『カードファイト!! ヴァンガード』ってどんなゲームなの？ ブシロードに行ってドクター・オーにルールを教えてもらいました

文：カネキング

　ども、電撃オンラインのトレーディングカードゲーム好き編集・カネキングです。トレーディングカードゲーム（TCG）って、「タイトルは知っているけど、具体的にはどういうゲームなのかよく知らない」ということがありませんか？

　僕は、アニメが話題になっていたり、雑誌やゲームの特典としてカードが付いてきたり、CMを見たり……と、タイトルを知る機会はよくあるのですが、遊んでいないゲームについては、具体的なルールを知らないことが多いんですよ。

　そこで、この記事ではそんなTCGを実際に遊んで、そのプレイレポートを掲載していきたいと思います！　反響次第で、連載にできたらいいなぁ……なんて考えつつ、まずは第1弾として、ブシロードさんから発売されている、『カードファイト!! ヴァンガード』をご紹介することにしました！

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　なぜ『ヴァンガード』なのか。『ヴァンガード』は、TVアニメが1月から新展開を向えておりまして、それにあわせてトライアルデッキ2種が1月26日に発売されたばかり。つまり、アニメもゲームも、新規参入するのにピッタリのタイミングなのです！　今が旬のカードゲームと言えるでしょう。

　さて、そんな『ヴァンガード』ですが、遊ぶならやっぱり最新の構築済みデッキがいいですよね。それに、教わるならルールをよく知っている人がいい。というわけで、直接ブシロードさんに電話を掛けたところ、“ヴァンガードにすべてを捧げた男”こと、ドクター・オーが直々にファイトしてくれることになりました！　『ヴァンガード』の先生として、これ以上の人はこの宇宙に存在しないでしょう。

　『ヴァンガード』はどんなゲームなのか。そもそも今から新規に始めて大丈夫なのか。そんな気になる部分も、まとめて取材していきたいと思います。それではドクター・オー、よろしくお願いします！

▲“ヴァンガードにすべてを捧げた男”ドクター・オー登場！　『ヴァンガード』を教えてもらってきました。

　今回ファイトに使ったデッキは、トライアルデッキ『聖域の解放者（リベレイター）』と、『帝国の抹消者（イレイザー）』。『聖域の解放者』は、アニメの主人公・先導アイチくん、『帝国の抹消者』は、アイチくんのライバルである櫂トシキくんが使う使うカードが入っているデッキです。ドクター・オーによると、このデッキは実際にアニメの中で2人が使っているものになっているのだそう。なるほど、このへんの“なりきり”感も『ヴァンガード』の魅力というわけですね。

▲発売したての新商品。構築済みのデッキになので、初心者はまずこれを買うのがオススメです。

■ライドしてアタックしてデッキをめくる！――簡単で奥深いルール

　では早速ファイトしたいと思います！　『聖域の解放者』のほうがより初心者向きだそうなので、そちらを使ってみます。

　このゲームは、プレイヤーの分身である“ヴァンガード”1人と、それを守る“リアガード”を最大5体までフィールドに呼び出して攻撃し合う対戦型のTCGです。相手の“ヴァンガード”へのアタックのみがダメージとなり、合計6点ダメージを与えれば勝ちとなります。

　ドクター・オーいわく、“学校”にたとえるとわかりやすいそうです。まず自分はクラスのリーダー。毎ターン学年が進級していって、同学年の生徒や後輩たち5人と一緒に相手のリーダーを倒せば勝ち。戦うのは基本的に高学年の生徒たちで、後輩たちは後列から先輩を応援してくれるといった感じです。なんとなくわかりましたか？

　では、まずゲームの準備から行きましょう。フィールド中央のヴァンガードサークルに、グレード0の“ヴァンガード”を裏向きで配置してからデッキをシャッフルします。“グレード”については後ほど説明します。

　そして、デッキから初期手札を5枚ドロー（カードを引くことです）。ここで、いらないカードを最大5枚までデッキに戻し、シャッフル後に引き直すことができるそうです。そしてじゃんけんをして、勝った側が先行！　僕が勝って先行になりました。

▲セッティング完了。いよいよファイトが始まります！　ちなみに、トライアルデッキには写真のプレイマットも付いています。

　いよいよファイト開始です！　「スタンドアップ！　ヴァンガード！」と宣言して、ヴァンガードをオープン！　ちなみに、「スタンドアップ！　“ザ”・ヴァンガード！」と、“ザ”を入れても入れなくてもいいそうです。

　まずは“スタンドフェイズ”と言って、横向きになっているカードを縦にするフェイズからです。ユニットは攻撃をしたりすると横になるのですが、今回は1ターン目なので何も起こりません。続いて1ドロー。TCGではおなじみの動きですね。その次は、いよいよカードをフィールドに呼び出すフェイズです。ここからが大事ですよ！

　まず、“ヴァンガード”は、1ターンに1枚まで、“1つ上のグレードまでのユニット”を重ねてパワーアップができます。これを“ライド”と言うらしいです。学校のたとえで言うと、“進級”の部分ですね。ということで、グレード0のユニットにグレード1を重ねてライドします！

▲グレード0から1にライド！　毎ターン1つずつグレードを上げていけるのが理想ですね。

　さらに、“ヴァンガード”のグレード以下のカードを、“リアガード”として周囲に配置できます。つまり、“ヴァンガード”をより強いグレードのユニットに“ライド”！　そして仲間を周囲に配置！　という流れですね。配置する陣形も決まっていて、前列3体、後列3体の3×2の構成です。前列中央がヴァンガードのポジションで、実際にアタックを行うのは前列のユニットのみ。後列は前列のサポートをするユニットを配置するわけです。

▲最終的には、こんな感じの盤面を目指します。

　先攻1ターン目は攻撃できないそうなので、これでターンエンド。ドクター・オーのターンになります。スタンドアップフェイズ（まだ何も起こりません）→ドローフェイズときて、ヴァンガードをグレードアップ！　0から1になり、状況はこちらと同じになりました。続いてリアガードをヴァンガードの後ろに配置して――いよいよアタックです！

→カードをめくってドキドキ！　アタックの攻防を解説（2ページ目へ）

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関連サイト

• 『カードファイト!! ヴァンガード』公式サイト