ハゲ頭にバーコードのオッサンがなぜカッコイイのか？ 『ヒットマン アブソリューション』のおもしろさの秘密に迫る！

文：電撃オンライン

【ポイント3】暗殺者としての“本能”で困難なミッションを達成！

　『ヒットマン アブソリューション』では、ゲームプレイ面でも大幅な進化を遂げている。プレイヤーが自由に暗殺計画を立てて、さまざまな方法で暗殺ミッションを実行できるという基本的なコンセプトは本作でも変わらない。ただ、ステルスACTとしての自由度の高さは大きな魅力でもある反面、シリーズの初心者にはハードルが高いと感じられる部分でもあった。そこで本作から新たに導入されたのが、“インスティンクト”と呼ばれるシステムだ。

▲インスティンクトを発動させると、NPCの身体が光り輝いて、壁越しからでも彼らの異位置を確認できる。また彼らの移動経路予測が、足下にラインで表示される。

　生まれながらの暗殺者であるエージェント47が持つ、暗殺者としての“本能”インスティンクトを発動すると、マップ内を自由に行動するNPCの現在位置を把握したり、移動経路を先読みしたりすることができる。隠れている壁越しからでも敵の行動がわかるので、敵に見つかるのを避けたり、逆に敵を待ち伏せして攻撃したりするのがかなり有利になるはずだ。他にも、インスティンクトを使用することで、変装を見破られるのを防ぐ（状況に溶け込む、ごまかす）“ブレンディング”という技能もある。一見すると困難に思える暗殺ミッションでも、インスティンクトを活用すれば、見事に成功させることが可能だ！

▲庭師に変装した47を同業者の仲間がじっと見つめている。“ブレンディング”を使ったごまかしが効いている間に、彼らのそばから離れよう。

【ポイント4】より高度な暗殺を目指す“チャレンジ”も充実！　

　暗殺ミッションの終了後に、プレイ内容が評価されて、伝説の暗殺者である“サイレントアサシン”をはじめとする称号が獲得できるといった要素は、これまでのシリーズでも存在していた。『ヒットマン アブソリューション』では、そのミッションクリア後の評価が一新され、プレイした内容がより的確に反映されるようになっている。

　プレイ前に設定した難易度によってスコアが変化するだけでなく、特定の暗殺方法で倒すといった“チャレンジ”を達成することで、スコアがアップする仕掛けも用意されている。前シリーズを遊んできた上級者であれば、初プレイからスマートな暗殺でハイスコアに挑戦してみるのもいいだろう。獲得したスコアは、オンラインを通じて世界中のライバルとランキングで競うことが可能だ！

▲ただ単に暗殺を成功させるだけでなく、殺害の証拠の回収やヘッドショットを決めるなど、特定の行動を実行するごとに最終的なスコアが加算されていく。

　このように『ヒットマン アブソリューション』には、本作から新たに導入された要素が多数見られる一方で、過去のシリーズから受け継がれてきた、これまで通りの魅力も存在している。次のページでは、そんな『ヒットマン』シリーズ独特の魅力について解説しよう。

→シュールなのにカッコイイ！ 『ヒットマン』シリーズの魅力（3ページ目）

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データ

関連サイト

• 『ヒットマン アブソリューション』公式サイト
• 電撃オンライン内特集ページ“電撃EXTREME EDGES”