2013年1月11日(金)
本作のメインモードとなる“ストーリーモード”の出来も、ものすごいことになっています。何しろ、善悪18ヒーロー全員分のストーリーが用意されているので、それらを遊び尽くそうとすると、総プレイ時間は100時間以上という大ボリューム! 自分はそれなりに格闘ACTが得意なのでサクサクと遊んでいますが、それでも1キャラをクリアするのに数時間はかかっています。
さて、“ストーリーモード”の魅力と言えば、なんと言っても、作品の枠を超えたクロスオーバーな展開です。しかも、そういったイベントの多くは、それぞれの原作ファンならば、思わずニヤリとするようなエピソードやセリフをもとに作られたものばかり。原作ではありえなかった組み合わせが、ストーリーをよりいっそう盛り上げてくれます!
▲熱い拳を持つ格闘家ゴッドガンダムが、魂がこもったウルトラマンメビウスの拳に反応する。熱い友情が結ばれるのか!? | ▲かつて文明を滅ぼしたという“月光蝶”だけに、物事の終わりこそ美しいと考える恐竜グリードが興味を示すのは必然だった。 |
本作においては、JUSTICE(善側)ヒーローだけでなく、VICE(悪側)ヒーローも主役となっているのがポイントです。具体的なストーリーはまだ詳しく明かせないですが、善側はもちろんのこと、悪側のシナリオもかなりおもしろいものとなっています。己の欲望に忠実なダークヒーローたちが、個人的な目的のために協力したり利用したりと、素敵に悪っぽい物語が展開します。これはもう、ぜひご期待ください!
▲強大な力を持つダークザギの力を得て、マスターガンダムは何を企むのだろうか? | ▲悪同士とはいえ、必ずしも手を組むわけではない。時には敵として叩き潰さねばならない! |
そんなこんなで本作の見どころをピックアップして紹介してきましたが、キャラクター表現、格闘ACT、カード、クロスオーバーするストーリーなどが見事に融合を果たしている部分に驚かされました。『ウルトラマン』『仮面ライダー』『ガンダム』シリーズのファンだけど、格闘ACTは苦手……なんて人にもしっかりとオススメできるゲームになっています。細部に散りばめられた“原作愛”がたまりませんね。
格闘ACT好きの人が遊んだ場合、セオリーに慣れるまでは少し違和感を覚えるかもしれませんが、ルールを把握すると新境地が見えてきます。自分も最初は「なんで“タカカンドロイド”でオレの完璧なコンボがカットされるんだよ! インチキだ!」とか怒っていましたが、そういったカード効果を使いこなしたうえでの駆け引きが楽しくなってくるんですよね。今では、吹き飛ばし系のカードを使う効果的なタイミングを探しつつ、いかに温存するかを含めたプレイ感覚に慣れちゃいました(笑)。
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※画面は開発中のもの。
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