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2012年10月19日(金)

テンポのよさ、残虐性、爽快感、すべてが原点回帰! オレたちが待ち望んでいた『NINJA GAIDEN』がWii Uで帰ってきたどぉおお

文:電撃オンライン

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『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
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 こんにちは、記事のアップは遅いけど夜のおつとめはハヤブサの如き早さで終わるゴローです。先日、コーエーテクモゲームスさんで、Wii Uローンチタイトル『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』(以下、『Razor’s Edge』)を体験してきたので、個人的に「ココがイイ!」と思ったところをズバズバッとレポートするぜぃ!

『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』

 そもそも、オレにとってWii U自体が初なのですが、Wii U GamePad、ちとデカすぎないかい? これを持ったまま長時間プレイしたら重くて疲れるでしょ、なんて不安を抱えつつ手に取ってみると……おや、全然軽いではないか! スクリーンには、武器の切り替えや忍法に対応したタッチパネルが配置されているから操作は便利だし、手に吸いつくようなフィット感もスバラシイ! このご時世、なんでもかんでもコンパクトが正義かと思っていたんですが、とんだ勘違いでした。

 さて、そんな新ハードで生まれ変わった『Razor’s Edge』はどうだったかというと、ぶっちゃけコッチがシリーズの正当な血を受け継いだ『3』と言ってしまっていいでしょう。テンポがよくなったハイスピードアクションと人体が欠損する残虐性を兼ね備えた、激しくて爽快なバトル! これぞ、ファンが待ち望んでいた本来の“ニンジャガ”です。『NINJA GAIDEN 3』に納得がいかなかった方は、劇的に進化した本作の姿をこの記事でチェックしてみてください。

●やたらめったら切り替わるバトル中のカメラ演出がなくなった!

 前作は、ただ敵を斬りつけているだけでもカメラが頻繁にズームアップされていました。演出的な見せ場が多すぎたため、「方向感覚が狂う」「ワケがわからない」といったユーザーの声もちらほら。でも、『Razor’s Edge』では、俯瞰視点のバトルが主体になり、ズームアップされるのは断骨や絶技などの大技を決めた時だけ。明らかに敵の位置が把握しやすくなっています。

『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』 『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』

●断骨システムを大幅に改善! 狙って決めることもできます

 バトルのテンポが悪くなるとの酷評まで受けていた断骨システム。今作では、発動前のQTE(クイックタイムイベント)の挿入がなく、弱攻撃or強攻撃の追加入力だけで流れるように断骨を繰り出せます。

『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』

 さらに、発動条件が“強攻撃を出そうとする敵に強攻撃を決める”に変わっていました。瀕死の敵は必ず強攻撃を仕掛けてくるので、わざと野放しにして敵を密集させてから断骨の連鎖でカルマを稼ぐといったことも狙ってできたんです! 今までは確率で発動だったので、出てほしい時に限って出ないモヤモヤ感もこれでなくなりましたね。

●四肢を斬り落とし、首をはね、胴体はまっぷたつに!

 人体が欠損するというバイオレンス表現が加わったことにより、敵を斬り刻んでいるとド派手な血しぶきとともに四肢がスパッとなくなります。トドメには、首が飛んだり、胴体がまっぷたつになったりするのでかなり爽快。やっぱり、ニンジャガはこうでなくては!

『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』 『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』

 しかも、この人体欠損のおかげで“腕がもげている=瀕死”といったように、敵が瀕死かどうかが視覚的にわかりやすくなっています。カルマを稼ぐために絶骨を狙いたい人にも、危険を避けるためにさっさと仕留めたい人にも、ありがたいことですな。

●忍者なら“クナイクライム”じゃなくて“連続飛鳥返し”でしょう

 “クナイクライム”で上がるポイントの多くが“連続飛鳥返し”で上がれるようになりました。忍者なら、高いところも壁をピョンピョン飛び移りながら上ってくれないとね。また、全般的にギミックを見直しているとのことで、綱渡りするポイントなんかも快適に移動できるように改善されているらしいですよ。

●敵AIが改良されてバトルがより激しく! ヤツらはガチで殺しにきます

 敵AIが改善されていて、戦っている最中に傍観している敵はほとんど見られませんでした。まあ、そのぶん敵の攻めのエグさといったらありません。難易度はNOMALのハズなのに、同じエリアでリトライを連発。“何度もやられる中で突破口を見つける”という『NINJA GAIDEN』らしいマゾさがより強調されていた感じです。

『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』 『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』
▲近くにいる敵は矢継ぎ早に攻撃を繰り出し、遠くからはマシンガンやランチャーが! 息もつかせぬ緊迫のバトルが展開します。

 補足をすると、ただ難しくなっているわけではなく、もっとテクニカルな戦いになったと言ったほうが正しいです。『Razor's Edge』では、新たに空蝉(うつせみ)という技が追加されていて、敵の攻撃がくるタイミングにあわせて使うと瞬時に相手の背後に移動できます。追加された空蝉と進化した断骨で、敵の猛攻をいかにして切り抜けるかが、攻略のポイントになってくるのではないでしょうか。

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 ちなみに、ステージの構造もところどころ変化していて、歴代シリーズのザコ敵やボスが登場するせん滅戦にテレポートできるポイントもありました。その時、自分はあやねを使ってドーク重鬼卿に挑んだんですが、残念ながら返り討ちに……。あいかわらず手強かったです。

 その他にも、武器や忍法の追加、カルマを使ったニンジャスキル(体力、技、武器)の習得&強化とコスチュームの取得、新プレイアブルキャラクター・あやねの参戦などなど、新要素がてんこ盛りです。真の忍道を極めるなら『Razor’s Edge』しかないっしょ!

『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』
『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』 『NINJA GAIDEN 3: Razor’s Edge』

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