2012年11月17日(土)
カプコンは、12月8日に発売するWii U用ソフト『モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.』のプレス向け体験会を実施した。
『モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.』は、2011年12月10日に発売された3DS用ACT『モンスターハンター3(トライ)G』のHD版。Wii U版同士のオンライン協力プレイだけでなく、3DS版とのローカル通信による協力プレイにも対応する。3DS版とは、セーブデータの共有も可能だ。
体験会には、『モンスターハンター』シリーズプロデューサーの辻本良三さんと、タイトルプロデューサー・塩沢夏希さんが登場。本作のポイントや特徴を解説した。
▲辻本さんが個人的にイチオシしている機能が、Wii U GamePadに表示されるキーボード機能。手書きモードなど、さまざまな工夫がされているということだ。 | ▲本作のプロデューサーである塩沢さん。美麗なグラフィックでの遊びやすい環境を実現するために、尽力したという。 |
本作の特徴として、タイトルにもあるようにフルHD化が挙げられる。3DS版『モンスターハンター3(トライ)G』と比較すると、より鮮明な画面でゲームプレイを楽しめる。塩沢さんは、大型モンスターをはじめ、フィールドやエフェクトすべてのテクスチャーを張り替えていると説明。ユーザーインターフェイスもHD化にあわせて作り直しているため、遊びやすくなっているとのこと。
▲3DS版の画像。 |
▲Wii U版の画像。 |
▲3DS版の画像。 |
▲Wii U版の画像。 |
サウンドはリニアPCM 5.1chに対応することで、すべてのBGM、効果音がアップグレード。「シリーズ初の5.1chというリッチな環境で狩猟できます」と語っていた。
3DS『モンスターハンター3(トライ)G』とセーブデータを共有することが可能。無料のデータ移行アプリを、3DSに落とすことで作業できるようになる。セーブデータを移行すると、、移行を行った方のデータにはロックがかかるため、両方を進行してしまうことはないという。ただ、何かの問題が起きて、どうしても前のデータでプレイしたいという場合は、ロックを解除することも可能だという。
▲こちらがデータ移行中の画面。終了時には「大成功!」と表示される。 |
▲Wii U版ではゲームモードとして、転送するモードが用意されている。これを使うことで、セーブデータを移行できる。 |
データ移行は数秒で終わるため、出かける前や帰宅時にさっと行えるとのことだ。自宅では大画面での狩りを、移動中は3DSでの狩りを楽しめる。セーブデータ転送中には、おなじみの曲『英雄の証』をアレンジした新曲が流れる。
Wii U版同士では、インターネット通信を介して協力プレイを行える。さらに、3DSを持っている人と、ローカル通信を使った協力プレイにも対応。1台のWii U本体につき、最大3台の3DSを接続可能だ。
連絡船の前にいる剣ニャン丸から、ネットワークモードに接続できる。無料でオンラインプレイを楽しめるため、オンライン環境があれば誰でも楽しめる。ワールドやロビーなどの作りは、Wii『モンスターハンター3(トライ)』と大きく変わらないため、シリーズファンならば違和感なく楽しめるとのこと。
本作で開発陣が力をいれているのは、快適なコミュニケーションを取るためのチャットモード。ZLボタンを押すことで、チャットモードに移行する。Wii U GamePadのシステムキーボードを使い、発言できる。チャットウインドウは、モードに移行すると開かれるが、誰かが発言した際にも、3行程度が表示される小さいアイコンが出現する。
設定されている定型文を選んで発言する以外にも、定型文を変更することも可能。もちろん、自分で自由に発言することもできる。入力方法は、ローマ字とカナ入力をできるキーボード入力だけでなく、携帯電話のようにタッチした回数で入力文字が変化する方法、さらに手書きが用意されている。
塩沢さんは「チャットモードは、よりいいものにするべく現在も開発中です。これを使って、スムーズな狩りを楽しんでほしいですね」とファンにメッセージを送った。
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