2012年12月20日(木)
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『コール オブ デューティ ブラックオプスII』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
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「ジョセフィーーーーナッ!」と思わず絶叫したくなる今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか? 洋ゲー大好きライターのイトヤンと申します。
『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の『字幕版』発売時には、同作をプレイしてその背景となる1980年代のアメリカの歴史を語るという主観レビューを書かせてもらいました。そしてこの12月20日には、同作の『吹き替え版』が発売されます。今回、『字幕版』もプレイ済みの自分がひと足お先に『吹き替え版』をプレイすることができたので、「『吹き替え版』は『字幕版』と一体どう違うのか?」という点を踏まえたレポートをお届けしたいと思います。
のっけから個人的な話で恐縮ですが、自分は洋画を観るなら、吹き替えよりも字幕で観るほうが好みです。たとえオリジナルのセリフがわからなくても、字幕を読むのに合わせて、その役を演じる俳優さんが実際に話す声の抑揚に耳を傾けることで、なんとなく理解が深まるように感じられるからなのですが……。
でもゲームの場合、それも特にFPSのようなアクションゲームであれば、字幕と吹き替えを選択できるのなら、迷わず吹き替えのほうを選びます。だって、敵に対して必死に照準を向けている最中に、セリフの字幕を読んでいる余裕なんて、なかなかないですからねぇ。
今回、『コール オブ デューティ ブラックオプスII(吹き替え版)』をプレイして、FPSでの吹き替え音声のメリットを、改めて実感することができました。本作では1980年代と2025年という2つの時代のミッションが平行して進行していきますが、そのどちらの場合でも戦闘の途中で随時、ともに戦う仲間の声や通信による指示が届きます。
『字幕版』だとその指示にまでなかなか注意が回らないのですが、『吹き替え版』だと日本語の音声で耳に入るため、戦闘中でも余裕で指示を確認することができるのです。これによって敵との戦いに集中できるのはもちろん、字幕だけでは把握しきれないゲームの細部の情報も、より詳しく知ることができるようになっています。
▲敵との戦闘の最中に、日本語による通信が耳から入ってくることで、自分が置かれている状況を、素早く確認できます。 |
日本語音声による指示が聞こえるということは、プレイ中に耳から入ってくる情報をより意識するようになる、ということにもつながります。すると、敵兵士の銃声や話し声によって相手の位置を把握できるといった、吹き替えによる間接的なメリットも得られるようになるのです。吹き替え版でプレイすることで、こうしたFPSでのサウンド演出の重要さが、より多くのプレイヤーに実感してもらえるのではないでしょうか。
ちなみに、本作の『吹き替え版』では、キャンペーンモードはもちろんのこと、マルチプレイヤーモードやゾンビモードの音声もすべて、丁寧に日本語化されています。特にゾンビモードの“トランジット”では、プレイヤーが操作する4人のキャラクターの音声が、完璧に吹き替えられています。
実は、このモードで登場人物が発するセリフは、そのほとんどが意味不明のヘンテコな内容なのです(笑)。でも、“意味がわからない”というのを日本語で確認できること自体が、ゾンビが徘徊するこの世界のシュールさを実感するうえで非常に重要なわけで。なんだかややこしい説明になっちゃいましたが、このモードの吹き替えも、ぜひお聞き逃しのないように。
▲ゾンビを倒した際にキャラクターが発する奇妙なセリフや、謎のバス運転手によるユーモラスなアナウンスも、すべて日本語で楽しめます。 |
→ベテラン声優陣の“凄み”が感じられる演技に酔いしれる(2ページ目)
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