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2012年12月14日(金)

『バイオハザード6』がアップデート! 新たに追加された絶望的難易度とエイダ編のCo-opはどんな感じ?

文:皐月誠

 カプコンから発売中の『バイオハザード6』において、12月17日に実施される無料アップデートで、最上位難易度の“NO HOPE”やエイダ編のCo-opモードなどが実装される。今回は、それぞれの新モードについてのプレイレポートをお届けする。

■激ムズな“NO HOPE”の闇も生き抜け!

 はいどうも。“オンスロート”のルールに某対戦STGを思い出した人はだいたいお仲間、イーカプ限定盤のレオンジャケットを今冬常用の皐月誠です。どんと来い生物災害。

 まずは簡単に“NO HOPE”の概要をご案内。本作の英語圏向けキャッチコピー“NO HOPE LEFT”にも通じる名前を持ったこの難易度は、デフォルトの最高難易度“PROFESSIONAL”を上回る極悪設定で、敵の攻撃力がかなり上昇しています。また、スキルは使用できず、コンティニュー時の完全回復もなし。ただしスキルポイントが表示値の倍だけ獲得可能なので、スキルのアンロックを狙う際にはオススメです。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲12月17日のアップデート解説画面。▲ゲーム中にメニューを開いても、やっぱりスキルの項目はなし。泣けるぜ。

 今回プレイするのは、ゾンビが主な敵となるレオン編から、序盤の大学の校舎を脱出するシーンです。講堂にて、さっそく出会ったゾンビの頭部を狙って射撃! ……が、なかなか怯まない&死なない。ゾンビの耐久値が上がって、プレイヤーのクリティカル率が下がっている!? 弾の消費が序盤から心配です。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲スキルを装備できないので、プレイヤーの能力は脆弱で接近戦は危険……それでもレオンは、ナイフや格闘のリーチがあるのでまだいいのですが。
『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲弾薬節約の常套手段である体術で抹殺。難易度が高くてもプレイヤーキャラの性能は変わらず、フィジカルコンバットゲージの回復速度がそのままなのは安心。

 最初は注意していても、日常の積み重ねの中で危機感が薄れてしまうのが人のつね。大学内ではドアを開けた瞬間にゾンビが飛びかかってくるシーンがありますが、まんまと引っかかって押し倒されました。レバガチャで振りほど……って早っ!? 時間制限が迫るの早い! 一瞬にして3つ残っていた体力が消滅してダイイング! アイエエエエエ!?

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲一瞬で大の字に横たわるレオン。あまりの出来事に我が目を疑いましたよ、もう。

 序盤の難関シーンのひとつが、セキュリティゲートのカードキーを拾いに行く間の渡り廊下。閉じ込められた狭い廊下で、窓からわらわらゾンビが侵入してきます。手榴弾のような範囲攻撃武器があれば多少は楽なのですが、この時に持っていたのはリモコン爆弾1個のみ? って、とある教室に焼夷手榴弾があったのに拾い忘れてたよ!? とりあえず囲まれないように、大きく動き回りながらヘッドショットを狙っていきます。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲教卓の上に焼夷手榴弾があったのですが。てへぺろ。▲中庭のハーブはしっかり回収。
『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲ゾンビの数自体は他の難易度と変わりませんが、一体ごとが強化されているので、近付きたくはありません。
『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲ステージギミックの消火器を活用! ゾンビの群れが怯んだスキに、攻撃を加えたり体勢を立て直したりします。
『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲ゾンビの武器を奪う特殊近接は、高威力なので積極的に。カウンター攻撃をキメられたらカッコいいのですが、失敗して食らった時がとても怖いので体勢崩しから。

 カードキーを見つけた後の、目覚めたゾンビの不意打ちには要注意。ダッシュや緊急回避でかわしていきましょう。数は多くないので、個別に格闘で倒していくのがベターです。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲ゾンビの耐久力が高いので何度も踏みます。踏み踏み。
『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲1体のゾンビを相手にしていたら、その後ろから飛びかかってきたゾンビに倒されるというワンシーン。パトカーに乗り込んで脱出するまでのシークエンスは、ここからもう戦わずに駆け抜けたほうがいいかも……?

 さて、本作をそこそこプレイした方なら、これを読んでこう思うでしょう。「当たり前のプレイしかしてないじゃん!」と。その通り! “NO HOPE”ではすべての基本が重要!! 敵の弱点を狙うエイム、攻撃をかわす操作、アイテムや敵の出現ポイントの熟知、ステージギミックの活用……些細なミスが大ダメージにつながるので、基本の徹底が最重要となります。緊張の途絶えた時が、プレイヤーの命が尽きる時!

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲ゾンビを無視してダーッシュ!! これも重要です。

 シナリオの中でも特にレオン編は“どこから敵が襲ってくるかわからない恐怖”がキモですが、一度通過してネタバレを見ると、その感覚は薄れてしまいます。しかし、一撃がとても重い“NO HOPE”では、“先が分かっているのにやっぱり怖い”というスリルを楽しめました。

『バイオハザード6』
▲“NO HOPE”という名称ながら、クリア不可能と呼ぶまでの難易度ではないので、普通におもしろいです。

 この先は大量のゾンビがたむろする地下鉄道や、四方八方からゾンビが迫るガソリンスタンド、ブラッドショットやウーパーが登場するガンショップなど序盤から難関ポイントが続きますが、“基本に忠実”なプレイが命を救ってくれるはず。本当に“NO HOPE”なのはどちらか、弾丸に乗せてクリーチャーどもに叩きこんでやりましょう!

→次のページではCo-opに対応したエイダ編を紹介!(2ページ目へ)

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