2013年2月6日(水)
lightから、2013年4月25日に発売されるPS Vita用AVG『神咒神威神楽 曙之光(かじりかむいかぐら あけぼののひかり)』。そのゲーム概要と新規要素を紹介する。
▲通常版パッケージ | ▲初回限定版パッケージ |
本作は、美少女ゲームブランド・lightから2011年9月に発売されたWindows PC用ソフト『神咒神威神楽』のPS Vita移植作。神州・葦原中津国を舞台に、化外(けがい)との戦いを描いた“和風剣戟アドベンチャー”だ。シナリオは、3作からなる“座”シリーズを手掛けた正田崇さんが、原画は『タペストリー ‐you will meet yourself‐』や『Dies irae』のGユウスケさんが、音楽は与猶啓至さんがそれぞれ担当している。
移植にあたって、正田崇さんが手掛ける“如月の章”、“弥生の章”、“箱根の章”、“龍明の章”、そして“まだ見ぬ新たなる終幕”の全5章を完全新規シナリオとして収録。それにともない、Gユウスケさんによる完全新規グラフィックが追加されている。
第3報となる今回の記事では、作品の概要や登場キャラクター、新規イベントCG、新規立ち絵などをまとめて紹介する。また、電撃オンラインでは本作を発売まで特集する特設ページを公開中だ。こちらもあわせてチェックしてほしい。
正田崇さんが執筆する、神様の“座”を巡る戦い描いた3作品『PARADISE LOST』、『Dies irae』、『神咒神威神楽』を“座”シリーズと呼ぶ。
『Dies irae』では、前作の『PARADISE LOST』をプレイしていなくても問題なく楽しめたが、『神咒神威神楽』は『Dies irae』の要素が多分に含まれており、実質『Dies irae』の続編と呼べる作品に仕上がっている。『Dies irae』をプレイしたことがない人は、発売前にPSP/PC『Dies irae ~Amantes amentes~』をプレイしておくことをオススメしたい。
▲主人公の1人・凶月刑士郎は、『Dies irae』で敵として登場したヴィルヘルム・エーレンブルグの転生体だ。その他にも、『Dies irae』をプレイしていると楽しめる要素が数多く含まれている。 |
▲本作は外来語を一切使用していないため、テキストが縦書きで表示される。 |
建国の起源を遡れば、異形討伐の戦に行き着く神州・葦原中津国。諸将が天子の奉戴を競い合い、数多の血が流れた動乱の時代は、国土の東半に未開の領域が広がっている事実が明るみに出たことで、急転直下を迎える。
東征戦争。
建国の英雄憚になぞらえて、東地を制した者こそが天下を握れる。そうした野望に取り憑かれ、侵攻した諸将たちは、しかし東の軍勢によって敗れ去った。それは常軌を逸したものであり、人知を超えた魔であったという。
そして三百年。
敗北の事実と国家の疲弊を諸外国に悟られぬよう、鎖国体制に入っていた神州だったが、東から流入する陰気の汚染と開国を迫る外異を前に、今や存亡の危機にあった。
ゆえに陰気を払うべく、そして列強とわたり合うべく、ここに再度の東征が幕を開ける。
負けられぬ戦い。
湖に塩は不要。
それが混ざれば必然として戦が生じる。これは紛れもない生存競争。征夷の将となった久雅竜胆は、汚染によって半異形となった者らを率いて空前の戦に身を投じる。
その果てに、彼らは一体何を見るのか。
(C)2013 light
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