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2012年12月8日(土)

『ソウルキャリバーV』5on5大会“STRIKE.2”が開催! 25チーム125人が頂点を目指して戦った濃密な6時間とは

文:megane

 10月24日に、PS3/Xbox 360用ソフト『ソウルキャリバーV』のオフライン大会“STRIKE.2”が東京・秋葉原にあるインターネットカフェ“アイ・カフェ”にて行われた。ここではその大会の模様をお届けする。

 “STRIKE.2”は、4月に行われた“STRIKE.1”に続いて行われたオフライン大会。大会ではメインイベントとして5人1組で戦う5on5と、シングルで戦う1on1の2つが行われ、130人以上のプレイヤーおよび観客が来場。来場者の中には関東近郊のみならず、西は九州、北は北海道からと全国規模でプレイヤーが集結したといえる。

『STRIKE.2』 『STRIKE.2』
▲会場内は数多くのプレイヤーおよび観客でごった返していた。

 5on5は斡旋によるメンバー分けを含む25チーム125人が、1on1は108人がエントリーし、前回大会の1on1エントリー82人をはるかにしのぐ、大人数による大会となった。

『STRIKE.2』
▲大会のイベントコンパニオンとして前回同様にてくまくまぁやさんが参加。今回はヴィオラの衣装に身を包んでの活躍を見せた。

■プレイヤーによる盛り上げが熱心な『ソウルキャリバーV』

 この『ソウルキャリバーV』というゲームが、発売から半年以上が経過している今、なぜこのような盛り上がりを見せているのか、まずはその部分から説明しよう。

 『ソウルキャリバーV』による大規模なイベントおよび大会は、ソフトが発売された2012年2月以降、メーカー公式のものからユーザー主導のものまで5回以上行われている。ゲームソフトの賞味期限が年々短くなっている現在において、ここまで盛り上がりが持続できているのは、プレイヤーによる下支えの厚さによるものが大きい。

『STRIKE.2』 『STRIKE.2』
▲4月にラスベガスで行われたバンダイナムコゲームス公式の世界大会。▲同じく4月に行われたSTRIKE.1の様子。

 また、『ソウルキャリバーV』自体の作りのよさがあってのことであるが、『バーチャファイター』などの他の格闘ゲームからのトッププレイヤーの参入(いわゆるバーチャ勢)、そして現在までのプレイの継続も大きなポイントである。なお、今回のSTRIKE.2には、バーチャ勢で組まれたチームが3チーム計15人が参加している。

 また、7月にラスベガスで行われた格闘ゲームの世界大会“Evolution 2012”では、もともと『ソウルキャリバー』シリーズを遊んでいたプレイヤーだけでなく、バーチャ勢からも青パイ選手、板橋ザンギエフ選手、かまあげ選手、きっさ選手、しろぬこ選手、ふ~ど選手といったメンバーが渡米し、トーナメントに参加している。

 中でもかまあげ選手はベスト8まで残り、プレイし始めてからわずか5カ月で、世界7位という結果となっている。ちなみに決勝トーナメントは8人中3人が日本人プレイヤーで、デコポン選手が日本人として初めて『ソウルキャリバー』の世界大会で優勝を飾っている。

 そして、10月からは北海道在住のプレイヤーであるはらきり、くどうちゃん両氏考案による登録制のランクシステム“段位戦”がXbox 360版にて開始された。この段位戦はプレイヤーマッチにて行われ、部屋の管理と勝敗の記入を行う立会人のもと、結果が随時サイトに反映されるという仕組みになっている。半自動化されたシステムがプレイヤーにより構築され、昇格および降格をかけた熾烈な戦いが毎夜繰り広げられている。

『STRIKE.2』
▲有志の手によって行われている段位戦サイト。

 こういった有志によるランクシステムは、アーケード『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』による段位戦が有名だが、この『ソウルキャリバーV』もそれに負けるに劣らない完成度を誇っている。

 もちろん、まだゲームが発売されてから1年も経っていないわけで、対戦ゲームとしては現在の状況はまだまだという声もある。ただ、『ソウルキャリバーV』が発売されてから、これまでの総まとめが今回のSTRIKE.2であるとも言える。それでは次ページからそんな大会の様子をお届けする。

7つのブロックに分けて進行した5on5予選ラウンド→(2ページ目へ)

(C)NBGI

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