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2012年11月30日(金)

今さら人に聞けない『パズル&ドラゴンズ』の魅力――なぜ『パズドラ』はこんなにも大ヒットを記録しているのか?【ゲームやろうぜ!】

文:電撃オンライン

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■耳に残る音楽と収集欲をくすぐるデザインのモンスター

 『パズドラ』のBGMを担当しているのは、『ロマンシング サ・ガ』シリーズや『聖剣伝説』シリーズをはじめ、数々のゲームに楽曲を提供してこられた伊藤賢治さんです。この『パズドラ』でもタイトル画面のBGMからダンジョンのBGMまで、どれも耳に残る曲が多く、ゲームを華麗に盛り上げてくれます。音楽に力が入っているという点もこのゲームの特徴と言えるでしょう。

 また、全部で400種類以上登場するモンスターは、人間型、動物型、植物型などさまざまなタイプがそろっているうえに、かっこいい、かわいい、おもしろいと見た目にも楽しく、収集や育成のしがいがあります。『パズドラ』はすでにグッズが発売されていたり、一部のモンスターはゲームセンターのプライズにもなっていたりしますので、登場キャラクターにも人気があることがわかりますね(グッズは私も欲しいです!)。

『パズル&ドラゴンズ』
▲一度でも仲間に加えたモンスターは図鑑に登録され、細かいステータスなどを確認できるようになります。

■プレイヤー同士はゆるいつながりで

 実は『パズドラ』は他のプレイヤーとの強いつながりはありません。一応フレンドとメッセージのやり取りはできますが、頻繁に連絡を取り合うようなケースはまれでしょう。では、何を通してつながるのかというと、前述のようにお互いのモンスターを助っ人として自分のパーティに加えることです。

 異なる属性の強いモンスターを持ったプレイヤーがフレンドにいるほど、パーティ編成の組み合わせにも幅が出るため、思わずいろいろな人にフレンド申請がしたくなる、といううまい仕組みになっています。実際、フレンド登録した人のモンスターも相手のプレイに合わせて成長しますので、ゲーム進行が楽になる場合が多いですね。また、自分のモンスターが貸し出された際には役に立つほうがいいわけですから、当然、自分のモンスターを鍛えたくなり、これがプレイのモチベーションアップにもつながっています。

『パズル&ドラゴンズ』
▲ダンジョンに入る前は、他のプレイヤーとフレンドプレイヤーのモンスターから1体選んでパーティを組めます。

■日本のスマートフォンゲームに一石を投じた作品

 9月からはAndroid版の配信も始まって、ますますプレイヤー人口が増えている『パズドラ』。“モバイルプロジェクト・アワード2012”“CEDEC AWARDS 2012”で最優秀賞を受賞するなど、ここまで支持されたのには上で述べたゲーム内容のよさ以外にも、コラボイベントの楽しさ、通信障害が発生した際や何かの記念に気前よく魔法石(一番役に立つアイテム)をくれるといった、運営側の努力や細やかなフォローもあると思います。

 さて、ここまで長々と『パズドラ』の魅力を書いてはみましたが、“百聞は一見にしかず”ですから、あとは実際にプレイしていただくのが一番でしょう。なんといってもプレイは基本無料(アイテム課金制)ですし、まずは気軽にダウンロードしてみてください。

 丁寧な作り、しっかりしたゲームルールを採用したという点で、ソーシャルゲームとは異なる新しい世界を創造した『パズドラ』。本作はスマートフォンゲームのパラダイムシフトのきっかけになるかもしれません。なんにせよ必見の1本ですよ!(Ron)

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データ

▼『パズル&ドラゴンズ』
■メーカー:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■対応機種:iPhone/iPod touch/iPad/Android(ダウンロード専用)
■ジャンル:PZG
■配信日:2012年2月20日
■価格:基本無料
 
『パズル&ドラゴンズ』のダウンロードはこちら(iTunesが必要)

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