2012年11月19日(月)
バンダイナムコゲームスは、アメリカで人気のWebコミック“ShiftyLook”の日本語版サイト開始記念として、東京・六本木で日本上陸記念パーティを開催した。
ShiftyLookは、バンダイナムコゲームスの『ワンダーモモ』や『超絶倫人ベラボーマン』、『塊魂』、『ドラゴンスピリット』といったレトロゲームをアメリカのコミック作家が描くWebコミックサイト。アメリカではWebサイトでの人気だけでなく、リアルのイベントなどでも多数のファンが来場し、作家たちもサイン攻めにあうなど、認知度も高いという。
イベントには、バンダイナムコゲームスでゼネラルプロデューサーを務める栗田穣崇さん、プロデューサー兼編集長のロブ・ペレダ氏、そしてアメリカより来日した4人の作家が登場し、“ShiftyLook”に対する意気込みや担当している作品についての思いを語った。
ゼネラルプロデューサーの栗田さんは、ShiftyLookについてアメリカにWebコミックという市場があり、そして海外では『パックマン』や『ディグダグ』といったレトロゲームの人気が非常に高いと語った。その上で、この人気のコンテンツを日本でも知ってもらいたいと述べた。また、ゆくゆくはTシャツなどのグッズをWebで販売していく展開を考えているという。
プロデューサーのロブさんは、日本で展開するShiftyLookについて、まずは10以上ある連載コンテンツの中から、人気の高いものを日本語化していくと語った。また、いろいろなジャンルのものをやっていく構想もあるとのこと。
▲ゼネラルプロデューサーの栗田さん。 | ▲プロデューサーのロブさん。 |
『塊魂』を担当しているアレックス・クーラングさんは、ゲームではまったく話すことのない王子だが、コミックの中では逆に声を持たせることでキャラクターを再定義していると語った。またストーリーについては、毎回よりクレイジーな展開となるように心がけているという。
▲『塊魂』担当のアレックスさん。 |
ShiftyLookで一番人気である『ワンダーモモ』を担当しているオマー・ドーガンさんは、『ワンダーモモ』を描くにあたって、有名なキャラクターというのは皆が知っているので、コアとなる部分を失わずに新たに描き起こすのが難しかったと語った。その上で人気を損なわず、受け入れられるようにがんばりたいとコメントした。
▲『ワンダーモモ』担当のオマーさん。 |
ShiftyLookでもっとも長く連載している『ブラボーマン(超絶倫人ベラボーマン)』を担当しているダックス・ゴーディンさんは、物語についてゲームとは異なる、まったく新しい方向を追求したと語った。主人公はスーパーヒーローになろうと努力し、非常にコミカルでハッピーに展開していくという。
▲『ブラボーマン』担当のダックスさん。 |
『ドラゴンスピリット』を担当しているステファン・カミングスさんは、主人公のドラゴンについて、ゲーム中での首が増えるということを別のバージョンとなることで表現。また作品自体もアクションあり、ファンタジーあり、ロマンスありといったものに仕上がっているとのこと。
▲『ドラゴンスピリット』担当のステファンさん。 |
現在、日本語版のShiftyLookサイトには『ブラボーマン』、『ワンダーモモ』、『ワルキューレ』、『塊魂』、『風のクロノア』といった5作品がアップされている。本家ShiftyLookには、『ゼビウス』や『スカイキッド』の他15作品がアップされており、こういった作品の日本での登場も期待したいところだ。
▲会場には英語版のままだが、ShiftyLookの各作品が展示されていた。 |
(C)NAMCO BANDAI GAMES inc.