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2012年11月1日(木)

新兵たちよ、そのキレイなノーミソ君に刻んでおけ! 新たな物語が幕を開ける『Halo 4』を知るためのブートキャンプを開始する!

文:電撃オンライン

 『Halo』シリーズは、今から500年後の26世紀が舞台となっている。この時代、人類は“スリップスペース・ドライブ”(※スリップスペースはワープとほぼ同義)によって銀河系各地へ進出することが可能になり、他の惑星に次々と植民地を築いていた。ところが西暦2524年、人類がエイリアン種族の軍事同盟“コヴナント”と接触したことにより、事態は急変する。ここでは、これまでのシリーズ作品の概要を振り返りつつ、新兵諸君が覚えておいたほうがいいキーワードもフォローしていく。

■コヴナントの襲撃で、人類に危機が迫る!――『Halo:Reach』■

『Halo 4』
▲『Halo:Reach』のパッケージ画像。

 複数のエイリアン種族によって構成される軍事同盟“コヴナント”は、突如として、人類に対する攻撃を開始。銀河系各地の植民惑星は、コヴナントによって次々と破壊されていった。これに対してUNSC(国連宇宙司令部)は、強化兵士“スパルタン”を実戦に投入。だが抵抗もむなしく、コヴナントの攻撃はついに、人類最大の軍事拠点である惑星リーチに向けられる。

 惑星リーチで激戦が繰り広げられる中、スパルタン6人の特殊部隊“ノーブルチーム”は、スパルタンの生みの親であるキャサリン・ハルゼイ博士と接触する。ハルゼイ博士から、彼女の頭脳をコピーした超高度AI“コルタナ”を託されたノーブルチームは、メンバーの生命をかけて、UNSC艦オータムにコルタナを送り届ける。惑星リーチが陥落する直前に、からくも脱出したオータムには、スパルタンの兵士“マスターチーフ”が乗艦していた……。

『Halo 4』 『Halo 4』
▲『Halo:Reach』では、6名のスパルタン兵士で構成される特殊部隊“ノーブルチーム”の視点から、惑星リーチ陥落のドラマが語られる。▲惑星リーチを見下ろす宇宙空間に現れたコヴナントの巨大空母を破壊するため、ノーブルチームが宇宙に出撃するといった展開も。

<新兵のための『Halo』シリーズキーワード講座>

●コヴナント
 簡単に言うと敵。プロフェット族の“預言者”たちが唱える宗教的教義によって結束する、エイリアンの巨大な軍事同盟だ。人類を敵視し、一方的に攻撃を行っているが、その背景は……!?

●スパルタン
 兵士に肉体改造を施し、“MJOLNIR(ミョルニル)アーマー”を装着することで誕生した、スーパーソルジャーのこと。とても強い。マスターチーフは6歳で拉致(らち)されて訓練・肉体改造を受けた“SPARTAN-II”だ。その後も計画は継続され、『Halo 4』の時点では志願して改造を受ける“SPARTAN-IV”が存在している。まったくの余談だが、チーフの本名はジョンという。ジョン・ランボーやジョン・マクレーンのように、アメリカでは主人公に“ジョン”という名前を付ける風潮がある……気がしないでもない。

■謎の環状惑星“Halo”に隠された古代の秘密とは!?――『Halo』■

『Halo 4』
▲『Halo:Combat Evolved Anniversary』のパッケージ画像。

 惑星リーチを脱出したUNSC艦オータムが、ランダムジャンプによってたどり着いた宙域には、巨大なリング状の人工惑星“Halo(ヘイロー)”が存在していた。Haloの表面に降り立ったマスターチーフは、コヴナントがこの惑星で何かを懸命に捜索していることを知る。コヴナントと戦いながらHaloの地下深くに到達したマスターチーフは、そこで未知の寄生生物“フラッド”との遭遇を果たす。

 このHalo(アルファHalo)は、10万年前に滅亡した古代種族“フォアランナー”の遺跡だった。そしてHaloの真の機能とは、知的生命体に寄生して爆発的に増殖するフラッドを根絶するための最終兵器であった。その方法はとても簡単。フラッドの餌となる全銀河のあらゆる知的生命体を抹消するというものだ!

 マスターチーフは、Haloに不時着したUNSC艦オータムを自爆させることでHaloを破壊し、同時にフラッドを殲滅することに成功した。

『Halo 4』
▲天空に向かって伸びるのは、塔などではなく大地。簡単に言うと、指輪の内側が全部大地になっているのが、Haloという星なのだ。ちなみに『Halo』第1作は、シリーズ10周年を記念して『Halo:Combat Evolved Anniversary』というタイトルにHDリメイクされている。今遊んでも結構感動する。
『Halo 4』 『Halo 4』
▲古代種族フォアランナーが残した遺跡であるHaloの内部は、人類の文明とはまったく異なる光景が広がっている。そしてHaloの最深部には、銀河系すべてを危機に陥れる存在が封印されていた……。

<新兵のための『Halo』シリーズキーワード講座>

●フォアランナー
 はるか太古に存在し、高度なテクノロジーを有していた古代種族。今から10万年前に、謎の寄生生物フラッドと遭遇したフォアランナーは、銀河系各地に配置した7つの環状惑星からなる“Haloアレイ”を建造し、自分たちも含めた全銀河の知的生命体を抹消するという斬新なアイデアを実行。結果、10万年後にチーフたちを驚かすことになる。

■ついに地球へと到達したコヴナントに、内紛が発生!――『Halo 2』■

 地球へと帰還したマスターチーフの前に、突如としてコヴナントの艦隊が出現。フォアランナーの遺跡を調査していた、コヴナントの指導者である“預言者”の1人が偶然、地球にたどり着いたのだ。広大な宇宙でなんたる偶然! 南アフリカでの地上戦で敗北したコヴナントは、地表付近で巡洋艦のスリップスペースを強行して逃亡。これを追跡したマスターチーフたちが出くわしたのは、Haloアレイを構成する7つのHaloの1つ、“デルタHalo”だった。

 マスターチーフはこのデルタHaloで、フラッドの最終形態である奇怪な知的存在“グレイヴマインド”に捕らえられる。グレイヴマインドはさらに、コヴナントのエリート族である“アービター”も捕らえていた。預言者たちが教義によってHaloを起動しようとするのを阻止したいグレイヴマインドは、2人に共闘を持ちかける。

 マスターチーフは、エリート族の反乱で混乱するコヴナントの首都、ハイチャリティに侵入。一方のアービターは、預言者に味方するコヴナント勢力と戦い、デルタHaloの起動を阻止する。グレイヴマインドの率いるフラッドの大群がハイチャリティを襲い、追い詰められた“真実の預言者”は、フォアランナーの遺跡が眠る惑星――地球へと向かう!

『Halo 4』 『Halo 4』
▲『Halo 2』では、コヴナントのエリート族“アービター”となってプレイする場面も。人類の敵であるコヴナント内部のドラマが描かれることで、作品世界の奥行きがいっそう深くなっている。

■Haloを建造する“アーク”で展開される最終決戦!――『Halo 3』■

『Halo 4』
▲『Halo 3』のパッケージ画像。

 南アフリカの大都市ニューモンバサに降りたったコヴナントの地上部隊を、UNSCの軌道降下特殊部隊ODSTが撃退していたころ(※別作品『Halo 3:ODST』の話)、マスターチーフが地球に帰還。先に地球にきていたアービターと合流して、“真実の預言者”の追跡を開始する。

 アフリカの大地に出現したフォアランナーの遺跡“ポータル”は、銀河の果てに存在するHaloアレイを建造するための巨大な施設“アーク”に通じる入り口だった。アークの内部で“真実の預言者”を倒し、Haloアレイの起動を食い止めたマスターチーフとアービター。しかしその前に、大量のフラッドが出現! Haloの起動を免れたグレイヴマインドが、2人に反旗をひるがえしたのだ!

 フラッドに汚染されてアーク表面へ墜落してきた、コヴナントの首都惑星ハイチャリティの内部に突入したマスターチーフは、パートナーであるAI“コルタナ”を救出する。コルタナは、アークで再建途中の不完全な2代目アルファHaloを起動することで、Haloアレイを起動することなくフラッドのみを一掃し、アークを破壊できると提案する。アルファHaloの起動に成功し、一行は崩壊するアークからUNSC艦で脱出しようとするが、途中で艦が損壊し、アービターのみが地球に生還した。

 人類と、エリート族を中心とするコヴナントのあいだで和平が結ばれる中、人類を救った英雄マスターチーフは戦死したと考えられていた。しかし、奇跡的に助かっていたマスターチーフは、宇宙の果てを漂流しながら、コールドスリープによる眠りについたのだった……。

『Halo 4』 『Halo 4』
▲『Halo 3』では、前作で登場したエリート族のアービターが、マスターチーフと共闘する。実際のゲームでも、協力プレイが可能だ。▲『Halo 2』ラストで、コルタナはHaloの起動を阻止するため、ハイチャリティに留まっていた。フラッドの大群に汚染されたハイチャリティの奥深くで、孤独に耐えていた彼女を、マスターチーフが救出する! これは実に燃える展開だ!!

<新兵のための『Halo』シリーズキーワード講座>

●コルタナ
 女性の人格を持つ超高度AIで、マスターチーフのパートナー。彼女のように高度なAIは、約7年で寿命を迎えるとされている。また、かつてハイチャリティで、グレイヴマインドによる浸食を受けており、その影響も気になるが……。

 ここまで説明してきたところで、新兵諸君もようやく『Halo 4』をやる顔つきになってきたことだろう。しかし、ここでキャンプは終わりではない。次のページからは『Halo 4』情報をお見せするのだから。

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