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2013年2月19日(火)

『車輪の国、向日葵の少女』を紹介する義務を課せられたアフィリア・サーガのユカフィンさんに作品の魅力を聞く

文:ごえモン

 MAGES.のゲーム&音楽ブランド5pb.から、2月28日に発売されるPS3用ソフト『車輪の国、向日葵の少女(以下、車輪の国)』について、学院型ガールズボーカルユニット“アフィリア・サーガ”のメンバーであるユカフィン・ドールさんにインタビューを行った。

『車輪の国、向日葵の少女』
▲ユカフィン・ドールさん。

 本作は、重厚な世界観をやわらかいタッチで描いた同名のPC用ソフトを移植したもの。本編シナリオに加えて、ファンディスク『車輪の国、悠久の少年少女』のメインシナリオである“法月編”も収録。以前に発売されたPSP版/Xbox 360版で追加された主題歌やグラフィックなどの要素をすべて収録している。

『車輪の国、向日葵の少女』 『車輪の国、向日葵の少女』

 『車輪の国』が大のお気に入りというユカフィンさん。そんなユカフィンさんが、なんと“ヒロインのコスチュームを着て『車輪の国』を紹介する義務”を課せられてしまったというのだ。そんな知らせが届けば、ユカフィンさんのコスプレを見に……もとい、作品に対するユカフィンさんの思いを伺うのもメディアの義務ではなかろうか? いや、必然だ! ……というわけで、早速MAGES.に訪れ、作品との出会いや好きになった理由、魅力などをユカフィンさんに聞いてきた。

■『車輪の国』は女の子がプレイしても楽しい作品

――本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、ユカフィンさんはなぜ『車輪の国、向日葵の少女』をプレイしようと思ったのでしょう? まずは作品との出会いを教えてください。

 私はこういう美少女ゲームってやったことがなかったんです。でも、以前に私たちアフィリア・サーガが、あかべぇそふとつぅさんのライブに出演(※1)させていただいた時に、たくさんの美少女ゲームの主題歌を歌われている方々の後ろでPVが流れていて、それを「なんか楽しそうだな」って見ていたんです。

 そこで、美少女ゲームというジャンルを知って、やってみたいなと思っていました。普段、私たちはお店で働いていて、その時はアフィリア・シェリーズ(※2)で働いていたんですが、お店にあかべぇそふとつぅさんのファンの方がたくさんいらっしゃったんです。そこで一番オススメされたのが『車輪の国』でした。

※1……アフィリア・サーガは、2010年6月3日に発売されたXbox 360版『W.L.O. 世界恋愛機構』の主題歌『ワタシ☆LOVEな☆オトメ!』を歌っている。

※2……カフェ&レストラン“アフィリア・グループ”。現在、ユカフィンさんは新宿店に勤務している。

――きっかけはお店にいらっしゃったお客さんだったんですね。

 そうなんです。皆さんから、『車輪の国』という名前を結構な頻度で聞いていたんです。それで「やってみたいな」となんとなく思っていたら、PSPに移植されることが決まって。その瞬間に、担当のプロデューサーさんに「ぜひ、やらせてください!」ってお願いしました(笑)。

――実際にプレイしてみていかがでした?

 あらすじを読んだだけで、なんかゾクゾクして楽しそうだと思っていました。一見すると、美少女たちが登場する普通の恋愛ゲームなのかなって思っていたんですけど、プレイしてみたらグイグイ世界観に引き込まれて。鳥肌が立つような伏線もいっぱいあって、たくさん泣いたし、物語も映画みたいで「このゲームスゲー!」って思いました(笑)。

『車輪の国、向日葵の少女』 『車輪の国、向日葵の少女』

――ユカフィンさんは美少女ゲームが好きというイメージがあったのですが、『車輪の国』が美少女ゲームをプレイするきっかけだったんですね。

 いえ、実はPC版の『暁の護衛』(※3)を先にやっていました(笑)。

※3……美少女ゲームブランド・しゃんぐりらから発売されたPC用ソフト。『暁の護衛』、『プリンシパルたちの休日』、『罪深き終末論』の3作からなるシリーズで、5pb.からは3作をまとめた『暁の護衛 トリニティ』が発売されている。

――なるほど(笑)。その次に『車輪の国』をプレイしてみて、美少女ゲームは好きになりましたか?

 はい、好きになりました! 次にやるゲームを決めてしまうくらい。やっぱり、『車輪の国』は“女の子がやっても楽しい”っていうのが、一番すごいと思います。物語もすごく衝撃的ですし。

――衝撃的ですよね。ラストの2人の攻防というか、騙し合いも最高に盛り上がります。

 呼びかけられているところも、本当に私のことだって思っていましたし。「そうだろ?」みたいに話しかけられても、全部「うんうん」って聞いていたんですけど、まさか! ……これはネタバレになっちゃうから、あんまり言えないんですけど。

――昔は、登場人物がプレイヤーに話しかけてくる作品が多かったので、私もなんの違和感もなく楽しんでいました。

 そうなんですね。私、初めてだったから、てっきり自分に向かって言っているんだと思っていたら……そこで一番鳥肌が立って、「うわぁー!」ってなりました。

――あれはゲームだから効果的な展開ですよね。ちなみに、『G線上の魔王』(※4)はプレイしました?

 まだプレイはしていないんですが、「『車輪の国』とは少し違うけど、とてもおもしろいよ」ってお客さんから同時に聞いていました。

※4……あかべぇそふとつぅから発売されたヒューマンドラマアドベンチャー第2弾。『車輪の国』と同じく、るーすぼーいさんがシナリオを執筆している。

――アフィリア・シェリーズには、あかべぇそふとつぅさんのファンが集まっていたんですね。

 でも、アフィリアにいらっしゃる人って、こういうゲームに詳しいんですよ。そういう人たちにオススメを聞くと正解が多くて、『車輪の国』と『G線上の魔王』の2つはお客さんから名前が一番挙がっていました。

――そうなると、『G線上の魔王』もぜひ移植してほしいですよね(チラッ)。

 ね! 移植したら楽しそうですよね。移植しちゃえ!(笑)

→法月のとっつぁんの声に安心感がある(2ページ目)

(C)AKABEiSOFT2/(C)2013 MAGES./5pb.

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