2012年12月22日(土)
『ケリ姫スイーツ』のスタッフは、女子に蹴られたいドMさん? そんな疑いを持つ尾高もえみちゃんが、プロデューサーの西村大介さんと、ディレクターの浅田一輝さんに、いろいろ話を聞いてみた。
個性的なキャラクターや斬新なゲーム性の誕生秘話や、今後のアップデートなどについて語ってもらったので、すでにプレイ中の方も、これから始める方も必見! また、初心者のもえみちゃんがゲームの攻略アドバイスも聞いているので、これから始める方はぜひ参考にしてほしい。
▲西村プロデューサー | ▲浅田ディレクター | ▲尾高もえみちゃん |
尾高もえみちゃん(以下、もえみ):実際にプレイしてみて、お姫様が兵士を蹴るというゲームシステムがすごくおもしろいと思いました! このシステムは誰が考えたのですか? ひょっとして、西村さん、浅田さんは女子に蹴られたいという願望があるんですか?
西村大介さん(以下、西村):そうなんです、女子に蹴られたいんです……!
浅田一輝さん(以下、浅田):尾高さん、私をブーツで蹴ってください!
もえみ:えええっ、いいんですか!
西村:冗談です、冗談(笑)。『ケリ姫』シリーズのストーリーやシステムは浅田が考えているのですが、“姫が兵士を蹴る”というアイデアを誰が考えたのかは、明確に覚えていないんですよ。
浅田:開発当時、海外で流行っていた“指で何かを弾き飛ばす”というシンプルな操作性で、日本人向けのおもしろいゲームを作りたいと思っていました。弾き飛ばす操作性と、プレイヤーの駒が“姫”と“兵士”という要素だけは早い段階で決まったのですが、姫を目立たせつつ兵士を活躍させる方法に悩みましたね。
もえみ:開発スタッフのみなさんは、ドMの集団じゃなかったんですね……。
西村:プライベートなことは、わかりませんが(笑)。実現こそしませんでしたが、ゲームのプロモーションの一環として、開発スタッフが渋谷で道行く女性に蹴られる……という企画はありましたね。
浅田:そうですね、いろいろな事情でNGになりましたが、やらなくてよかったです(笑)。
もえみ:おもしろそうなのに残念!
▲ケリ姫に蹴られるのを順番待ちしている兵士たち……。シュールすぎ! |
もえみ:『ケリ姫クエスト2』ではなくて、『ケリ姫スイーツ』にしたのはなぜですか?
西村:前作『ケリ姫クエスト』は落とし切りのゲームアプリでしたが、今作はオンラインに対応し、追加アップデートを行う運営型に切り替えました。そういう意味でも、前作と今作は違うイメージにしたかったので『ケリ姫スイーツ』にしました。
もえみ:スイーツはどこから出てきたんですか?
浅田:新しいタイトルを考えるにあたって、“姫が何を求めていのるか?”という点に重点を置いて考えました。前作ではイケメンを追い求めていたので、他に何があるだろう? と考えたとき、女性が好きなスイーツ(甘い物)をタイトルにつけてみました。
もえみ:私もスイーツは大好きなので、よくわかります♪ それでドーナツをゲットすると兵士が大きくなるんですね。
西村:ゲームシステムを複雑にしたくなかったのですが、シンプルすぎてもすぐに飽きられてしまうかなと……。そこで、見た目の演出とインパクトを上げるために、ドーナツを取ると兵士が大きくなる、という設定がわかりやすいだろうと思いました。
もえみ:でも、出てくるスイーツがドーナツだけのような……!?
浅田:マップ名がラムネ海岸とかシャーベット洞窟とかになっていて、スイーツ感たっぷりじゃないですか! アイテムはドーナツだけですが、最初から種類をたくさん出してしまうとユーザーさんが混乱してしまうと思ったので、今後は増やしていきます。
もえみ:私はバナナが好きなので、バナナを使ったスイーツを出してほしいです。たとえば……チョコバナナとか?
西村:今後の案としてメモっておきます(笑)。
もえみ:ありがとうございます! それにしても、ケリ姫が個性的でストーリーがおもしろいです!
浅田:ケリ姫のワガママっぷりを楽しんでもらうために、各マップごとにスイーツとイケメンがセットになっています。例えば、最初のドーナツ草原だと、イケメンが作ったドーナツを食べるために姫が旅に出る……といった感じで、どのマップでも“スイーツを食べるついでにイケメンにも会う”というのが、基本的なストーリーなんですよ(笑)。
もえみ:肉食系ですね~、私も見習わなきゃ(笑)。
▲空中に浮かんでいるドーナツをうまくゲットすると兵士が巨大化! 攻撃力と地上での移動力がアップする。 |
もえみ:前作と大きく違う部分を教えてください。
浅田:前作との大きな違いは、ソーシャル要素です。前作はオンラインに対応していなかったので、遊んでいるユーザーさん同士の交流には、TwitterやFacebookなどのSNSが利用されていました。このコミュニケーションの輪をゲーム内でフォローしてあげたいと思い、その結果として生まれたのが“フレンド機能”です。これは、他のプレイヤーをお助けキャラクターとして呼び出せる機能です。
もえみ:私もフレンド機能のおかげで、いろいろな人に助けてもらっています♪
▲緑ネームがフレンドで、赤ネームがフレンド候補のプレイヤー。攻撃力や職業を考えて助っ人に呼ぶプレイヤーを決めよう。 | ▲赤ネームを助っ人に呼ぶと、マップクリア時にフレンド申請をすることが可能。 | ▲TwitterやFacebookと連動して、『ケリ姫スイーツ』のプレイ内容を投稿することができる。 |
西村:助っ人に呼べるプレイヤーは、自分と同じレベル帯から自動的にマッチングしてくれるので、ゲームの進み具合が同じような人とフレンドになるチャンスでもあります。
浅田:それから兵士の職業が増えたことも、前作との大きな違いですね。前作で多かった“兵士を強化できるようにしてほしい”という要望も実現しました。
もえみ:前作から改善した部分はどこですか?
浅田:前作は3Dモデリングを使用したり、ステージ上のオブジェクトが多かったので、ローディング時間の長さがネックになっていました。端末が据え置き型のゲーム機のようにハイスペックではないので、どうしても時間はかかってしまうのですが、今作ではそこを極力短くしようと気を使っています。
→初心者にオススメの職業と7つの職業の使い方も解説! もえみちゃんも必見ですヨ!(3ページ目へ)
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