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2012年12月27日(木)

【とある魔術と科学の週刊詳報】日高里菜さんの質問にどう答えるのか!? キャストインタビュー第4弾は一方通行(アクセラレータ)役の岡本信彦さん

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスから2013年2月21日に発売されるPSP用ソフト『とある魔術と科学の群奏活劇(アンサンブル)』。その特集企画“とある魔術と科学の週刊詳報”の第13回をお届けする。

 電撃文庫の小説シリーズ『とある魔術の禁書目録(インデックス)』と、そのスピンオフコミック『とある科学の超電磁砲(レールガン)』が絡み合って1つのAVGとなった本作。原作者・鎌池和馬先生が書き下ろしたシナリオを含め、作中には計4ルートの物語が用意されており、それぞれ異なる主人公の視点が描かれる。ソフト発売の2日後となる2013年2月23日には、映画『劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』が公開され、本作には劇場版とのリンクも盛り込まれているという。

 特集第13回は、キャストインタビュー4弾目をお届け。今回は、学園都市第一位の超能力者・一方通行(アクセラレータ)を演じる岡本信彦さんがお相手だ。なお、第11回の記事では打ち止め(ラストオーダー)役の日高里菜さんのインタビューも掲載しているので、こちらもぜひ一読してほしい。

【とある魔術と科学の週刊詳報】 【とある魔術と科学の週刊詳報】
▲岡本信彦さん(画像左)と岡本さんが演じる一方通行(画像右)

■ありあまる強さはゲームではどう描かれるのか■

――『とある』シリーズのゲーム版最新作が出ることになりましたが、今のお気持ちは?

 またまた一方通行として出演できてうれしいですね。これまでは上条当麻が主人公の『とある魔術の禁書目録』、御坂美琴が主人公の『とある科学の超電磁砲』と単品でゲーム化がされていましたが、今回はその2作品が融合したと聞いてます。しかも鎌池先生の書き下ろしシナリオもあるらしいので、僕自身も完成がすごく楽しみです!

――岡本さんが演じる一方通行はどんなシーンで登場するのでしょうか?

 登場ルートは魔術(裏)編ですね。てっきり暗めのシーンで登場すると思ったのですが、“打ち止め”ちゃんとの明るいやり取りが中心でした。当初は一方通行が戦闘に出るシーンもあったみたいなのですが、彼が絡むとほぼ無双状態になってしまうのでカットされたようです(苦笑)。確かに、攻撃でも防御でも一方通行なら1人でこなせちゃいますからね。それこそ、止めようと思ったら藤原啓治さん演じる木原数多を呼ぶくらいしないと(笑)。

――本作の物語は大覇星祭の直前ということで、時系列を考えると一方通行が負傷したあとになりますね。

 そうですね。病院の中で杖をついている時期です。ちょうど物語と連動して、“ミサカネットワーク”とのかかわりが描かれていたりします。

――ゲームの収録の中で印象的な場面はありましたか?

 病室の中にお見舞い品らしき物があるのですが、なぜかそこに“ドリアン”がありましたね(笑)。あんなの置いてあったら、室内の中がすごいニオイになっちゃうんじゃないかな~。ドリアンを使って打ち止めとちょっとした絡みもあったりしました。

―― ……あまりよくない未来が想像できますが、ゲームを楽しみにしておきます(笑)。少しさかのぼった質問になりますが、最初に一方通行を見た時の第一印象はどんなものでしたか?

 最初は、とにかくどんなキャラクターでどんな性格をしているのかつかみづらかったですね。純粋な悪役だけど、上条との戦いの中で少し気持ちが揺らぐ一面もあったりして。あとは、感情のスイッチの切り替わりがとても激しい人物なんだなあとも感じました。

 一方通行は一度殺戮モードに切り替わると、最高にハイテンションな人間になります。僕はTVアニメでその状態の一方通行から演じ始めたので、割とやりやすかったですね。逆に、打ち止めと出会ってから描かれるテンションオフの状態……気だるげに話す“普段の一方通行”というのが演じていて難しかったです。

――打ち止めに対するイメージは?

 とてもかわいらしい女の子だけど、ちょっとやかましい気もしますね(笑)。でも、一方通行が寂しい時には心の支えとなってくれる、大切な存在だと思います。

―― 一方通行は確かに極悪で残忍な面もありますが、そこも魅力になっていますよね。

 僕もそう思います! だから、戦闘シーンなどを演じる時は徹底してクレイジーでハイな精神状態を意識しています。もう、それこそアドレナリンを大量分泌するくらいの勢いで!

――ファンの中では、あの独特な“笑い声”が好きだという人も多そうですが……。

 あの笑いは、鎌池先生の原作小説を読んでイメージをふくらませました。当初、オーディションの時は普通の笑い方でOKをいただいたのですが、実際に演じる時に何か物足りないと思って自分なりのアレンジを加えました。アニメなどの影響もあって、一方通行の笑い声=岡本信彦という印象が強くなったみたいです。でもそのせいで、素の自分を見た時にギャップを感じる人が増えてしまったようで(苦笑)。

――先ほど感情のスイッチのお話がありましたが、岡本さんはオン・オフ状態のどちらが演じやすいですか?

 感情の起伏が極端なので、実際に演じるとどちらも難しいですね。日常会話などの場合は、とにかく声を小さくしてダルそうにしゃべっています。逆に戦闘の時など非日常に突入した時には全力を出してハイテンションで演じているので、自分のエネルギー切れが心配です(笑)。

――原作で一方通行はもはや主人公格のキャラなので、今後の活躍にも期待がかかります。

 上条当麻は右手の“幻想殺し(イマジンブレイカー)”1つですべてを片付けていくキャラなのに対して、一方通行は割と成長ぶりが描かれているキャラですよね。彼が活躍するシーンを読むごとに、上条と対になる重要キャラなのだなと感じさせられます。元々持っているベクトル操作能力が強いうえに、物語が進むと“黒い翼”が発現したりして、はたしてどこまで強くなるのやら……。僕自身もとても気になっているところですね。

  →一方通行を演じるうえでの目標は……?(2ページ目へ)

(C)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX MOVIE
(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN
(C)2012 NBGI
※画面は開発中のもの。

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データ

▼『とある魔術と科学の群奏活劇(アンサンブル)』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PSP
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年2月21日
■希望小売価格:6,280円

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