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2013年1月18日(金)

【週刊アクセル・ワールド】タクム役・浅沼晋太郎さんに『加速の頂点』で気になるタクムについて直撃!

文:てけおん

 バンダイナムコゲームスから発売されるPS3/PSP用ソフト『アクセル・ワールド』シリーズの最新情報をお届けする特集企画“週刊アクセル・ワールド”。その第30回をお届けする。

 発売まであと2週に迫ったPS3/PSP用ソフト『アクセル・ワールド ―加速の頂点―』は、川原礫先生が執筆する電撃文庫『アクセル・ワールド』と、TVアニメ『アクセル・ワールド』をもとにしたSLG。シナリオは川原先生が総監修を行っている。プレイヤーは、物語の主人公・ハルユキとなって、タクムやチユリ、黒雪姫といった《ネガ・ネビュラス》のメンバーたちと交流しながら、学園生活を楽しんだり、《加速世界》で戦ったりしながら、《加速世界》の頂点を目指すことになる。

 PS3/PSP用ソフト『アクセル・ワールド ―銀翼の覚醒―』に続くゲーム化第2弾となる本作は、前作以上にオリジナル要素が豊富で、原作とは異なる“もう1つの『アクセル・ワールド』”が体験できる作品だ。今回は、主人公・ハルユキの親友であるタクムを演じる、声優の浅沼晋太郎さんへのインタビューをお届け。『加速の頂点』におけるタクムの活躍や浅沼さんのプライベートについてなど、いろいろお聞きしてきた!

『アクセル・ワールド ―加速の頂点―』 『アクセル・ワールド ―加速の頂点―』
▲声優だけでなく、脚本家や演出家、コピーライター、デザイナーなどマルチな才能を発揮する浅沼さん。声優としての代表作は『ZEGAPEIN -ゼーガペイン-』のソゴル・キョウ役や『四畳半神話大系』の“私”役など。ダンデライオン所属。

■ついにタクムに注目が!? ディザスター化したタクムはどうなるのか?■

――まずはTVアニメ2クールでタクムというキャラクターを演じてみて、いかがでしたか?

 僕はメンタルの弱いキャラを演じることが多くて、タクムもどちらかというと、そういうところが多い印象でした。それでも、途中からタクムの立ち位置が変化していくのが、演じていておもしろかったですね。『アクセル・ワールド』では、2クール分のアニメの収録だけでなく、ゲーム2本の音声を収録し、ラジオやイベントといろいろやりましたが、あっという間に時間が過ぎていった感覚でした。それに今年の2月にはイベント(※AW×SAOオフラインミーティング3)も開催される予定ですし、まだ『アクセル・ワールド』が終わったという実感がつかめていないんですよね。物語的にもこの先がまだあるわけですし、アニメも次があることを僕自身が願っているわけですけど!(笑)

黛拓武(CV:浅沼晋太郎)
『アクセル・ワールド ―加速の頂点―』
▲主人公・ハルユキやチユリの幼なじみ。かつてハルユキたちに対して屈折した感情を抱いていたが、とある事件を経て和解。その後《ネガ・ネビュラス》に加入した。

――“次”というのは、ファンの皆さんも願ってやまないところだとも思います。続いて、もし自分がバーストリンカーになったとしたら、どんなデュエルアバターになるか聞かせていただけますか?

 デュエルアバターって自分のコンプレックスから生まれてくるんですよね。だったら、“ものすごく方向感覚が優れたデュエルアバター”になると思います。僕ってありえないほど方向オンチなんですよ(笑)。駅を出たら新宿方面にとか、北に向かってくださいとか案内されても、「それがそもそもどっちの方向なの?」と把握できないくらいの方向オンチなんです。だからおそらく、相手の位置を常に把握したりするような、索敵能力や照準の精度が高い、遠距離攻撃型のアバターになるのかなと。だったら色は赤系ですね。

――《加速世界》に入ったとしたら、仲間と一緒に遊ぶのか、それとも《レベル10》を目指して戦っていくのか、どっちのタイプだと思いますか?

 対戦ゲームが得意ではなくて、特に知らない人とプレイするのが苦手なんですよ。だから、リアル割れしている知り合いとまったり遊んでるんじゃないかなと。《アキハバラBG》でギャラリーとして楽しんでいる気もしますね(笑)。

――『アクセル・ワールド』関連のイベントなども多数参加されていますが、特に思い出深かった出来事などは?

 “AW×SAOオフラインミーティング”で、同じ川原先生が原作を手掛けた『ソードアート・オンライン』組と戦えたのはおもしろかったです。

――次はゲームのことをお聞きしますが、『加速の頂点』はアニメで描かれたところ以降の物語が描かれるわけですが、そのシナリオをお読みになられていかがでした?

 まずは「よし!」とガッツポーズでしたね(笑)。アニメ本編では立ち位置的にいじられキャラというのが定着してきたので、それはそれでおいしいと思っていたんですが、たまにはカッコイイところも見せたいと思っていたところに今回のお話がきたので、これはチャンスだなと。アニメ第5話以来な気もしますけれど、久々にタクムのカッコイイところを見せられると思います。

――最初にシアン・パイルがシアン・ディザスターになると聞いた時は、どう思われました?

 クロム・ディザスターというのはアニメの途中でハルユキが寄生された鎧で、それをゲームでシアン・パイルが装着するということは、最初の段階で聞いていました。ですから、シアン・ディザスターになるということは、ある程度予想していたところではありました。ただ、ゲームの音声を収録する段階では、まだシアン・ディザスターのイラストは見ていなかったんですけど、実際に見てみると、まさかここまでとは(笑)。それに、シアン・ディザスターにはどこかブルー・ナイトの面影があったりするのもおもしろいですよね。ラスボス直前の最終装備のような(笑)。

『アクセル・ワールド ―加速の頂点―』 『アクセル・ワールド ―加速の頂点―』
▲『加速の頂点』では、タクムは《災禍の鎧》に寄生され、ディザスター化。シアン・ディザスターとしてハルユキたちの前に立ちはだかることになる。

――シアン・ディザスターの演技は、シアン・パイルと比べて変化しているのでしょうか?

 いえ、あまり変わりすぎると違うかなと思ったので、演技自体に大きく変化をつけているわけではありません。ハルユキもそうでしたけど、クロム・ディザスターに飲み込まれそうになった時に、なんとか自分でコントロールできないかという葛藤があるんですよね。そこを表現するためにも、ストレートに悪い演技をするわけではなく、ちょっと微笑みが消えているような感じのタクムを演じさせていただきました。

 狂気に走ったキャラクターだと知性が消えることも多いんですけど、タクムの場合はそうではなくて、知性を感じさせながらちょっと狂気をはらんでいるような、そんなところを意識して演じていました。むしろ狂気度でいえば、アニメ第5話のタクムのほうがヤバイ気がします(笑)。ですので今回のタクムは、“何を考えているのかわからない怖さ”が出ていると思います。

――『加速の頂点』で気になる部分とか、楽しみにしている部分はどこでしょうか?

 他の声優さんがどんなセリフをアフレコしているのかが楽しみです。アニメと違ってゲームって基本は1人で音声を収録するので、他の人の反応がわからないんですよね。アニメのその後の物語なので、あまり話せなかったフーコや、ゲームに登場する新キャラとの会話も楽しみですね。

――ゲームではいろいろなヒロインとデートができたりするわけですが、浅沼さんがプレイするとしたら、まずどのヒロインをデートに誘うと思いますか?

 僕がハルになったとしてですよね? うーん、誰だろうなぁ。それぞれのキャラごとに見ていたいところがいっぱいありますよね。パドさんだったら、あの口数の少なさでどうやってデートするんだろうとか、ニコだったらデレるところを見てみたいとか。実際プレイしてみないとわからないですね(笑)。

――ちなみにタクムエンド的なものは……?

 タクムとハルユキの友情エンドがありますよ(笑)。

『アクセル・ワールド ―加速の頂点―』
▲友情エンド……どんな形で終わるのかとても気になるところだ。

  →浅沼さんのプライベートについて聞いてみた!(2ページ目へ)

(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/AW Project (C)2013 NBGI
※画面は監修中及び開発中のものです。

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データ

▼『アクセル・ワールド -銀翼の覚醒-』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PSP
■ジャンル:SLG
■発売日:2012年9月13日
■希望小売価格:6,280円(税込)

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