているので、まず“ワールドツアー”でしっかり部隊を鍛えてから挑むのを推奨します。 |
→“ジェネレーションブレイク”で意外なクロスオーバーを堪能!(2ページ目)
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