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2012年10月21日(日)

なぐられた空太がどんな声を出したのか気になりつつも、松岡さんたちの“オトナ”な演技がたまらなかった『さくら荘』ステージをレポ

文:電撃オンライン

 10月20日~21日にかけて、千葉・幕張メッセで開催された“電撃20年祭”。この会場のステージイベントとして行われた、“さくら荘のペットな彼女 20年だよ! 大人の階段のぼっちゃうよ!? さくら荘会議”の模様をレポートする。

『さくら荘のペットな彼女』

 10月よりTVアニメが放映開始となっている『さくら荘のペットな彼女』。本日のステージには松岡禎丞さん(神田空太役)、茅野愛衣さん(椎名ましろ役)、中津真莉子さん(青山七海役)、高森奈津美さん(上井草美咲役)、櫻井孝宏さん(三鷹仁役)が出演。Webラジオ『さくら荘のペットなラジオ』でパーソナリティを務める茅野さんと高森さんが司会進行を担当した。

 キャスト陣があいさつを終えたところで、残念ながら本日来場できなかった いしづかあつこ監督からの手紙を茅野さんが読んでいくことに。応援やはげましのメッセージかと思いきや、謝罪の報告(※一部を除いて)に近い内容となっていた。

 まず中津さんには“ここは力士になりきって!”という指示を出したことに対して謝罪しつつ「ごっつぁんです」と感謝。高森さんには“マグロの歌”などの変な歌を歌わせたことをわびていた。

 続く櫻井さんにはアドリブがエロいと指摘して、原作者の鴨志田一先生がアドリブを聴くたびに爆笑し、先生のクールな印象が崩れてしまっていることを責めていた。松岡さんへのメッセージは、「毎回伝説の声を発する空太君、アフレコ現場で起こる笑いの原因は主にあなたです」というもので、読み上げられると会場内からも大きな笑いが。いしづか監督によると今後放送される“空太が仁になぐられるシーンの演技”は、耳から離れないほどで、その破壊力を“安眠妨害”とまで評価していた。

 最後に茅野さんには、声を張れないシーンばかりであることをわびつつ、「もうすぐ叫ぶシーンもありますよ」と告知していた。これには会場の観客からも驚きの声が上がっていた。

 いしづか監督のメッセージからは、“現場は笑いでドッカンドッカン”ととても楽しい現場であることが伝わってきた。この手紙を読んで感動していた松岡さんだったが、客席から「頑張れ松岡!」と声援が飛ぶと、感極まった松岡さんはちょっと泣きそうになってしまっていた。

 トークが一段落したところで、Webラジオ『さくら荘のペットなラジオ』でもやっているコーナー“ましろ当番だーれだ!”をやることに。ここでは、櫻井さんが司会を務め、まずは点呼を行う。名前を呼ばれた人が元気に返事をしていくのだが、櫻井さんのイタズラで2回呼ばれた松岡さん。空太のようにツッコミを期待した櫻井さんのパスだったが松岡さんは素直に返事をし、観客の笑いを誘っていた。しかし、これは後になって松岡さん、いや、ステージ上の女性声優2人に降りかかる悲劇の伏線だったのだ。

『さくら荘のペットな彼女』

 “ましろ当番だーれだ!”では、1対1でくじ引きをして当たってしまった人が第1話と2話で演じたセリフを大人っぽく演じることに。最初の対決は茅野さん対高森さん。くじ引きで負けてしまい、ましろなのにましろ当番になってしまった茅野さんは、第1話で、空太とましろの出会いのシーンの「わたし、好きよ」というセリフをオトナっぽく演じる。櫻井さんが思わず「俺も!」と返事してしまい、会場は笑いに包まれた。

 続いて松岡さん対櫻井さんの対決では、櫻井さんが敗北……したのだが、櫻井さんの「ましろ当番が当番しなくていいの?」というあおりに観客がノリにノリ、勝ったはずの松岡さんまで大人っぽくセリフを言うことになった。櫻井さんは第2話で裸リボンの美咲に迫られた仁の目の毒だ、さっさとしまえ」というセリフを、松岡さんは第2話でましろから脱ぐよう迫られたシーンの「ただし、パンツは脱がんぞ。これが条件だ」を演じた。

 1人だけあまってしまった中津さんはゲームを免除されるかと思いきや、茅野さん&高森さんが「点呼で2回返事した人がいますよね?」と松岡さんをチラチラ。ハメられた! とガックリうなだれる松岡さんは、ゲームに参加するもあえなく敗退。またしてもオトナっぽい演技を披露するのだった。

 しかし、先ほどの先輩のあおりをしっかり学んでいた松岡さんは、中津さん&高森さんのオトナっぽい演技を聞きたいよね? と観客に火を付けて、見事中津さんと高森さんも巻き込むことに成功! 高森さんは第1話の「私を捕まえてご覧なさ~い!」、中津さんは第2話のコンビニでバームクーヘンを見つめるましろにかけた「食べたいの?」というセリフ、松岡さんは第1話でましろにパンツを履かせようとするシーンのセリフを大人っぽく演じ、会場から大きな笑いと歓声が起こっていた。特に、なぜか最後のパンツという単語をショーツに変えた松岡さんの演技と、“ショーツを差し出すポーズ”がツボに入ってしまった櫻井さんが大爆笑。櫻井さんの笑いとともにコーナーは終了した。

『さくら荘のペットな彼女』

 ここで鈴木このみさんがステージに登場。エンディングテーマの『DAYS of DASH』を熱唱した。先ほどまでのコーナーのせいでステージ上に満ちていた“オトナ(?)な雰囲気”を、フレッシュかつ躍動感ある歌声がリセット。会場全体がさわやかになったところで、キャスト&鈴木さんがあいさつし、笑いに包まれた“さくら荘会議”は“電撃20年祭”最後のステージにふさわしい盛り上がりとともに幕を閉じた。

■“アスキー・メディアワークス創立20周年 電撃20年祭”イベント概要
【開催日時】2012年10月20日~10月21日 10:00~18:00(予定)
【会場】幕張メッセ(1~4ホール)
【入場料】無料

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