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2012年12月5日(水)

最高賞金1,200万円の“第1回デジタルMANGA新人賞”受賞者が発表! 受賞作品は“電撃D-MANGAオンライン”にて掲載中

文:電撃オンライン

 弊社アスキー・メディアワークスの『電撃コミック ジャパン』は、“第1回デジタルMANGA新人賞”の受賞者を、12月4日にニコニコ生放送の特別番組にて発表した。

“第1回デジタルMANGA新人賞”

 『電撃コミック ジャパン』は、20~40代の男女を対象とした、PC/タブレットPC/スマートフォン向けの電子コミック雑誌。専用のビューワーアプリやニコニコ静画、PixivコミックといったWebアプリから閲覧できる。

 “第1回デジタルMANGA新人賞”では、デジタル漫画部門、デジタル4コマ漫画部門、デジタルコミックエッセイ部門、デジタル漫画原作部門、デジタルコンテンツ部門の5部門において作品を広く募集。賞金3万円の奨励賞や、賞金100万円の上に連載が確約される部門賞が用意されていて、部門賞受賞者の中から選ばれるグランプリには、さらに賞金1,100万円が贈られる。

 “第1回デジタルMANGA新人賞”授賞式の司会進行を務めるのは、荘口彰久さん。審査員として、審査員長でもある作家・評論家の岡田斗司夫さん、イラストレーターのいとうのいぢさん、漫画家の垣野内成美さん、某ゲーム会社会長のミスターでかてさん、タレントの吉木りささん、『電撃コミック ジャパン』の斉藤康夫編集長が勤める。なお、アニメ監督の前田真宏さんも出演予定だったが、スケジュールの都合により欠席した。

“第1回デジタルMANGA新人賞”

各部門・各賞の受賞作品/受賞者は、以下の通り。

■“第1回デジタルMANGA新人賞”受賞作品/受賞者(敬称略)一覧
●デジタルマンガ部門
 【部門賞】『Re:魔法少女』しよた こん
 【入選】『岡くんと磯川さん』キヨカ ツカサ
 【佳作】『女子会』ヘツカ
 【奨励賞】『ねこカブト虫』柴ノ助
 【奨励賞】『正木くんちのしっぽ』れぇ

●デジタル4コマ漫画部門
 【部門賞】『僕の名は残念ながら可愛くない』白黒
 【入選】『ポン太くんと吉田くん』うたまる
 【佳作】『くるめ先生とわたし。』ぐるこ
 【奨励賞】『Whim of angel』マエリーノ=ザキルディーニ
 【奨励賞】『むしおとめ。』さくらえび ちま

●デジタルコミックエッセイ部門
 【部門賞】『27歳、迷走中』鈴木 ポガ子
 【入選】該当作なし
 【佳作】『ぞうきん柄のネコ』まき りえこ
 【奨励賞】該当作なし
 【奨励賞】該当作なし

●デジタル漫画原作部門
 【部門賞】該当作なし
 【入選】『VEL』タケト スズメ
 【佳作】『少年と銀色と少女』六馬 衣霧
 【奨励賞】該当作なし
 【奨励賞】該当作なし

●デジタルコンテンツ漫画部門
 【部門賞】該当作なし
 【入選】『マタガール』マタボーイズ
 【佳作】『グラン・ギュノ劇場 遊星からの変な種(^o^)』灰原 とう
 【奨励賞】該当作なし
 【奨励賞】該当作なし

(応募総数206作品)

“第1回デジタルMANGA新人賞”
▲部門賞を獲得した3名。前列左から鈴木ポガ子さん、白黒さん、しよた こんさん。

 厳正なる審査の上、栄えあるグランプリに選ばれたのは、しよたさんの『Re:魔法少女』。しよたさんは、立ち上がった当時の“第1回デジタルMANGA新人賞”公式サイトにはグランプリ該当者を必ず出すとの旨が掲示されていいたが、締め切り間際になってその表記が消えていたので、本当にグランプリが出るとは思っていなかったとコメントした。

 岡田さんは、本作を「すごく面白い作品で、連載というより、このままアニメ化して大丈夫な内容です」と評価。さらにしよたさんの人柄を指して、「“第2の西原理恵子現る!”です。多分20年後ぐらいには、民法のTVでエロ話をしてると思います」と語っていた。

“第1回デジタルMANGA新人賞”
▲しよたさんは実際にタレント的な活動も展開するのだろうか? 今後の活躍に注目したい。

 今回の入選作は、12月4日にオープンしたWebコミックサイト“電撃D-MANGAオンライン”にて公開されている。グランプリを獲得した『Re:魔法少女』をはじめ、 岡田さんいわく「姪が『アパッチ野球軍』のモンキーみたいで本当にかわいくない」という『僕の姪は残念ながら可愛くない』や、「(作者本人が)美人で、裏切られた気持ち」になったという『27歳、迷走中』などをチェックしてほしい。

“第1回デジタルMANGA新人賞” “第1回デジタルMANGA新人賞”
▲番組内では、いとうのいぢさんによる作画の生配信も行われた。放送中に真上からの撮影の要望が多かったため、カメラマンがカメラをほぼ垂直に持ち上げて対応している。

 ニコニコ生放送での番組配信中は、常に笑顔で冗談を欠かさなかったしよたさんんだが、配信終了後には涙をこぼす場面も。インタビューの中で、病気持ちの母親に生活の上で心配をかけていたことや、締め切りの10日前にネームが完成し、そこから身体を壊すまで作画作業を続けたことが語られた。才能や実力もさることながら、それを支える多大な苦労があっての受賞だろう。

“第1回デジタルMANGA新人賞”

→部門賞受賞者3名へのインタビューを掲載!(2ページ目へ)

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