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2012年11月30日(金)

今さら人に聞けない『パズル&ドラゴンズ』の魅力――なぜ『パズドラ』はこんなにも大ヒットを記録しているのか?【ゲームやろうぜ!】

文:電撃オンライン

 電撃オンラインで、11月~2013年2月末まで展開中の年末年始特別企画“ゲームやろうぜ!キャンペーン”。本企画で、iPhone/iPod touch/iPad/Android用アプリ『パズル&ドラゴンズ(以下、パズドラ)』が“読者が選ぶ年末年始にプレイしたいゲームランキング(11月期)”の上位に入ったことを記念して、大ヒットを記録しているが、今さら人に聞くことができない『パズドラ』のおもしろさ・魅力を、未プレイユーザーに向けて紹介する。

■“パズ”と“ドラ”の出会い

 こんにちは、ライターのRonです。パズ兄さんとドラ姉さんが見つめ合うTV-CMでもおなじみのパズルRPG『パズル&ドラゴンズ』。つい先日には400万ダウンロードを突破したというニュースも流れたりして、配信開始から10カ月ほど経つにもかかわらず、一向に衰えない人気の高さには驚かされるばかりです。

 私はiOS版の配信時(2012年2月)から遊んでいるのですが、配信当初ほどではないものの、今でも時々遊ぶことがあります。実はこれ、私にとっては異例のことなんです。毎日のように魅力的なスマホ用のアプリが配信される中、半年以上も同じソーシャルゲームで遊んでしまうというのはこれまでにないことでした。なぜ『パズドラ』だけこんなに遊んでしまうのか? それには、私が元々“アクションパズルゲームが好きだから”ということを差し引いても、何か特別な理由がありそうです。……ということで、ここではまだこのゲームをやったことがないという人のために、私がこのゲームでおもしろいと思ったところをかいつまんでご紹介しながら、人気の秘密を少し探ってみましょう。

『パズル&ドラゴンズ』
▲『パズドラ』はアイテム課金制なので無料で遊べます。課金すればいろいろと便利なことはありますが、無料のままでもかなり遊べますよ。

■RPGとアクションパズルの融合

 SLGとRPGでS・RPG、ACTとAVGでA・AVG。2つのジャンルが融合した作品で成功したタイトルを挙げろと言われれば、枚挙にいとまがありません。しかし“パズルとRPGを融合”した例は、なぜかあまり見かけませんでした。厳密に言えば『パズドラ』の前にも、私が好きな『Dungeon Raid』など、RPG要素のあるパズルゲームアプリはあったのですが、日本では『パズドラ』ほど人気が爆発しなかったんですよね。

『パズル&ドラゴンズ』
▲『Dungeon Raid』は剣とドクロを3つ以上選ぶと消せる(攻撃できる)パズルRPG。武器の変更や成長の要素もあります。

 同じパズルRPGアプリなのに『パズドラ』のほうがなぜ受けたのか? その理由はいくつか考えられますが、1つは日本製アクションパズルの定番ルールを採用したことにあると思います。それは“カラフルなブロックが並んでいるアクションパズルは、同じ色のブロックを3つ以上つなげると消せる”というある種お約束になったルールです。

 有名な『ズーキーパー』がこのルールですし、複数個並ぶと消えるというルールだけなら『ぷよぷよ』、『コラムス』、『パネルでポン』などの落ちものパズルや、『サメガメ』などいろいろなタイトルが挙げられます。このように『テトリス』の発売以降、数多くの落ちものパズル、アクションパズルが世に出て、いろいろな形で多くの人々に遊ばれたからこそ浸透したルールと言えます。画面を見ただけでなんとなくゲームのルールが想像できるというのは、遊んでもらうための敷居を下げる効果がありますよね。私も『パズドラ』の画面を初めて見た時、複数個並べて消すルールについてはなんとなく想像ができました。ただ、お約束のルールであるからこそ、二番煎じ、三番煎じの印象が拭えず、新鮮味がなくて飽きられやすいというデメリットもあります。

『パズル&ドラゴンズ』
▲『パズドラ』は、アクションパズルを遊んだことがない人でもルールがすぐに理解できるでしょう。

■1つの大きな変更点

 『パズドラ』はドロップを3つ以上並べて消すというアクションパズルのお約束ルールを採用しながらも、1点だけ大きな変更を加えています。それは、ドロップを自由に動かせるようにした点です。こういったタイプのアクションパズルは、隣り合ったドロップ(ブロック)とだけ入れ替えられることが多いですよね。

 ところが『パズドラ』は、時間内であればフィールドのどのドロップとも入れ替えることができるのです。この“一筆書きのように移動させて複数のドロップを入れ替える”ことが連鎖・同時消しをパズル的に作り出すことにもつながり、落下したドロップが偶然消えるというランダム要素に、能動的に連鎖を作り出す戦略性を加えています。そういう点では、ドラッグするだけでドロップを入れ替えられるという直感的な操作も、このゲームにぴったり合っているなとあらためて感じます。

『パズル&ドラゴンズ』
▲ドロップの移動中に表示される残り時間のゲージ。これがなくなると移動場所が強制的に決定されてしまいます。

→2ページ目では『パズドラ』の基本ルールを紹介!

→『パズドラ』魅力解説の続きは3ページ目で!

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データ

▼『パズル&ドラゴンズ』
■メーカー:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■対応機種:iPhone/iPod touch/iPad/Android(ダウンロード専用)
■ジャンル:PZG
■配信日:2012年2月20日
■価格:基本無料
 
『パズル&ドラゴンズ』のダウンロードはこちら(iTunesが必要)

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